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読みました。吉本ばななの本

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対談とエッセイで構成されているこの本。
noteつながりの立花文香さんの推薦。
対談部分はさておき エッセイ部分は面白かったです。
キッチンでデビューして「TUGUMI」と続く初期の作品には正直ノックアウト。とても感銘を受け追っかけている作家さんです。

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今朝の月 十六夜の月です。
ばなな の続き。
最近の作品がちょっとスピリチュアル系 宇宙系が ふんだんに入っていてどうしたのかなぁ…と思ってた。
ばなな本人 は べたべたのスピ系ではなく グレーゾーンだということがわかる一冊。
幽霊や宇宙人が存在するかどうかは 半々。でも あることにしたほうが いろんなことが説明しやすい、というニュアンスのことを告白してます。 これが最近の小説の作風の由来か、と 妙に納得しました。

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こちらも今朝月。
本文の中に p88 
「妬みって言うのは ノイズなんですね。人と比べない、いや、比べはするけど妬まない」
っていう部分がありました。
ルサンチマン「恨み、反感、嫉妬」といった誰もが抱きうる「負の感情」
これをどう「やり過ごすか」が 非常に大切なこと
っていう、別の本の 抜き書きと 重なるところがあって あ、今の僕の課題のひとつかな、と思いました。

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若者に向けてのメッセージもふんだんにあり、例えばp163
「とりあえず、たった今、素直に本当にやりたいこと、ほしいものは何ですか。 まずは、そこから始めていきましょう」
これって 若者だけでなく ばななさんの同年代の僕らにも十分響く言葉だよな~ と思いながら読みました。
個人的には大神(おおみわ)神社の話などが興味深かったです。

一読の価値あり、と思います。
ほかにも 経済的なことについての考察もありましたのでこれは別途機会を見て投稿しますね。

トップ画像は今年初めて収穫した栗。
最後に一番心に残った部分を記して筆をおきます(今どきだと 「パソコンを閉じます」かな(笑))
(未来からくる)かすかな予感みたいなものを キャッチできるかどうかで今の自分が変わってくる。  p145~146

最後まで読んでくれてありがとう。
ハッピーな華の金曜日を~  チャオ(^^♪
                     梅田剛嗣



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