困っている人を助けるのが仕事の基本。でもそれは自分軸があってこそできること。
週3正社員、副業、複業、パラレルワーカー、起業、マイクロ法人企業、フリーランス、いろんな働き方が選択肢に上がってきた時代です。よりどりみどりの選択肢が増えると余計に選べない現象に陥っている人もいるんじゃないかなあと勝手に想像。。というか、それ私なんですが。
たまたまブックカフェで出会った本。
"人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方"
松浦弥太郎著
好きだなあ、弥太郎師匠。勝手に師匠と呼ばせていただいています。
仕事の基本は困っている人を助けること。
そんな基本的なことをどこかに置いて、ひたすら自分の内側にあるものに向き合っている最近だった。自分のCAN(できる), WILL(やりたい)の重なる部分はどこなんだ〜なんて"誰かのために"という視点がすっぽり抜けていた。
感動してくれる人、信用してくれる人、
喜んでくれる人、そういう人を
日々増やしていくよう努力する
とはいえ、目下必要なお金もあったり、お金があるならやってみたいこともある。同じ仕事をしててもどこのマーケットや会社にいると時給単価が良い悪い、などある程度の計算や下調べもできるほど年齢は重ねている。
論理と気持ちの狭間で揺れ動きながら、ふと自分の転職について思い出したことがある。
やりたいことが評価される場所に行く
これに尽きる。
業務改善が得意です!この会社のあらゆるものを効率化して本来ウチでしかできない価値提供の仕事に集中できる環境を作ります!個人が持っているポテンシャルを最大限有効活用できる職場にしたいです!
例えばこのスキル、スタートアップのこれから事業を作っていく会社に必要なことなのかな?それより優先してやるべきことあるよね?
例えばこのスキル、衰退産業のリストラ必須な会社に行ったらどうだろう。業務改善という仮面を被ったリストラ大臣としての仕事が待っているだろう。
市場、会社の規模、フェーズをよく理解し、その仕事(スキル)の社内優先順位を見極める。
組織開発の仕事がしたい!と言ったって、伸び盛りの30人規模のベンチャーの人事業務ってまずは採用、労務、制度作りその他もろもろを1人でやるなんてことがザラ。
本当に、組織開発の仕事それだけに集中して取り組める環境なのかどうかはよく考えること。ってそれ私の反省なんですが。
やっぱり自分のやっていることが評価される(必要とされる)って嬉しい。自己満足ではなく、それが大事だ、って言ってもらえてる状態を続けながら働けることって幸せに働けるコツなのかなと思う。
たまにゴッホみたいに誰にも評価されなくても絵を描き続けることができる人っていると思いますが、そんな超人に誰もがなれるわけじゃないよね。
新しい市場を作るときは、始めてすぐ評価されるって難しいことだと思うけどいつ頃までには評価される体制にできるか、ある程度は算段つけておきたい。プロジェクトX級のどでかいプロジェクト抱えてる方々はこんなセコイ勘定忘れてください 笑
困りごとと自分のできることの付け合わせ
困りごとをどの規模で考えるか。世界の何処かでの困りごと、社会での困りごと、〇〇業界の困りごと、半径5メートル以内に見える困りごと。
人々はいくつもの失敗を繰り返し、より良くなろうと成長を続けています。COP26での採択を実現したいのか、日本の貧困に働きかけたいのか、世の中の暮らしをアップデートするようなプロダクトを作りたいのか、今周囲にいる人たちを幸せにしたいのか、、こちらもたくさんの選択肢があり正解はありません。
現在、子育て中であるのでついつい周辺の人(こども)の幸せを中心に考えてしまう傾向にある母です。半径5メートルで平和に幸せに・・ただこの子供中心の生活ってあと10年くらいで終わっちゃうんですよね。中学から全寮制とかに行っちゃったらもう10年切ってる。
私個人として何が楽しいんだっけ?誰の困りごとを解消するのが嬉しいんだっけ?というのは常に問い続けていきたい。
それが実現できる会社に勤められるのであれば、最高。
ないなら作ってみるっていう試行錯誤も、最高。
人にはGIVEできた。自分がTAKEしたいものは?
異動した、転職した、企業した、などできたと仮定しましょう。自分のスキルが誰かの『困りごとを解決できる』役に立つことがわかった。
じゃあ、そこから自分が得られるものは何?やっぱり最後はここに戻ってこないとつづかない。いくら報酬は要りません、と言ったって日々の暮らしがままならないなら、その困りごともいつか解決されない日が来るのだ。
仕事ってボランティアじゃないんでちゃんと報酬を受け取ることが大事。もちろんその報酬はお金だけじゃない。
お金、地位、信用、経験、新しい知識、実績、人との繋がり、貢献している喜び、etc.
何が大事か優先順位を柔軟に入れ替えながら、人生のフェーズにあった働き方を模索していける身軽さが欲しいところ。
パートナーや生計を共にしている人がいたりいなかったり、子供がいたりいなかったり、住む場所変えたり変えなかったり、莫大な資産を相続したりしなかったり、病気になったりならなかったり、介護が必要になったりならなかったり、いろんなことがあると思います。
当たり前に大企業が倒産し、これまで考えられていた直線上に連なっている人生はとっくに終わっています。人生100年時代において、自分が幸せと思える選択を積み重ねること。自分の微かな違和感に正直であること。小さな選択の積み重ねがやがては自分の資産(負債)になっていく時代なんだと思います。
誰かの役に立てるから、って自分を犠牲にしすぎても残るものはありません。痛い勉強代を払って少し賢くなるかもしれない。でも、あなたの(わたしの)失った時間は戻ってきません。
奉仕の精神もほどほどに。
自分自身の反省とこれから
反省することありすぎでどこから手をつけたら・・・笑
今いちばんやり直したいと思うのは、もう少し自分の気持ちや幸せボタン、少しの違和感を大事にすればよかったということ。
そして、自分軸を先に考えてから他人のことを考えたらよかった、と思う。
ロジックだけで自分の人生を決めたらあかん。そのロジックって大抵他人が決めたもの。
他人軸ではなく、自分軸で生きよう。
ま、結局はほどよいバランスが一番大事です。
結論、ふんわりしちゃったなぁ。
つづく🍎
今回のインスピレーションを受けた本はこちらでした。
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