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「クリエイティブ司書賞」受賞のお声をうかがいました!(全応募作まとめ画像あり)

椎葉村図書館「ぶん文Bun」のクリエイティブ司書、小宮山剛です。2022年2月22日に発表した「クリエイティブ司書賞」(図書館にいきたくなるコピー部門・図書館ではたらきたくなるコピー部門)の発表から1カ月ほど経ちまして・・・。それぞれの部門を受賞されたお二方に、喜び(?)のお声をうかがいました!

🖊図書館にいきたくなるコピー部門を受賞して(村山慎治さん)

まずは「図書館にいきたくなるコピー」部門を受賞された村山慎治さんにZoomでインタビューしてみました。

村山さんの応募作は≪春・夏・冬「なんで君だけ?」≫というキャッチコピー!「読書の秋」が使い古された今あえて季節もののコピーをつくり、なおかつ逆転の発想で「年中読書期間」にしてしまったクリエイティブ性に脱帽・脱毛です。

受賞作 ≪春・夏・冬「なんで君だけ?」≫ について
「読書の秋」に着目したキャッチコピーが少なかった(ほぼ無かった)のは、もう既に世間で「読書の秋コピー」が使い古されているからでしょう。そんななか敢えて読書の秋に切り込み、逆転の発想として春・夏・冬に嫉妬させることで斬新さを生み出し「オールシーズン読書しよう」と仕掛けた・・・。これはまさに「年中図書館にいきたくなるコピー」です。キャッチコピーを構成する逆転の発想の鮮やかさと、とても具体的なイメージが湧く一方で万人に訴えかける力があるという点を評価いたしまして、見事受賞作です。この度はクリエイティブ司書賞「図書館にいきたくなるコピー」部門の受賞、大変おめでとうございます!

クリエイティブ司書・小宮山剛

気鋭の若手芥川賞作家かのように理知的で素敵な笑顔の村山さん(もちろん写真左の方。右の昭和眼鏡はクリエイティブ司書)。来年もクリエイティブ司書賞に挑戦したいと、力強く宣言してくださいました!

・・・こんな変なメガネが突然現れて動揺されたかもしれませんが、終始穏やかにコピーに関する活動やこれからのことなどをお聞かせくださいました。

クリエイティブ司書賞のご受賞が、村山慎治さんの今後の活動に際して何らかの力になれば嬉しいです!改めまして、おめでとうございます!!


🖊図書館ではたらきたくなるコピー部門を受賞して(よしはるちゃんさん)

村山慎治さんとのインタビューから数日後のこと「図書館ではたらきたくなるコピー」部門を受賞されたよしはるちゃんさんにもインタビューのお時間をいただきました。図書館ではたらく人でなければなかなか着眼点の難しい題材であったかと思いますが≪本命なの。≫という素晴らしい受賞作をいただきました!

受賞作 ≪本命なの。≫ について
このコピーは「ほんめいなの」とも「ほん、いのちなの」とも読めるように思います。「図書館の仕事が本命の志望」であるというメッセージと「本、命!大好きでしょうがない」というメッセージとが、この端的に言い切られた力強いコピーに込められています。「なの」という言い切り文句も、絶対に図書館ではたらくんだと意気込む人の姿が想像できて素晴らしいと思います。この度はクリエイティブ司書賞「図書館ではたらきたくなるコピー」部門の受賞、大変おめでとうございます!

クリエイティブ司書・小宮山剛

終始にこやかに受賞作をつくるきっかけをお話しくださったよしはるちゃんさん。何でも「本命馬」のおかげで「本命なの。」を思いついたのだとか・・・。これからも推し馬さんを応援していると、いいことがあるでしょうね!

クリエイティブ司書が嬉しかったのは、今回の受賞を機により多くのキャッチコピーの勉強やコンテストへの応募を重ねていかれるとお聞きしたこと。自分の創った賞がこうして新たなご活躍に繋がるかもしれない。そう考えると、はなはだ僭越ながら自分もクリエイティブ界に貢献できたような気がします。

キラキラと今後の展望をお話しされる様子をうかがっていると、何だか有言実行の予感がしてくるのでした。

思えば、圧の強い顔で圧の強い背景画像を使っていたなと反省しております。よくもまぁこんな画面を見ながら平静を保っておられたなと感服いたします。

改めまして、素晴らしいコピーをありがとうございます。よしはるちゃんさんの作品は、多くの図書館勤務者の勇気になることだと思います!!!

🖊椎葉村交流拠点施設Katerie・ものづくりLabで副賞を製作しました

クリエイティブ司書賞の景品は、豪華版鹿革製のブックカバーでした!椎葉村では鹿の駆除数に活用が追いついておらず、せっかくの資源を無駄にしないためにこうした鹿革の利用などが進められています。

加工を務めてくださったのは、椎葉村交流拠点施設Katerie内にある「ものづくりLab」を運営するベル'sプラン合同会社さん!今回はノリノリで、革製しおりと杉材のキーホルダーもつけてくださいました(受賞のお祝いだそうです)

今回のブックカバー等のグッズにあしらわれているのは、椎葉村図書館「ぶん文Bun」のキャラクターであるコハチロー。椎葉村に伝わる那須大八郎に憧れるニホンミツバチなので「コハチロー」です。

・・・どうしてニホンミツバチなのかというと、椎葉村ではニホンミツバチの養蜂が盛んだからです。専業の養蜂家ではなくて、百姓・ノラ仕事の一環としてニホンミツバチの「蜂養い」が営まれています。

ニホンミツバチはセイヨウミツバチと違って様々な山の植物から蜜を集めてきます。そうして醸成された蜂蜜の味わいは何とも言えない豊潤さがあります。代表的な椎葉の蜂蜜ブランドは「椎葉の秘蜜」というもの。秋の採蜜時期を終えるとだいたいすぐ売り切れてしまいますが、必食の一品ですよ!

・・・なんで椎葉村図書館「ぶん文Bun」のキャラクターがニホンミツバチなのかというのはまた長い話になりますので・・・椎葉村交流拠点施設Katerie/椎葉村図書館「ぶん文Bun」のホームページにあるコンセプト紹介をご覧ください。

キーワードは「飛びたて、椎葉のみつばちたち。そしていつでも、帰っておいで。」です!

🖊たくさんのご応募をありがとうございます(全部まとめました!)

いろいろと脱線しましたが、今回の受賞者インタビューをもってクリエイティブ司書賞の全工程を終了いたします・・・。

いやいや!!!

受賞作以外にも素晴らしい作品がいっぱいあったんですよ!この記事の最後に、ぜひ皆さんにも「クリエイティブ司書賞にご応募いただいた全作品」をご覧いただきたいです!

それぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

全作品(63名の方からいただいた392点)を一枚の画像にまとめるとこんなことになりました!ぜひお家のリビングに飾ってください!

今回のまとめ画像は「発言まとめメーカー」さんを利用しました。392もの発言をまとめられるなんて感動モノ・・・。

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さて、この「クリエイティブ司書賞」は椎葉村地域おこし協力隊「クリエイティブ司書」の集大成として実施しました。100点くらい集まればいいかな・・・と自分の広報力・図書館力を予想しておったのですが、意外にも400点近くのご応募をいただき、僕の椎葉村での3年間が報われたような気持ちです。

これからの小宮山剛ですが、地域おこし協力隊を任期満了となり椎葉村役場にて図書司書を務めることになりそうです。(図書司書の募集が椎葉村役場より実施され、職員採用試験に合格し内定済みという状況)

今回クリエイティブ司書賞を通じて初めて椎葉村・椎葉村交流拠点施設Katerie・椎葉村図書館「ぶん文Bun」を知った・聞いたという方も多いかと存じます。ぜひコロナ明けの旅行には「椎葉村」へお越しくださいませ!!

下記のとおり、各種SNSにて椎葉村交流拠点施設Katerie/椎葉村図書館「ぶん文Bun」の発信を行っております。よろしくお願いいたします🐝

●コハチロー@椎葉村図書館「ぶん文Bun」Twitter

●椎葉村交流拠点施設Katerie(かてりえ)Twitter

●椎葉村交流拠点施設Katerie(かてりえ)Instagram

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また、小宮山剛個人の各種SNSもフォローのほどよろしくお願いいたします!

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