前原剛|Tsuyoshi Maehara

時々

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せっかく、こんなにおもしろい時代に生きているのだから、理解されることをしてちゃあかんですよね。と心の中で思いながら、多くの人間の取り組んでいることを理解してしまう罪深さ

あの日から一年。

2022年2月24日 ウクライナの首都キーウにある自宅のマンションで、日本からの大量の通知と外のサイレンで飛び起きた。ロシアのウクライナ侵攻から約5時間が経過していた。…

2022年の忘れ物と。

たくさん「死ね」と言われ、たくさん「目障り」と言われ、たくさん「ありがとう」と言われ、たくさん「会えてよかった」と言われた2022年は、心臓を握られているような感覚…

せっかく、こんなにおもしろい時代に生きているのだから、理解されることをしてちゃあかんですよね。と心の中で思いながら、多くの人間の取り組んでいることを理解してしまう罪深さ

あの日から一年。

あの日から一年。

2022年2月24日

ウクライナの首都キーウにある自宅のマンションで、日本からの大量の通知と外のサイレンで飛び起きた。ロシアのウクライナ侵攻から約5時間が経過していた。

前夜まで戦争など有り得ないと威張り、現地に残り続けた知人たちと、それに感化されて帰宅した自分のことを悔やんだ。後悔しきれなかった。

鮮明に覚えている記憶。

起床後、部屋のセントラルヒーティングで身を温めながら眺めた灰色の空

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2022年の忘れ物と。

2022年の忘れ物と。

たくさん「死ね」と言われ、たくさん「目障り」と言われ、たくさん「ありがとう」と言われ、たくさん「会えてよかった」と言われた2022年は、心臓を握られているような感覚の時間でした。惨かった現実と、日常の中に敷き詰められた幸せと、それらのおかげで、2022年はいろいろな拾い物をした気がします。

シェルターでもらった温かいお茶、友達とスポーツバーでW杯を見ながら飲んだビール、街を散歩する小さな犬の姿、

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