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要支援・要介護

こんばんは。唐突ですがみなさん要支援と要介護の違いわかりますか?現場では、「この人要支援かと思った」とか「介助量多いのに介護度なんでこんなに低いの?」って発言される方多いと思います。

そこで、今回は、要支援と要介護をわかりやすく説明していきたいと思います。

「要支援」                             →家事や身支度等の日常生活に支援が必要であり、特に介護予防サービスが効果的な状態(厚生労働省)                     →6か月にわたり継続して、日常生活を営むのに支障があると見込まれる状態(国税庁)
「要介護」                             →寝たきりや認知症等で常時介護を必要とする状態(厚生労働省)    →身体上又は精神上の障害のために、入浴、排せつ、食事等の日常生活における基本的な動作の全部又は一部について、6か月にわたり継続して、常時介護を要すると見込まれる状態(国税庁)

私がこれを解釈すると、

「要支援」                             →自宅での生活は特に困らないが、このままいくと介護が必要になってきそうな者
「要介護」                             →自宅で生活できず、介護を必要とする者

私の経験上、「要支援」は認知や身体機能は年相応であるが、いろいろとめんどくさくてやらないことが多くなってきた者のイメージです。

【例】

・お風呂に入る能力はあるが、入るのが面倒とのことで入らず、衛生管理ができていない人                         

・家族の支えがあり一日中家にいる生活のため着替えや運動を全くしないで生活している人

「要介護」は、自宅での生活が困難になってしまった人です。これはサービスが必須になると思われます。「要介護」には1~5がありますが、4以上は車椅子での移動になってる印象があります。ぜひ確認してみてください。

では、この「要支援」と「要介護」はどのように決定するのか説明いたします。

まずは、市町村に申請にいきます。すると、認定調査員による認定調査が行われます。基本項目74項目の質問があります。

基本項目は、介助の項目(16項目)、能力の項目(18項目)、有無の項目(40項目)と分類されます。

介助の項目であれば、一部介助〜全介助の項目がどのくらいあるか

能力の項目であれば、つかまれば可能〜できないの項目がどのくらいあるか

有無の項目であれば、麻痺や拘縮など有の項目がどのくらいあるか

を認定調査員がチェックしております。

この情報と主治医の意見書、特記事項、コンピュータによる判定を元にして最終区分を決定します。

介護保険の被保険者になるまではこの手順が必要なため、2週間ぐらい結果がでるまで要します。

ちなみに、各区分では最も多く認定されているものは要支援です。次いで要介護1、要介護2の順で多く認定を受けております。

今日はこのくらいにしておきます。最後まで見てくださりありがとうございます!今年度もよろしくお願い致します。


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