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親ガチャ

現代社会で流行っている言葉で「親ガチャ」「子ガチャ」という言葉があります。ソーシャルゲームが大流行している現代社会らしい単語です。
意味としては下のような意味になるみたいです。

子どもの立場から「親は自分では選べない」「どういう境遇に生まれるかは全くの運任せ」と述べる表現。ソーシャルゲームにありがちなキャラクター入手方法(いわゆるガチャ)になぞらえた言い方。親ガチャとは逆に、親の立場から「どんな子が生まれてくるかは任意で選択できない」状況を表現する言い方を、「子ガチャ」と表現する場合がある。子ガチャの方が親ガチャよりもソーシャルゲームのガチャに近い構図といえる。
引用:weblio辞書
https://www.weblio.jp/content/%E8%A6%AA%E3%82%AC%E3%83%81%E3%83%A3
                       

僕の勝手なイメージですが、親目線で自分の子供のことを「子ガチャ」という言葉を人はあまりいないでしょうけど、子供目線で自分の親の事で「親ガチャ」という言葉を使う人は割といるんじゃないでしょうか。

実際僕は現在、30手前ですが、同年代で「親ガチャ」という言葉を使っている人はほとんどいません。それはそうですよね。30歳前っていうたら社会人としてももう何年も過ごしてきて、自分の給料でやっていかなければいけないのにいまだに「親が貧乏だから」とか「親ガチャ失敗」とか言ってたら、さすがに情けなくてしょうがないでしょう。ただし、家庭内で親のせいでつらい思いをしてきたり、夢を諦めたりという人も多いと思うので、そういう人が「親ガチャ」というキーワードに対して敏感になることに関しては何も思いませんが。

これから僕も親として子供を育てていかないといけない立場なので、今流行っているこの「親ガチャ」という言葉には少し反応してしまうといいますか
「悪い意味で子供には言われたくないな」と思います。

「親ガチャ」に関して僕の人生の話をさせてもらうと、僕の家は、決してお金持ちではありませんでしたし、気が付いたら実の母親はいませんでした。
しかし、そういう状況の中で実の父親と新しい母親と祖父母が僕を寂しい思いをさせないように一生懸命育ててくれました。それに家族親戚中がとても仲が良かったのでとても明るい家庭でした。周りの友達にお金持ちの家族がいて羨ましいと思ったことは今までありますが、自分の家庭に対して不満を抱いた事はありませんでした。

もし僕が子供の時にこの「親ガチャ」という言葉が流行っていても、僕は使うことはなかったでしょう。それにもし使ったとしても、「親ガチャ成功」などといういい方の意味の使い方だと思います。

僕がなぜ今回「親ガチャ」について書こうかと思ったかというと、
今日こういう記事を見たからです。

正直、言葉が出ません。
この子こそ本当に「子供は親を選べない」と思った事でしょう。
熱いし、痛かったし、苦しかったでしょう。
交際相手が子供を殺したと逮捕されていますが、母親の女性は助けることはできなかったのでしょうか。

今回だけでなくこの手の虐待は今までニュースで何回も見てきました。
親が子供を虐待したり、子供が亡くなったりと将来が奪われています。
「家がお金持ちじゃない」とか「お金持ちの家が羨ましい」とかそういう理由で「親ガチャ」という言葉が使われたりもするかもしれませんが、そういう事より虐待などで犠牲になった子供たちこそ本当に「子供は親を選べない」つらさを知っていると思います。自分の子供を大事にしましょう。
1人の親として人間としてそう思います。





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