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2023/08/15 - 寂しい夜には
古賀文健さんのことは「嫌われる勇気」以来、とても信頼していて、とても売れている作家および編集者にも関わらず、正確に、また、整理されたことを読者に伝えようという気概がとても感じられる。
「売れればその時の思いつきでもなんでもいいや」ということを感じない。
自分の思考や心情を文章に吐き出すというのはとても大事で。
自分がずっと言っている「ハナクソ団子」現象を避けることにも、文字化して客観的に眺める
こじれた当事者意識を捨てて得るもの
当事者意識や、アントレプレナーシップ(起業家精神)を重んじる職場は多い。
要するに今向き合う仕事を、責任感を持って如何に「自分ごと」と考えられるか、ということ。
この点は自分も全く反論が無い。
プロジェクトを成功に導くために献身するのかは大事だし、もし自分が別の誰かを職場に迎え入れるのなら、当事者意識を高い人間を選ぶ。
しかし、当事者意識は、持つ人間のタイプによっては拗れる。
当事者意識の
ガリガリしよう: その2
外国人とのガリガリな(自分の想像の範囲を超える)エピソードは数日前に書いた。
もう一つ思い出したので書いておく。
一緒に観光した妙齢の女性S(アメリカのワシントンから来た)は、神社を巡っている間絶えず、iPhoneのカメラをタイムラプスモードで回しっぱなしにしていた。
観光をダイジェスト動画として後で見返すのかなと思いきや、「好きなところでポーズしてそれをスクショすれば、私の見たものを後から
「あの人はそういう人だから」
「あの人はそういう人だから」と誰かを許す。
借りた物を返さない人、LINEの返信が遅い人、よく遅刻する人、ギャンブルがやめられない人。
「あの人はそういう人だから」と言って、あなたが何かを諦めるとき、その諦めた何かはあなたにとって何なんだ。
その何かを放っておける優しさと、その何かをなんとかしたいこだわりは、常にキチンと天秤にかけなさい。
あなたは、それを諦めてまでの優しさが必要か。自己
ぼんやりとした信号
郷愁 三好達治
蝶のやうな私の郷愁!……。蝶はいくつか籬まがきを越え、午後の街角まちかどに海を見る……。私は壁に海を聴く……。私は本を閉ぢる。私は壁に凭れる。隣りの部屋で二時が打つ。「海、遠い海よ! と私は紙にしたためる。――海よ、僕らの使ふ文字では、お前の中に母がゐる。そして母よ、仏蘭西人の言葉では、あなたの中に海がある。」
https://www.aozora.gr.jp/cards/001
課題: 気づきは生き物
文章表現で重要なのは、
・洞察力
・調査力
・表現力
なのではないかと、数日前に書いた。
今日は、洞察力について考えてみたい。
例えば木の枝に鳥が巣を作っていて「おや、鳥がいる!」と気付くことが洞察力なのだと思うのだけど、このような外的な現象は扱いやすい。
目に見える。
誰の目にも見える。
難度の高いのは、自分の心の中の現象に目を向けること。
何を思ったのか
なぜそう思ったのか
これら