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70歳のプレイボーイ💕《ラスベガスで豪遊編》

20代で知り合った、70代で俳優の三國連太郎さんに良く似たダンディなプレイボーイ! 

彼に捧げる備忘録です。


《前編》はこちら✨


旦那様(勘九郎さんそっくり)と私が結婚する前だったか、した後だったか忘れてしまいましたが、その頃に、私達は連太郎さんに誘われて、
ロサンゼルスからラスベガスへ夢のような旅行をしました。

連太郎さんはアメリカに移住し、当時はロサンゼルスのパロスベルデスに住んでいました。

ロサンゼルスでは、高級住宅街は、ビルが立ち並ぶ都心から少し離れた丘の上にあります。
ビバリーヒルズが有名ですが、パロスベルデスもその一つです。

丘の麓から、車で上がっていくとすぐにゲートがあって、そこから先は住人しか入れません。
日本の別荘地のような感じですね。

その先は住人専用の敷地で、しっかりしたセキュリティに守られ、綺麗に整備されていて、スーパーマーケットや教会などもあり、一つの街のようになっています。

面白いのは、道路が広いのですが、車道と歩道の間にダート(土)の道があり、何かと思いましたら、馬専用の道路でした!
アメリカ人は家で馬を飼っているのでしょうか?^ ^

連太郎さんの家(一人住まいなのに5ベッドルーム&2バスルーム!)から車で丘を下っていくと小さな飛行場があります。
飛行場に入って奥まで進んでいくと格納庫がズラリと並んでいて、係の人が牽引車でセスナを引っ張り出してきてくれます。
まるで駐車場のようですが、入っているのは飛行機です✈️
アメリカは広いので、車では埒があかないから飛行機で飛び回っているのだとか💦

お察しかと思いますが、私達二人と連太郎さんともう一人の友人の4人組は、連太郎さん自らが操縦する、プライベートセスナに乗ってロサンゼルスからラスベガスへ飛んで行ったのでした!

タラップを上り、中に入って座席に着きます。
座席は5、6人が座れるくらいの広さで、車よりも少し広いくらいです。
私達は後ろの座席でしたが、流石に操縦席の前には、車とは比較にならないくらいの計器類が並んでいました。

飛行前の計器類と機体のチェックも一通り入念に、指差し確認をしながら行います。
そしてエンジンをかけ、管制官としばらくやり取りをしたらフライトです。

小さい飛行場なので、すぐ目の前が滑走路で、走り出したと思ったらすぐに空の上でした。

そして、約2、3時間優雅に、、というよりスリル満点、好奇心全開の空の旅を楽しんで、と思ったらラスベガスに着く直前には乱気流が発生しやすいエリアがあり、かなり振られたので、とても怖い思いをしました(-_-;)

ラスベガス空港に到着して、セスナを降りると、そこにはすでにホテルからの迎えの車が待っており(飛行場の中!)ホテルへまっしぐら。

豪華な5つ星⭐️ホテルのスイートルームに到着しました💖
(値段は知りませんけど^^;ラスベガスのホテルはリーズナブルだそうです。皆さんカジノでお金を落としますので。。)

ウエルカムシャンパンとフルーツバスケットでお出迎えされ、しばらく休憩した後着替えをして、当時評判だった『ホワイトタイガーイリュージョン』を観に行きました。

はい。ハリウッド女優になったつもりで、私もパープルのシルクのドレスを着て頑張りました^ ^

会場に着くと、本番のショーの前の前座でコメディアンショーをやっているところでした。
色々な国の人達の特徴や性格を面白おかしく揶揄するショーのようです。

私達が席に着こうとしたその時、パッとスポットライトに照らされ
「ほーら!やっぱりそこは日本人が座ると思ったよ」と、コメディアンの声。
「そのロイヤル席はいつも日本人が座るんだよねー!しかも必ず遅刻してくる!」と早速コメディのネタにされてしまいました。
今ならきっと「ほーら!やっぱりそこは中国人が座ると思ったよ」と言うところでしょうか。


スピード感のあるマジックショーはすばらしく、そしてその後のチャイニーズレストランの料理も素晴らしかったです。

日本では食べられないような、艶々の豪華なフカヒレスープも供されました。
シェフがテーブルに来て
「アメリカ人は味が分からないから、チキンスープに少しだけフカヒレを入れたものを出すけど、あなた方日本人は舌が肥えているので、特大のフカヒレをご用意しましたよ」と嬉しいリップサービスです!

もちろん連太郎さんがチップをはずんだのは言うまでもありません。

度々感じたことですが、会話のなかに頻繁にジョークを入れるのがアメリカ流です。
とても大事なコミュニケーション術でもあり、スマートに、面白く、粋なジョークを会話に入れることで、ぐっと人間関係が親密になれたりするんです。

連太郎さんは女性に対してだけではなく、誰に対しても、洒落たジョークを交えた会話で、すぐに親友のようになってしまうので、心底感心してしまいました。


さて!!お待ちかねのカジノです💖

といっても小心者の私には、羽が生えているんじゃないかと思う勢いでお金が飛んでいくのが心臓に悪いので、連太郎さんにピッタリくっついて見学を決め込んでいました。

連太郎さんの本領発揮です!
滞在中は、赤や白の派手な、まるでルパン三世かと思うようなスーツを、しかもエレガントに着こなし、ポーカー三昧でした。

ポーカーはトランプを使ったカードゲームで、ディーラーを囲むようにカウンターテーブルがあり、空いている椅子に好きな時に着いて、ゲームに加わります。
そのようなテーブルが広い部屋一杯に、いくつもありました。

連太郎さんはディーラーと1対1の差しでゲームをするのが好みのスタイルで、しかも、もちろん?美人の女性ディーラーのテーブルばかり^^;

私は、派手なスーツ姿の連太郎さんの肩越しに、まるでマフィアの情婦のようにピッタリとくっついて見ていました。

ゲームは真剣勝負です(お金が、、、)

それでも時々、粋なジョークが飛び交ったり、さすがは連太郎さん!女性ディーラーを褒めることも忘れません。
その心理戦が効いたのか、数時間で多分数十万くらい稼ぎました。
凄い!

口を開けて感心していましたがハッと我に返り、
勝っているうちにと、マフィアの情婦は連太郎さんの腕を引っ掴み、ホテル内のアンティーク蚤の市に連れて行き、銀の細工が施された大きな琥珀のネックレスを買ってもらいました。
連太郎さんありがとう💕


ヘッダーの写真のネックレスです✨


せっかくなので、私も少しだけカジノで遊んでみました。

Tha初心者という感じのスロットに挑戦です!

それでもお金がもったいないので、一番掛け金の小さい台に陣取り、日本円で100円硬貨くらいの25セントコインを、最大1回3枚まで賭けられるところを1枚ずつ、、ゆっくり賭けて遊んでいました。

そうしたら!!突然大音量で音楽が鳴りだし、キラキラと台が光輝いてびっくり!
ビギナーズラックと言うのでしょうか、大当たり~♡
あ~コイン3枚ずつ賭けてれば良かった~!

さっさとやめて、今度は勘九郎さんとデパートに走り、アンクラインのウールのロングコートを買いました。

カジノ万歳!!

そう言えば、カジノというのは面白い所で、どこからでも簡単入れるのですが、出口が無くて、なかなか外に出られないのです!
しかも中にいると、朝なのか夜なのかも分からないので、皆さん遊びすぎてしまうのでしょうね。


カジノで興奮してしまって、その後のことは覚えていないのですが、
またまた連太郎さんが操縦するセスナで、心臓バクバクしながら無事ロサンゼルスに帰りました。


連太郎さん!楽しい思い出をたくさんありがとうございました。
一生忘れません。
ネックレスも大切にいたします💕

☆The end☆


私の思い出話にお付き合いいただきましてありがとうございました。

今はこのような状況ではありますが、いつかまた海外へ行き来できるようになることを願っています。
その時には是非、あなたもラスベガスで〝カジノ〟に挑戦してみて下さい!

心から感謝を込めて.。❍〇💖



☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜



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