『考えすぎてるときは本を読んだとき』

2021.6.17

昨日焼いたパンは
今朝にはもう固かった
焼いたらおいしい

漫画アプリを読んだり
YouTubeを見たり
配信のアーカイブを見たりした

夕立ちとスマホで
頭が痛かった

『推し燃ゆ』を読んだ
何もやりたくないときでも
小説だけは読める
頭も痛くならない

雨が止んでいた
ベランダに出た
スマートフォンを見なくていいし
私の熱も汗も残っていない
何も考えなくていい

ベランダで感傷に浸る自分が好き
風に吹かれて顔にかかる髪の毛が好き
金属の無機質な冷たさが好き

道路からベランダは普通に見えるのに
ここにいるだけで
異世界のような
許容してくれる感覚がある
青と臙脂とオレンジの屋根
低い電線
近い太陽
絵になる風景
わたしに興味なさそうで好き


生きるの難しい
何かを諦めたという事実は変わらないこと
ちゃんと思い出してよかった
そんな大切なことを忘れなくてよかった

わたしは自称だろうがなんだろうが
間違いなく世間一般の優等生だった
成績表も
体育以外はずっとオールAだったし
高校入って
落ちこぼれても
テストの点数は学年の三分の一に入れてた

でも
自己評価とか
自分が自分に求めていた基準とか
なりたかった完璧は
そこまで求められていなかった

わたしが
弱くて
溜め込みやすくて
怒りやすくて
結構だめなことも
受け入れてくれていたはずだった
周りの人を信用出来なかったのは
私のほうかもしれないと思う

冷静とか凛としたとか
聞き飽きたけど
もう誰もわたしにそんなこと言わないし

母が部屋に置いていった
『続 多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。
〜孤独も悪くない編〜』

p32
自己肯定感 
意味としては
自分を好きになるというより
受け入れるのほうが正しい

自分を完全に理解することは出来ないし
もちろん好きにもなれないし
こんな自分でもいいやなんて思えることは
一生無くて
自分が嫌だから
変わるために行動を起こしてる
そのために生きてる

自己肯定感なんて言葉
知らないほうがしあわせ
忘れてたから
思い出させないで欲しかった
自己啓発本読むなって話

普段読む分には好きな本だけど
今の自分的には相性悪い

好きだった人の好みの先輩が
今のわたしと同じくらいの
ショートカットだったことを思い出して
そんなことさえ忘れられない自分に吐き気がした

机の引き出しを
無意味に開く
過去を引きずるのが怖いから
プリクラの入った箱を開けられない

今日の不安感はよくわからない
罪悪感のような
緊張のような
焦りのような
心臓のふわふわと落ち着かない感覚

本を読むと
凄くその世界に入り込んでしまう
物事を考えるようになる
入り込むと
安心するけど
ちょっと不健全な気がする

自分で自分を満たせるようにならないと
不安感は消えないかな

あと
好きな人を生きがいにすると
失ったときに生きる術が無くなって
代わりを探すようになるから
やめたほうがいいというのは
結構前からの自論だけど

それが難しくて
大変で
一度好きになったら
どうすることも出来ないことも
知ってる
諦めるのは難しいから


おわり

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