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グラフィックレコーディング体験会を開催しました #六本木デザイナーズ

暑くなりましたね。
今日は久々の六本木デザイナーズ活動報告です🦄

7/26(金)に、またまた DMM.com さんの素敵な会議室をお借りして、「グラフィックレコーディング体験ワークショップ」を実施しました。

この記事では、なぜグラフィックレコーディング体験会を開いたのかについてと、体験会当日の様子をご紹介します。

◉なぜグラフィックレコーディング?

何年か前から自分の中の課題で、「発言者の偏ったブレストや空中戦」、「結局なにが決まったのか分からないけど参加者がそれを言い出せない」、というような会議にちょくちょく遭遇したり、自らやってしまっていたことがありました。
そのあとで必ず襲ってくるモヤモヤをなんとかすることができないかと調べていたところ、清水淳子さんのグラフィックレコーディングの活動にたどり着き、本を買って社内で勉強会をしてみました。
模造紙とプロッキーを使う本格的なものではなく、「ホワイトボードを使って意見や立場の可視化から始めてみよう」という簡単な勉強会ではあったのですが、グラフィックレコーディングの持つ力に気づいてくれる人もいました。
ただ、その頃にはすでに、「グラフィックレコーディング」で画像検索をすると、熟練のグラフィッカーさんたちが描いたステキなグラレコがたくさん出てきて、その技術力の高さに加え、「人前で描く」ということのハードルの高さに怯んで、最初の一歩を踏み出せない人も多い印象でした。
グラフィックレコーディングを始めるために知識はあって困ることはないけど、それよりももっと「少しずつ挑戦してみる場」が必要なのではないかなと感じていました。

それから数年経ち、ご縁があって今年の春に清水淳子さん主催の #VMQ2019 に参加させていただきました。そこで一緒にワークショップを企画したグラフィックレコーダーの皆さんの熱量、そしてそのワークショップに参加した方からの「見えないものを見えるようにすること」に対する期待や熱意をひしひしと感じて、「可視化する」ということに、もっと向き合ってみたいなと思いました。

そこで、

◉グラフィックレコーディングをはじめとした、「ものごとの可視化」を始めることはいつでも誰にでも開かれているということを伝えたい

◉その手法や手段に出会って活かせるきっかけをひとつでも増やしたい

という使命感に駆られて、今回の体験会を企画しました。


◉今回講師をお願いしたかりんさんについて

今回の講師は、グラフィックレコーダー兼、グラフィックレコーディング講師として活躍中の湯朝かりんさん(@andomo18) にお願いしました。

先述の #VMQ2019 で出会い、その後でかりんさんが主催する「グラフィックレコーディング体験会」にも参加させていただきました。
かりんさんの体験会は、ペンの持ち方や図の取り入れ方などの「描き方」だけでなく「グラフィックレコーディングの目的や存在意義」の説明がとても丁寧です。
またなんと言っても「体験会」というだけあって「模造紙にグラフィックレコーディングする」ことを会のゴールにしているので、とても達成感がありました。
受けたその日に、六本木デザイナーズでも体験会をやっていただけないかとお願いしました。


◉どんなことをやったのか

まずは座学から始まります。グラフィックレコーディングの効果、スケッチノートやフォトレコとの違いなどを、スライドで紹介。

「グラレコ」「フォトレコ」「スケッチノート」など、分解すると実はいろんな形式のグラフィックがあります。
ただ大事なのはネーミングではなく、そのグラフィックで「誰に・何を伝えたくて、どんな行動を促したいか」。
かりんさんがグラフィックレコーディングを依頼される時も、この「目的」の確認をとても大事にされているそうです。


次に、ペンの使い方とアイコンの描き方です。
かりんさんの失敗談を交えながら、すぐに描けて雰囲気が伝わるものをいくつか教わりました。また話の繋がりや構成が表現できていれば、絵がまったくなくても内容は伝わることなども紹介いただきました。

また描く時に意識するポイントも教わりました。
(こちらはぜひ、実際に体験会を受けてみてください!)


最後はついにグレフィックレコーディング体験。教えてもらったことを意識して、実際に模造紙でグラフィックレコーディングをします。参加者さん同士でペアになり、お互いのことについて描きました。

時間は、「準備・聞いて書く・装飾」の合計7分。一本勝負です。

あっという間の7分ですが、話を噛み砕き、構造化して手を動かす、という右脳と左脳のフル回転を実感した方も多かったのではないでしょうか。
当日のグラフィックレコーディングの一部をご紹介します。


そして、かりんさんの体験会に参加した後は、もう「グラレコ未経験で…」とは言えないので、私は会場後ろのホワイトボードで、大事な部分をちょっとだけ書かせていただきました。間違ったら消せるホワイトボード、最高です(笑)。


◉個人的な気づきと今後の活動

実は今回の体験会は、当初の企画では会議における悩み解決の要素を多めに入れたくて、「対話の可視化」をテーマにした体験会にしたい気持ちが私個人としては強かったのですが、参加者事前アンケートの結果と、かりんさんをはじめ、スタッフで参加してくれた、emi moriyaさん、KimikoWatanabeさん、うさたろうさん、イトマキさんに意見やアドバイスをもらい、初めての方が多いなら、最初からハードルをあげすぎない方が良さそう、と思い直して、2人1組のワークになりました。

かりんさんの体験会のオリジナルワークでは、ペアになった相手の「子供の頃の夢〜現在・そしてこれから」をヒアリングしながら描きます。

今回は六本木デザイナーズとの企画ということで、ワークのテーマを「現在のお仕事とその内容」にしていただきました。「他職種といかにコラボレーションしていくか」という六本木デザイナーズのテーマに合わせ、他職種への理解を促すエッセンスも少し取り入れられたのではないかと思います。

グラフィックレコーディングが初めての方がほとんとだったので、いざ模造紙を前にすると、何から書き始めて良いか分からない、という戸惑いもあったと思います。
また事前アンケートでは、意見の取りまとめや会議進行での活用よりも「個人の思考の整理に役立てたい」という方もいたので、まずは「インプットをまとめる」ということをゴールにできたのは良かったなと思います。

体験会が終わった後の振り返りコメントでは、「会議でも活用してみたい」「話の構造化のポイントをもっと知りたい」という声を聞くことができました。今後は「第三者として対話を描く」「いろんなまとめ方をしてみる」という、一歩先のテーマをメインにした練習会もやってみたいなと思いました。

参加してみたい方、オフィスを使ってもいいよという方、ぜひSlackグループにて最新情報キャッチしていただけると嬉しいです!

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そして最後になりましたが、当日の様子の写真に何本か写っているペットボトルのお茶に気づいてくれた方はかなりお目が高いです。ドリンクスポンサー Chatworkさんご提供の、その名も「茶っとわーく」。みんなで美味しくいただきました!

またかりんさんを始め、スタッフ・一般参加の皆さん、会場を提供してくださった DMM.com さん、ご協力ありがとうございました!