人の心が読めたら
好きな人の気持ちを知りたい。
あの人が今何を考えてるのか知りたい。
仕事相手の本当の思惑を知りたい。
私のことをどうおもってるんだろう。
いつだって、誰だって
その領域を侵せないのが「心」
あの人の心を読めたらどれだけ楽だろう。
こんなにも一喜一憂せずに済むのに。
相手の考えてることが分かれば
今後のビジネスもスムーズに進めれるのに。
生きていればこんなことを思わずには
いられない時が必ず来る
どんなにウソ発券機で嘘か本当かを
見分けることができたとしても
その先の真実、その奥にある気持ちまでは
誰にもAIにも見抜くことはできない。
相手の考えてることが分かれば
この世の大抵のことで苦労することは減る
だけど、人の心が丸裸になったとき
見えなくていいこと
見たくないことも必ずあるということ
見えない、読めないからこそ
人は喜びを知ることができる
それはサプライズだったり感動だったり。
人は必要以上に傷付かずに済む
それは心に渦巻く膨大な負の感情に。
ふと、考え事をしていたとき頭に浮かび
あらためて心や頭の中が
誰にも侵せない”唯一の場所”でよかった、と。
私は思う。
もし、人が人の心の内や頭の中を
全て理解できてしまうようになれば
人はある意味「人」でなくなるし
つまらない世界なんだろうなって。
どんなに時代やテクノロジーが進化しようとも
死ぬまで不完全な人でありたい。
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