俺の考えた最強の海外旅行法

2023年の6月から7月に20日間、正味18日のイタリア旅行を行った。行った都市はローマ→フィレンチェ→ヴェネチア→ミラノ→ナポリ→パレルモ→シラクサ→ローマ。
これについてこの旅行のノウハウや総括を整理してまとめておく。
今回は海外旅行全般についてまとめるが、旅行に必要な荷物やアプリとイタリア観光の感想は別にまとめる。

イタリア旅行レビュー

海外旅行での荷物リスト


0.海外旅行の概要

海外旅行では大きく分けて1プラン→2準備・予約手配→3実行と分けられる。
そこで自分がこれらをどのようにこなしたかを以下にまとめる。

1.プラン

まず大まかにいつ頃、どこへ、どの程度の間、どれくらいの予算行くのかを決める。
ただしこれは大まかな基準なので動いても構わない。
私の当初の概要
6月初頭から後半頃まで、イタリアに2,3週間、50万円程度
最終的なプラン
6月中旬から7月初頭まで、イタリアに20日間、80万円

次に結局旅行で何を見たいのかを決める。これでその旅行に必要な日数やスケジュールが大雑把に定まる。これを私はエクセルで管理してどの程度の日時が必要なのか整理した。
私の場合、ローマ→フィレンチェ→ベネチア→ミラノ→ナポリ→シチリア(パレルモ→シラクサ)→ローマとなった。
そこでそれぞれに何日程度使うかを割り振って旅行に必要な日時を決めた。

2.準備・予約手配

そして次に飛行機の手配。グーグルフライトで往復のチケットを調べた。当初飛行時間20時間を超えるか。30万円近い金額になるかどちらかと思っていたが、色々探っていると。15時間程度で20万のチケットを見つけたので、それに決めた。やはり重要なのは飛行時間と料金。それ以外は全ておまけ。
1プランから2準備の間に、荷物の用意なども行うが、荷物については別にまとめる。
その次にホテルはブッキングドットコムで決めた。重要なのは価格、立地、設備、サービス。立地で重要なのは都市の中心部ないし中央駅に近いホテル。ここが基地になるので駅からホテルについて荷物預けるのも、観光から帰って休むのも近いのが便利。
まあ慣れれば地下鉄乗り継ぐくらい簡単になるが、とにかく簡単に行けて簡単に帰れる場所が重要。
設備やスタッフについては、正直行ってみなければ分からない所が多い。ただ基本的にブッキングドットコムの★評価に比例している。★の低いところ6以下のホテルに行くときは相応の覚悟が必要。

また現地での観光ポイントは予め検討つけておいた方がいい。ここで私は地球の歩き方とCHATgdtを使った。
そこで行きたいポイントをリストアップして、Google Mapで最短になるようにつなぐ。そしてそのルートをGmailで送信しておいて、★をつけておく。
ルートについては、多少多めにしておいて、スケジュールを見ながら時間なければカットする方式がいい。行けなかったところは後日予備日で消化するか諦める。

https://goo.gl/maps/anfJLS6k6wF4rZUz7

3.実行

(0)総論

基本的に技術の進歩に伴い本当に旅行は簡単になっている。
出入国手続きは事前手続きとQRコードでスムーズだし、飛行機やホテルの手配も簡単だ。
観光名所の整理と観光ルートの設定もGoogle Mapを使えば、国内と同じように整理し、迷わず歩ける。
飲食店もGoogle Mapで一目瞭然だし、時刻表などもOmioというアプリを使えばYahoo路線レベルでしっかり分かる。
とにかくGoogle Mapさえあれば大体なんとかなる。

(1)空港、出国入国手続

まず概要は以下の通り。

出国
1チェックイン(オンライン推奨)→2荷物預け(キャビンだけなら不要)→3手荷物検査→4出国審査
日本を出る時、日本に帰る時には特に問題はない。
チェックインは予めオンラインチェックインしておけばいいし、日本語通じるし、手続きが極めて簡素化されているので、荷物預けて、手荷物検査して、ゲートくぐるだけ、出管は顔認証で無人だし、ゲートはQRコードでスルーだ。
日本のゲートは無人なので、出国のスタンプを自分で押さなければいけなかった。どこでどうやって押すか分からず、スタンプがないので外国の審査のときに、咎められた。
問題は外国へ入る時、外国から出る時。
入国
入国審査して、荷物受け取るだけ。
欧州の場合、入国審査は最初に着陸した空港だけで行う。
言葉や案内が分からないので結構面倒。ただ流れがわかっていれば、それほどでもないと思う。
国内線もそれほど大きく変わらないが、荷物が預けではなくキャビンになるのでそこが違いか。あとは手続きの違いと言うより空港の違いを飲み込むのが重要。とにかくオンライン審査して、離陸の2時間前に空港に着けばなんとかなる。
ただ空港手続きにはどんなに早くても30分かかるし、出発の30分前には乗り込みになるので、国際線なら2時間前、国内線なら1時間半前に空港についた方が無難だ。

(2)言葉について

言葉は最も重要なのはコミュニケーションするという意志と知恵
どうやったら自分の考えが伝わるか、どうやったら汲み取れるか。これを徹底的に相手の立場に立って考え続ける。
次にその為に何を使えるか最も重要な道具言葉カタコトの英語でも重要な武器になる。日本人は6年以上英語を勉強しているし、普段から英語はそれなりにありふれた社会で暮らしている。
ステーション=駅と分かるし、ウォーター=水、イエス=はい、ノー=いいえと分かる。
そして相手も観光地で働いている人だから聞かれることは大抵一定だから聞かれ慣れてることを聞かれ慣れている形で聞いて、いつもどおり答えてもらうことがベスト。
だからトイレの場所を知りたい時は「ウェア イズ トイレ?」で通じる。
それでもどうしても難しいシーンはアプリで解決する。少し複雑な話を伝えるには、VoiceTraという翻訳アプリを使った。これで予め伝えたい言葉を翻訳しておき、それを読んでもらった。
文字についてはグーグルレンズの翻訳機能が便利だ。レストランのメニューやチケット売り場の自販機の説明、観光地の案内、ホテルの注意書きなんかはこれで対処した。

(3)海外SIMでネットを使えるように

とにかくネットを使えるようにする必要がある。今ではどこでも海外SIMが販売しているので、それで使えるようになる。海外SIMを使える機種かどうかは予めSIMフリーかどうかは調べておいた。
私はTIMの売店で購入した。SIMの取り付けなんかも売店の人がやってくれるので自分は特に問題なかった。

海外で助けてもらった人にeSIMという情報を教えてもらった。
アプリで全て対応できるし安い。近いうちにこれがスタンダードになると思う。ただし自分は対応機種でなかったので使えなかった。

海外旅行のeSIMでは「airalo」がスタンダードになると思う。

(4)都市からホテルへ

その都市について最初に行うことはホテルに行くこと。朝に着けば、荷物を預けて街に出るし、夜についたら荷物をほどいてチェックインをして明日の準備をする。

チェックインでは、大体自分の名前を言って、パスポート見せて宿泊税を支払うだけ、予めブッキングドットコムでパスポートの写真を送付していれば、省略できる場合もある。
荷解き、荷造りは荷物をグループ分けすると便利。
1.身につける物
財布、パスポート、スマホ、モバイルバッテリー、イヤホン等
2.旅行用リュック
水とガイドブック等
3.ホテルで日々使うもの
充電器、サプリ、シェイカー、ハンドタオル、洗面用具、寝巻き用短パン、アイマスク、レッグガード等
4.ノートパソコン
5.着替え(洗濯前後)
6.時々使うもの、殆ど使わないもの
薬、お土産、持っていったけど使わないと判断されたもの等
ホテル出る前に1.2.だけを持って出て、帰ってきたら1.2.の整備。そして3.を使ったり片付けたり、そして5を入れ替え。
こんな感じに荷造り、荷解きがシンプルになって、簡単になるし、忘れ物などを心配しなくて済む。

(5)各名所の巡り方

これは基本的にGoogle Mapの通りに言う通りに廻るのが一番。
ただし地球の歩き方でその都市の特徴や交通機関などは目を通しておいた方がいい。たった5分かかるそれをやらなかったせいで3時間無駄に費やした。
あと街を回る時はだいたい徒歩・地下鉄・バスで廻る。

初日は現場の相場を把握するために、お金はなるべく使わない方が良い。
観光については、前日でも現場でもいいので多少の予備情報はあった方がいい。特に歴史的な名所はどのような考えで作られたか考えながら廻るといい。
また名所についても地球の歩き方やウィキペディアで軽く調べておいたほうが、味わい深く楽しめる。現場で休憩がてら地球の歩き方やwikiを読むだけでもいい。

(6)支払い(カード・現金)

支払いはカードは使えるが、現金のみの場合や現金の方が喜ばれる場合もかなりあるので現金は一定程度持っていった方がいい。私の場合、正味18日で10万円持っていって、使い切れた。最初現金多めで支払。その後カード多めに切り替えた。ただし100ユーロ札はどこでも嫌がられるので全て10ユーロ札にした方がいい。
両替は日本の空港でやるのが一番レートがいいし楽。
カードは楽天カードは糞なので絶対別のカードを使おう。別のカードがなければ新しくカードを作ろう。
楽天カードの糞な理由1 個人旅行だと海外保険がつかない。
理由2 すぐに止められる。
理由3 海外で使うのは不自由。決済できないPINで通るときもあるがビクビクしながらカード使わなければいけなくなる。
理由4 海外アプリが一切使えない。海外でレンタル自転車やチケット購入のアプリを使おうとしたが使えなかった。

(7)食事

食事は様子を見ながら適当に…。イタリアの場合は基本ピザとパニーノ(サンドイッチ)だった。
店はGoogle Mapの評価が参考になる。
あとは通りがかりの店の雰囲気とかで入ったりした。
とにかく最初の数日は節約した方がいい。
一番コストが安いのは近くのスーパーで出来合いの食品などを購入して、ホテルで食べること。
それ以外にも気に入った店でピザとかを持ち帰って夕食や弁当にしたりした。
また日本からグラノーラを持って来たので、朝飯を用意できなかった時はそれをプロテインに混ぜて朝食にしたりした。

(8)お土産

お土産は、基本的に相場などを把握するために後半に購入した方がいい。ただし、ここでしか買えないあれば買うしかないのだが、少し財布を厳し目にした方がいい。
入国時に時間があれば少し免税店なんかを覗いておくと相場がわかって良いかもしれない。
また空港の免税店は色々売っててそこそこ安い。あまったユーロをそこで消費して足りない分をカードで支払うと無駄がない。
なお私が買ったのは以下のようなお土産。

1.キーホルダー、マグネット、ストラップ
安くて見栄えがする。小さくて場所とらない。ローマで購入したが町ごとに個性はある。(ローマおすすめ)
ストラップはバチカンの屋上で購入。小さな十字架だけど、そこそこおしゃれだしバチカンで買ったというだけで御利益ありそう。ただしストラップ部分は日本の100均の物。
おすすめ。

2.ポストカード
安い。自分が行った場所を視覚的に自然に伝えられる。場所取らない。おすすめ。町ごとに個性ある。

3.リキュール
小さいボトル。4つセットが結構安いので良かった。おすすめ。

4.グラス
ベネチアで購入。そんな5ユーロ程度でそんな高くないし、ベネチアっぽいのでおすすめ。ただ割れないか少し心配だった。プチプチ梱包してもらった上に、コピー用紙をゴワゴワにして保護+衣服などの近くに入れるなどして対応。

5.ガラス人形や置物
ガラスの動物の人形。1つ2ユーロからで大きさが変わると値段も変わる。一つ一つ手作りなので形が違う。その中から気に入ったのを選んだ。梱包容器が箱型で良かった。
ガラスの置物は8ユーロくらい?向かい合う金魚が気に入ったので購入。
おすすめ。

6.ピエタの置物
自分用。ピエタの彫刻が素晴らしかったし、この置物も8ユーロと手軽な価格なのにできがよくほしいと思った。

7.ポンペイの絵本
自分用。当時のポンペイの様子と現在の様子を見比べることが出来るのがすごい面白いと一目惚れした。15ユーロで値段も手頃だし、日本語なのがいい。
ポンペイの街はこの本にある場所を中心に回った。

4.総論

繰り返しになるが海外旅行は10年前とは比べ物にならないほど簡単になった。右も左も分からない海外旅行は過去のものだ。
今やGoogle Mapがあれば、海外旅行は右も左も分かってる。分からないのは現場のちょっとしたニュアンス程度で、概ね国内旅行と同じレベルで旅をすることが出来る。
空港手続きも予め処理しておけば最小限の手続きで済む。
ただし、それでも準備は重要だ。金がかかるし、海外では取り返しのつかない問題もある。勝手が違う海外で対応することは最小限にした方がいいし、日本でできることはできるだけ日本でやった方がいい。
その為に必要な道具やアプリについては、別のノートにまとめる。
またイタリアの観光旅行についての名所や行く場所なんかも別のノートにまとめる。

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