始まりは終わりに向かうということ

3月になりました。

新型コロナウィルスの影響で、小学校6年生の娘の小学校生活は今日が最後となりました。

今日の最終授業をもって、3月19日の卒業式までは臨時休校ということになります。親も経験したことのない学校生活の終わり方。子どもたちはどう感じているのか・・・。

とはいえ、時は確実に流れているわけで、娘も4月からは中学生。新しい学校生活の始まりです。親としては、いろいろな経験を積んで、たくさんの人との出逢いを大切にして欲しいと願うばかりです。

ところで、この新しいスタートを切ることについて、今までは「わくわく」「楽しみ」といった感情があったのですが、ここ最近の私の感情は「いずれは終わりが来る」「終わりの始まり」といったものが優先して心の中をくすぐるのです。


「始まりは終わりの始まり」とはよくいったもので、世の中みんなそう。だから、新しいことが始まると、本当は勢いに任せてめちゃワクワクしたいんだけど、「いつかわ終わる・・・」と思うと、数ミリの寂しさもある。むしろ「始まって欲しくない」という感情も沸いてきたりして・・。

フェイスブックをやっていると、何年前かの今日の出来事が思い出として表示される。その思い出がなんとも懐かしく、とても暖かく、涙が出るほど愛おしい過去だったりする。そう、娘の小さいころの写真とか見るとそんな感情が沸き上がる。今となっては思い出になったその何年か前には、今日ここの今のことなどかんがえてもみなかった。将来の事もそんなに考えず、その瞬間を目一杯生きていたんだと思う。

過去の出来事を異常に懐かしんでしまう自分がちょっと嫌で、これから起こるであろう未来のことに前向きな気持ちで臨めない。ここが、昔の自分と今の自分が違うところ。

歳をとったからなのか、なんなのか・・・理由が分からない。常に将来に不安を感じる自分がいる。仕事も右肩上がりとは程遠い業界。むしろ目に見えて右肩下がり。そのスピードも次第に速くなっている。

もしも、仕事に何も不安も抱えることなく、安心して生活できることが見えているのならば、おそらくこんな不安な気持ちにはならないのだろう。

そういえば、昔「あなたには悩みがないでしょ?」と真顔で聞かれたことがある。正直、つい最近までは「悩みという悩みはない」と思っていた。

売上が下がろうが、お客の数が減ろうが、まぁなんとかなると。


それが、この一年でガクッと顧客が無くなり、オロオロする自分がいるわけで・・・。不安、不安、不安・・・。この先どうしよう・・・、この先大丈夫か・・・。そんなことばっかり。だから、ネットで検索する言葉や、本屋さんで立ち読みする本なんか、すべて抽象的なものばっか。

「心の整え方」とか「物事の考え方」とか「生き方」とか・・・。
そんなん、人それぞれがどう考えるかによるものじゃん・・・と、わかっちゃいるけど、そんなものにすがりたくなる。すがると心が軽くなるからラクなんです。ただ・・・・ラクになるだけで、解決策にはなっていない。


結局、考えるだけでは結果は変わらない。動け。ということ。

思考がとまったら、行き詰ったら、動け。

3月から4月になり、世の中は新年度として動き出す。

始まりは確かに終わりの始まりだけど

そう考えるだけでは何も変わらない。


始まりは心を動かすちょうどいい機会だと思って。


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