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和紙の可能性

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和紙のこと、染めや工芸など和紙加工のこと、つづっていきたいと思います。
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2021年12月の記事一覧

今朝の渋染め

今朝の渋染め

今朝は柿渋に黒弁柄を混ぜた染め和紙を作りました。

黒っぽい柿渋染めにするときには松煙(しょうえん)を使うこともあります。
というか 松煙のほうが一般的かな。
黒弁柄のほうが 柿渋になじみやすく使いやすいです。
あと、しっかり黒色になるのではなく 柿渋の茶色が残るところが面白いと思います。
場合場合で 使い分けます。

染める紙は 石州和紙にまず、正麩糊で模様を付けた後青墨(せいぼく)でした色を付

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金銀装飾(蒔絵)

金銀装飾(蒔絵)

柿渋染めの黒い箱に 錫と真鍮の金属粉を使って装飾しました。

比較的簡単にできるので、そのやり方を今日はレポートします。

こちらの和紙を貼った箱にまず、ドウサ液を塗ります。

写真からわかるでしょうか?ちょっと粘り気を入れています。
これはドウサ液にこんにゃく粉を入れて作ってます。
サラサラ(そのまま)のドウサ液だとすぐに乾いてしまい、錫、真鍮の金属粉が思ったように定着しないのです。
僕のやり方

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