『半沢直樹 「倍返し」の心理学』日曜の夜に読みたくなるでしょう?
こんばんは、オオハシです。 さて今週(というか金曜に)は実はこどもの卒業式ありまして、普段の名古屋から柏に移動しており、いまは帰りの新幹線で打っています。 せっかく続けてきた投稿なので、毎週続けようと、がんばってます。(がんばらなくていいですよねべつに、いや自分がやりたいだけですから) ということで二週続けてビジネス本だったので今週は上記都合もあり、軽めの本でいきます、今週もよろしくお願いいたします!!
そういう意味ではちらっと証拠だけ(笑)
半沢直樹 「倍返し」の心理学 どんな逆境にあっても、決して負けない強さの秘密
内藤 誼人(Yohihito Naito) 2020年 3月の本
2020年3月の本なのですが、なんだかもう既に少し昔の話に思ってしまうのは月日の流れが早いからでしょうか。 ドラマというあまりに旬なものと関連した書籍からだからでしょうか。
ビジネス本を主に読むのですが、書店に行ったら時々、このような目についた本もあわせて買ってしまいます。 ネットで購入すると目的に応じた内容のみの調達になりますが、書店だと、ビジネス本ではなくて、とくに旬な本、一番は本屋大賞だったりするのですが、そういう書店さんの売りたい本とか、ちょっと解説が書いてあるコメントとか見るのが楽しくて書店での本の購入は楽しみにしています。
さて、まったく読書レビュになっていないのですが、本書は、(コロナの影響もあっていろいろとのびのびになってしまいましたが)2020年度の春ごろ放映された「半沢直樹」シリーズとあわせて刊行された本でして、いつもの特徴的なセリフと、それを導き出した背景や状況を心理学的観点から解説する、なかなか興味深い本だと思いました。
まえがき部分には以下のような記述がありました。 まさに本書を一文であらわしていると思う。
「本書では、その人気ドラマ『半沢直樹』の主人公半沢の生き様を参考にしながら、どうすれば逆境、困難を乗り切っていけばよいのかを考えていきたい。続編が始まることに合わせて、半沢直樹から学べることを今一度振り返ってみたいと思う。」
個人的な意見としては、僕の場合は、(逆に半沢のような意思であったりこの本で書いてあるような行動はとってしまうことが多いので、)しっかり謙虚に礼節を重んじねばと日々日々反省するのですが、多くの方に応援メッセージとなる本であることは間違いないでしょう。
もちろん、ドラマだから、特に日曜の夜の明日から仕事が始まるというビジネスマンに爽快になってもらいたいから、というところで、普段の日常ではできない・言えないことをドラマの中で代弁してくれるから視聴率があがる、というところもあるとは思うので、この本の通り実施したら逆に会社社会からは(ほんとにぐうの音も出ないぐらい成果を出していれば別ですが)相当なマイナスとして扱われるとは思いますが、非常に簡易なタッチで記載されている本ですので「あくまでご参考」としつつも、この観点から自分はどう動いたらよいか、と咀嚼して行動するようにしたらよいと思います。(P224に関連記載あり)
しかしながら、「半沢直樹」も、しっかり自分の意志を持って、『自分らしく生きる』 を実行されているから、やっぱり素敵だな、と思います。 やはり 「君は君らしく生きて行く自由があるんだ」だと思います。(いつもの欅坂をリンクしておきます)
以下、引用となります。
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P53 もし「しつこい」という言葉に抵抗があるのなら、「マメ」なのだとでも思えばよい。
(中略)
「しつこい」という言葉には、マイナスのニュアンスが漂う。
そのため、しつこくしようとすると、多くの人は躊躇してしまうのである。相手に対する迷惑を考えてしまうからだ。けれども「マメ」という肯定的な意味合いの言葉で置き換えて考えれば、しつこくすることにもためらいがなくなる。
P105 失敗したら、努力を倍増させるのだ。
「よし、燃えてきたぞ!」 「よし、面白くなってきたぞ!」と自分に言い聞かせるのもいい。
そうやって自己暗示をかけて、困難な仕事を克服するためのチャレンジとして考えるようにするのだ。困難な課題を達成するためのゲームだとでも思えば、失敗しても落ち込んだりせずに、むしろ興奮することができる。
(中略)
半沢は、困難にぶつかるたびに、おそらくは「興奮」を感じていたはずだ。
「面白い、やってやろうじゃないか!」という気持ちでいたからこそ、困難に立ち向かうことができたのではないだろうか。
P128
(これは実は半沢本を一通り読んでいて近藤の背景をよく知っていたから、この本でこのフレーズが出てきたときに、その情景が浮かび上がってほんとにうれしかったのですが)
遠慮ばかりしていても、認められることはない。 だったら思い切り本音で行こうじゃないか。本当の自分をさらけ出し、それで認められなければしょうがない。
(中略)
うつむくだけの生活を送っていた半沢の友人、近藤は顔をあげることを決意した。 そう決意して、近藤は立ち直る。
「顔をあげる」ということは、文字どおり、自分の心を奮い立たせるためにはよい作戦である。 うつむいていたら、心も折れてしまう。だから、ムリをしてでも顔をあげるようにしたほうがいいのだ。
スポーツでも、格闘技でも、試合中にコーチや監督から、「顔をあげろ!」「アゴを下げるな!」という檄が飛ぶことが少なくない。 なぜ、そういう檄を飛ばすのかというと、うつむいていたら相手に負けてしまうからである。心がくじけないよう、たとえ劣勢でも、顔をあげて強がって見せたほうがいいのだ。
どんなにつらいときにも、いやつらい状況だからこそ、顔をあげるようにしよう。
P264
ドラマ『半沢直樹』によって、触発された読者のみなさん。
せっかくのいい機会なのだから、半沢を見習って、みなさん自身も、逆境に耐えられるような強い人間へと自分を変えてみるのはどうだろう。そんな思いがあって、私は本書を執筆した。
「半沢は、ドラマの世界だからあんなにたくましいんだよ」などとは思わず、みなさん自身もたくましい人間になれるのだと信じよう。 実際、どうすればタフな人間になれるのかという具体的なアドバイスについては、本書でたっぷりと述べてきたつもりだ。
変わろうと思えば、いくらでも人は変われる。
まずは、そう自分に言い聞かせてほしい。
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ということで、今週はつごうによりさらっとですが、また反応いただけたらありがたいです。 なんとか毎週続けます。 少しでも、自分の関わる方にヒントになれば幸いです。 いつものブクログをつけておわります。 最後までよんでいただき、ありがとうございます。
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