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アイデンティティ・クライシス

去年ボストンのコンサルティング会社を辞め
コロラドに帰ってゆっくりするはずが

あまり時間も経たないうちに
フリーランスとして働き始めた理由。

もちろん、お試しで
仕事する場所とチームを変えたら
合うのかな?

と思ったり

ただ単に
何かすることがほしい
と思ったのもあるけど

あともう一つ理由があって
それが

自分のアイデンティティが分からなくなって
怖かったから。

です。

いわゆる
「アイデンティティ・クライシス」、
自己喪失(?)ですかね。

とくに、初めて会う相手に
自己紹介するとき

自分ってどんな人?何をしてる人?
と考えても

言葉が出てこなかった時がありました。

学生のときは
「大学生」
社会人になってからは
「コンサルタント」

でも、会社を辞めて

あれ?自分って誰なんだろう?

って思って

相手に理解してもらうための
いわゆるレッテルをなくし

自分が何なのか分からなくなったと同時に

急に何も価値がない人間になったようで
なんか
心にぽっかり穴が開いたような感覚。

昔もプチ・アイデンティティクライシスを
経験したときがあって
その時は、まだ学生でした。

あれ?私って日本人なの?アメリカ人なの?

と分からなくなったとき。

生まれは日本。
国籍もパスポートも日本。

でもアメリカに住んでるほうが長いし
アメリカ生活が長くなるにつれ
日本語よりも英語のほうが楽になっていく。

気持ち的には日本人だけど
日本に行くと
なんか疎外感というか
溶け込まない?溶け込めない?
ような感覚。

でも当時は
周り(アメリカ)の友達が
人種も宗教も育った環境も
ホント皆バラバラだったので

けっこうすぐに
まあ、どっちでもいいか

とは思いました。

(そして大学に入って
私と同じようなバックグランドの
子たちと知り合い、

幼少期に同じように
自分が日本人なのか、アメリカ人なのか
分からなくなって悩んだときがある!
と言われ

あ、私一人じゃなかったんだ
と分かりホッとしたこともあります)

でも今回は
これまで「コンサルタント」として
仕事して価値を生み出してるからお金をもらってた
という考えになり

仕事してない、お金をもらってない=私は無価値?
という変な逆の発想にはまってしまい

自分には、
「そんなことないよ」
と言い聞かせても

自分が自分じゃなくなった感じになって

怖くなり

仕事をし始めた。

というのが
今になってやっと言えます。

そして今は仕事をしててもしてなくても

自分は自分。

と心の底から思えるようになりました。

これまでは
頭で理解してても気持ちが
ついていかなかった。

でも、違う環境で仕事をし始め
フリーランスという

自分で仕事をする場所やペース、
やり方等も
すべて自分で決めて、やる。

と言う形になってからは
解消され

今となっては、
仕事の状態的には
コロラドに帰ってきた時と
さほど変わらないけど

考え方や物事の捉え方に関しては
かなり変わったような気がするし

あまり乗り気ではない仕事の依頼は
NO
と言えるようになったほどなので
ちょとは成長(?)してるのかな😃

悩んでるだけだと
結局は何も変わらない。
ので、少しでも行動するって
大事だなって思います。

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