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創作とほほ日記3

まぁ、何を書いても腐されるんで、何を書いても同じなんだが、なんか書くには何か書くもんが必要である。
題材いうても、そんな毎月毎月思いつくものではない。どうせプロットなんか作らないで書くわけだから、取り敢えず、私は「私」を歩かせる。そう、当時は一人称でしか書けなかった。今でも、基本、そうなのだが。
「歩かせる」には歩く目的が必要である。書きながら、なんとかそれを捻り出す。「捻り出」せない時は、取り敢えず誰かと出会わせる。誰と出会わせるかは決めてない。その時、心に浮かんだ人物と出会わせる。そして、なぜその人物がそこにいるのか、考える。おい、なぜお前はそこにいるんだ。わからない時は、取り敢えず主人公と会話させる。そして小説は未知の領域に入っていく。


思うに、小説を書く人には二種類いる。筋を考えてから書く人と書きながら筋を考えるひとである。
私は後者で、しっかりしたプロットが作れない。たとえ作ったにしても、それで小説が書けたためしがない。計画した通りに筋が進まないのである。登場人物たちが、勝手に動き始め、制御不能になる。
だから途中で、よく挫折する。書きかけの、たぶん二度と書き継がれない小説が山ほどある。嘘をついた。山ほどはない。いくつかある。
たぶん、私みたいに書いて、同じように、途中で挫折している人もいることと思う。多いかどうか知らないが、いることはいると思う。いると思いたい。とほほ。

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