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昨日、生徒にこんな指導をしました【滴定とシュウ酸】高校化学

昨日、生徒にチャット指導でこんなことを教えました。おすそ分け😊

シュウ酸二水和物は大切ですよ〜


えっとね。目的は酢酸を滴定する(濃度を測定する)ことです。

酢酸は酸だから当然塩基で滴定するわけです。だいたい水酸化ナトリウム水溶液を用います。

ところが水酸化ナトリウムの結晶は空気中の二酸化炭素と反応してしまうので、濃度が正解な水酸化ナトリウム水溶液を簡単に調整できません。

そこで、だいたいの濃度の水酸化ナトリウム水溶液をつくって、それをシュウ酸水溶液で滴定して、水酸化ナトリウムの濃度を確定して、その水酸化ナトリウム水溶液で酢酸を滴定するということを行います。

シュウ酸二水和物の結晶は潮解性も風解生もなく、結晶自体も純度が高いモノが簡単に得られるので、濃度が正確なシュウ酸水溶液は調整しやすいです。

というわけでシュウ酸水溶液(シュウ酸二水和物)は中和滴定や酸化還元滴定で大活躍なのでしっかり覚えておきましょう。頻出です。オレはシュウ酸二水和物の式量126とか覚えてるけどね。

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