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受け継いでいくということ


秋の夕暮れ

今日は仮名書道家の和月さんがアトリエにお稽古にお越しになられます。
前回はご自身の作品を裏打ちしてみたいということで、裏打ちしました。
今回はそれを仮張りにかけて仕上げる作業と、藍を使って、書に使えるような染め和紙を頑張ってみる予定です。
最終的にはご自身の手で作ったオリジナルのカルタを作りたいということで、一歩一歩ゆるゆると時間を作っては通ってきてくれてます。


夕陽

直近では kurogane 額縁の吉田さんが額縁に貼る和紙を染めたいということで、半年くらい通って最終的にカッコいい額縁を仕上げました。


吉田さんの作品

彼女は来年からイタリアの職人さんの工房に修行に行くため、今 イタリア語を学んでます。
ボクは金属箔の使い方などを彼女から教えていただきました。
今と、これからの仕事の方向性に大いに役立ってます。


燃えるような雲

ずいぶん前には画家の尾上真由さんが屏風を作りに来てくれて、しっかり一本(半双)下貼りから完成まで漕ぎ着けました。
彼女には今でもいろいろ情報交換してお世話になってます。
今は美術館の学芸員としてギャラリートークとか、企画などして活躍しています。
私も若い頃、表具師だった曽祖父のお弟子さんの高原表具師匠の元に8年間通い屏風作りを学びました。
それが生きて、精神的にも、経済的にも一生困らない感じで過ごせてます。とても感謝してます。その恩返しを今からやっていこうと思ってます。
技術を受け継いでいくということ、伝えていくということ、も 大切だと思ってます。
ワークショップとか お教室 ではなく 基本的にアトリエを使ってボクが伝えられる範囲内で 材料費のみで 一生懸命本気で仕事を覚える気持ちがある人を受け入れてます。
かえって他業種の職人さん、作家さんから こちらが学ぶことが多いです♪

和月さんとは、もう一つプロジェクトを立ち上げて挑戦してます。
うまくいったら公表しますね。

ボクは個人的にたくさんの知り合いとワイワイガヤガヤやるよりも、少人数で しっかりと信頼関係を築きながらゆるゆると過ごす方が性に合ってます。
アトリエ わがみやうめだ は毎週水曜日から土曜日にオープンしています。

〒700-0822 岡山市北区 表町1-2-36  わがみやうめだ  
梅田剛嗣  電話 086ー231ー3371 

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