0318 さめないゆめのつづきをいつまでもみていたいから
1週間ものも書かずに何してたんだと、問いただしたくなるような
時間の過ごし方でした。
この質問に「仕事」以外答えられない辺り何もしていないのでしょう。
ああ何とも嫌な話です。
さて、私昨日で1周年を迎えました。
そう、北海道での生活です。
3~4年前の就職活動期から北海道いいよなぁと漠然と考えていた事があり、
一昨年に入社した京都支社がなくなるということで、
「大阪がダメなら札幌にして下さい。東京も地元(福岡)も嫌です。」
と発したことが事の始まり。
要は第2志望でしたが、叶っちゃったんです。
肉体的・精神的に健康な場合は
「序列はつけているものの何処へ行っても楽しみは有るんだから、
別にそんな肩肘張って注文ばかりつけなくてもいいじゃん」
と楽観視出来る性質に我ながら助けられたところがございます。
それは大学3年のゼミ配属の際にも専攻内の第2志望に当てられ、
専攻外のゼミ志望が全てダメだった時ですら「先生面白い人やし
顔見知りもいるから大丈夫やろ」という恐ろしいほどの
プラス思考だったのにも表れています。
(実際くじ引きで配属が決められた疑惑や、専攻外ゼミに漏れたと言うのは
今でも根に持っていなくはありませんが、結局得られたものもあったので
そんなもんだろうと思っています。)
生まれは九州、古の都で学を修め、開拓の地で働く。
字面だけ見ても面白いなぁと思っていた1年前とは
それはもう打って変わった現状です。
確かに、自然の恵みや飲食の恩恵はとても受けられます。
ラム肉は当然のごとくスーパーに置いていますし、
道北の方に行けば、豚の骨やエゾシカまで並んでいます。
鮮魚コーナーへ行けば道内近海で穫れた魚が並び、
松前漬けや明太子、とびっこと言った魚卵の加工品も勢揃いです。
他にもサッポロクラシックや小樽ビール・はこだてビール・大雪地ビール
國稀・国士無双・大雪・鍛高譚・しばれワインとアルコール類も充実し、
リボン・ナポリンやガラナと言ったジュースの類も北海道ならではの
ラインナップを享受できます。
そしてその豊富な食資源を活かしたイベントも、活発に行われます。
本土とは遅れて行われる5月の花見の時期にはジンパという
ジンギスカンを囲んで桜を見る風習があり、
7~9月にはまさしく正しいガーデンスタイルと言わんばかりに
大通公園一帯がビアガーデンでうめつくされます。
またビアガーデンが終わった後も9月末まで、さっぽろオータムフェスト
という催事があり、海の幸から山の幸まで、道内のあらゆる収穫を楽しめる
仕組みが出来上がっています。
魅力は多いんです、本当に。
でも其れをさほど楽しめていないのは何故か。
よく分かっていないのか、分かってて見たくないだけなのか
迷っている自分がいます。
共通の趣味から友人の友人から広がる輪が、大して広がらなかった事、
飲食店の店員や常連客と話す機会が京都に比べ格段に減りほぼ無くなった事、
仕事以外で人との触れ合いが格段に減った事、
娯楽として歓楽街を薦められるのに辟易としている事、
スタジオに行ってもバンドメンバー募集の張り紙が一切無い事、
メンバー募集サイトを見ても、北海道だけやたら掲載が少ない事、
ライヴツアーや発売イベントと言った作り手とファンの間で
同じ趣味を楽しめる場所が近畿圏に比べ遥かに少ない事、
雪のため移動手段が限られてくる事、
言い出せばキリがなくなってきたのでこの辺でやめておきましょう。
自分で解決できる部分はしていくべきなんでしょうが、
外出に対して足が重くなってしまうと最後。
何をするにも近場で済ませたがってしまい、刺激が減ってしまいます。
夢に見た色んな事は、夢として霞として食べた気分になって過ごす方が
よほど楽です。
BGM 新谷良子/空にとける虹と君の声
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