見出し画像

~ぞろ目恐怖症~

小学3年生の時、入院してた
夏休み丸々小児病棟で過ごしたんよ(*_*)
急性腎炎の疑いやったかな?

腎炎になった訳ではなく尿たんぱくの数値が高いって事で
1度入院しましょうってなったらしい
なので急性腎炎の疑い←後ろに疑いの文字が付く

なんで尿にたんぱく下りたのか?
もともと塩辛いものが大好きだった私
病院行く前日もおばあちゃんお手製イカの塩辛を
1瓶の半分くらい?いやもっとかな?食べたのだ・・・

店で売ってるような鮮やかなピンク色ではなく
ちょっと土気色のようなおばあちゃんの塩辛
本当に毎回美味しくて(*^_^*)
おばあちゃん死んでからスーパーで売ってるあのピンク色の塩辛食べた時はあまりの別物っぷりにびっくりした(/ω\)

これほんまに塩辛なん???

毎回おばあちゃんが作ってくれる塩辛は
ネスカフェゴールドブレンドの瓶に入ってた♪
他にもおばあちゃんが持ってきてくれた物は
フレンチトーストはマーガリンの空き容器に
黒豆はアオハタジャムの瓶に
ナスの古漬けは楕円のアルマイトの弁当箱に入ってた
懐かしいなぁ・・・

まぁそれを半分近く食べたんやから塩分も結構あってか
その日の尿検査に見事引っ掛かり
即日入院することに・・・

私は小児病棟の4人部屋で
私のベットの前には中学校入る前のちょっとお姉さんが居てた
隣と斜め前は誰か居たんやろうけど全く記憶に無いわ・・・

小児病棟は子供ばっかなので、夜になっても廊下走るしかくれんぼするし
泣くし喚くしとにかく修学旅行の夜みたいな状態が毎日続いてた

私は前のおねえさんとすぐに仲良くなり
夜も消灯ギリギリまで彼女のベットでよく話をしてたな~

ある時、その彼女が
4時44分とか5時55分とか同じ数字が並ぶ時間に
柱に背中をくっつけると違次元に行って戻ってこれなくなるんだよ~

って話をしてくれた

彼女にしてみればちょこっとだけ怖い話やったかもね
でも私は本当にビビリで、よく両親にも
あんたは石橋叩いて叩いてこれでもかってくらい叩いてから安全確認して、さぁ渡ろうってなったら叩きすぎてヒビ入ってるかも知れへんから止めておこう!ってタイプ
とずっと言われ続けてきたほどのチキンやった

その日からぞろ目が苦手になり
ぞろ目どころか柱にもたれ掛かることが出来なくなってしまった私
だって異次元行ってもうたらどうなんの??
絶対に異次元には行かんと思うけど試す勇気も無い・・・
で、何故か私が時計見るとだいたいぞろ目やねん
何で??
小さい頃の記憶ってほんまに絶大やわ( ;∀;)

その後は夏休み中に退院できて
数年は病院に通ったけど今では全く問題なくなりました!
でも調子崩したり塩辛い物食べ過ぎると尿に出る(*_*)

退院してからの数年
毎月1回病院に通ってたんやけど
小学校までおじいちゃんが迎えに来てくれて自転車の後ろに乗り
おばあちゃんがお昼ご飯食べさせてくれてその後電車で病院へ
夏のあっつい日も雨が凄まじかった日も
本当にありがとう

今改めて思い出すと
小学校からおじいちゃんの家まで結構距離あった
私を後ろに乗せてのあの坂はきつかったと思う
おじいちゃんありがとう

お昼ご飯はおばあちゃん自家製だらけで
太刀魚の塩焼き
きゅうりのぬか漬け
野菜とあげのお浸しなど
色目は地味やったけど、どれもちゃんと作られてて美味しかった
おばあちゃんは魚はめちゃ焼かな気が済まんタイプやったから
鮭もさんまも太刀魚も結構しっかり焼けてた(焦げてた・・・)

自分が結婚してぬか床作った時
おばあちゃんのぬか漬けがどんだけ美味しかったか思い知った
お浸しなんて色目のわりに面倒だったこと
魚焼いた後の魚焼き器の手入れが面倒だったこと
ほんまにどれだけあのお昼ご飯が贅沢だったことか・・・

なんか入院中のぞろ目話から
おじいちゃんおばあちゃん思い出して長くなってしまった
お盆やからかな?
ほんまにおじいちゃんとおばあちゃんには感謝しかないわ
ありがとう(*ノωノ)


サポートして頂けるとめちゃくちゃ喜びます!!