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究極のラジオフェス『オールナイトニッポン55時間スペシャル』を聴きまくりました。

2月17日(金)〜19日(日)にかけて、ニッポン放送『オールナイトニッポン』の55周年を記念した大型特番企画『オールナイトニッポン55時間スペシャル』が放送されました。

以前、別の記事にも書いたのですが、ラジオは僕にとって、生活におけるインフラの一部になっています。「衣・食・住・ラジオ」です。リアルタイムで聴くことはあまりないのですが、radikoのタイムフリーやSpotifyのポッドキャストを駆使して、移動中や寝る前の時間に聴きまくっています。

主に、TBSラジオの平日18時〜21時の帯番組『アフター6ジャンクション』に加えて、『オールナイトニッポン』(&『オールナイトニッポン0』)を聴いています。現在の2022年10月期は、オードリー、佐久間宣行さん、Creepy Nutsをマストで押さえながら、その週ごとに余裕があれば、星野源さん、乃木坂46、SixTONESもチェックしています。日々、お耳が忙しいです。


そんな僕にとって、先日の『オールナイトニッポン55時間スペシャル』は、かつて体験したことがないほど大規模なお祭りでした。「お祭り」と書きましたが、さらに言えば、3日間の豪華絢爛なタイムテーブルを見て、これは「フェス」だと思いました。ぶっ続けで55時間、究極のラジオフェスです。

この3日間は、できる限りリアルタイムで流しつつ、タイムフリーを通してたくさんの番組を聴くことができました。現役のパーソナリティが超豪華スペシャルゲストを迎えた枠があれば(このタイミングでオードリーのもとにゲストとして呼ばれてしまったラブレターズが不憫でならない。)、歴代のレジェンドパーソナリティの復活枠もありました。(昨年春の卒業から1年足らずで戻ってきた菅田将暉が、レジェンドパーソナリティ然としていて笑いました。)

そうした数々の特別企画を聴きながら、『オールナイトニッポン』という番組の偉大さを改めて思い知りました。この番組の歴史は、そのまま、日本のポップ・カルチャー史と重なっています。また、第2部と呼ばれる『オールナイトニッポン0』(&および『X』)は、未来のシーンを牽引していくパーソナリティを次々と輩出し続けています。今回の『55時間スペシャル』は、歴史の堆積と未来への布石、その両方を豊かな実感を通して改めて伝えてくれました。


そして、パーソナリティ同士、もしくはパーソナリティとゲストの交流を聴きながら、もう一つ思ったことがあります。それは、一人ひとりの年代や活動領域は異なれど、そうした全ての点と点は線として繋がっている(繋がり得る)ということです。世代を超えた継承があれば、ジャンルを超えた相互作用もあります。音楽も映画もお笑いも、それぞれが単体として成立しているのではなく、お互いに共振し合いながら共に「時代」を表現しているのだと思います。(例えば、今回の55周年を記念して制作された、星野源さんとオードリー・若林正恭さんのコラボジングルは、そうしたジャンルを超えた共鳴の一つの美しい結実だと思います。)

過去と現在と未来。様々なジャンルのクロスオーバー。ポップ・カルチャーとは、そうした果てしない奥行きと深さを誇っていて、そしてその面白さを最大限に伝えてくれるのが、ラジオであり、『オールナイトニッポン』であると、そう強く思いました。

日々、ポップ・カルチャーの最前線を追い続ける者として、僕はこれからもラジオを、『オールナイトニッポン』を聴き続けていきます。そして微力ながら、こうして言葉を綴ることで、ラジオやポッドキャストをはじめとした音声コンテンツを盛り上げていきたいと思っています。

以下、『55時間スペシャル』の各枠を聴いた後にツイートした投稿のまとめです。


●オールナイトニッポン0(フワちゃん/ぺこぱ/佐久間宣行/マヂカルラブリー/三四郎)

オールナイトニッポン55時間スペシャル、始まった! radikoのタイムフリーを駆使しつつ、一つでも多くの枠を聴いていきます。 さっそく、第2部の現役パーソナリティ大集合の枠を聴きました。 佐久間さんが仕切るのかな?と思ったら、冒頭、最古参の三四郎が回し始めて笑った。


●EXIT(ゲスト:Creepy Nuts)

オールナイトニッポン55時間スペシャル、ぜんぜん追いつけてませんが一つずつ聴いています。 EXIT × Creepy Nutsの枠、ついにマブダチと再会!って感じのバイブス全開で最高です。 昨年終了した「イグナッツ!!」の大反省会になってて爆笑した。テレ朝の番組なのよ。


●菅田将暉

約1年ぶりに復活した「菅田将暉のオールナイトニッポン」を聴きました。 お馴染みのスタッフ&優秀なハガキ職人が見事に再集結していて感動した.....。 これまで番組内でさんざんこすり続けてきた「アバター2」がついに公開された話、最高だったぜ。また復活してくれ頼む。


●秋元康&佐久間宣行

オールナイトニッポン55時間スペシャル、秋元康さん×佐久間宣行さんの枠を聴きました。 日本エンタメ史を2人の観点から振り返る2時間。特に、前田敦子のAKB48卒業発表の舞台裏の話、痺れた。 あと、最後に浮上した「乃木坂46の公式ライバル、佐久間宣行」説、最高です。


●ゆず&Creepy Nuts

オールナイトニッポン55時間スペシャル、ゆず × Creepy Nutsの枠を聴きました。 意外な組み合わせ!と思ったけど、後半になるにつれて非常に深い創作論が展開されていって、4人の間に迸る熱いバイブスが伝わってきました。 ラストの「夏色」コラボ、音源化希望します。


●オードリー(ゲスト:ラブレターズ)

オールナイトニッポン55時間スペシャル、放送は終了しましたが、radikoのタイムフリーで追っかけて聴き続けていきます。 オードリーの枠、冒頭でクミさんが電話出演してぶち上がりました。いつかクミさんが星野源さんのANNにゲスト出演する日が楽しみです。 ラブレターズも最高。


●タモリ(ゲスト:星野源)

タモリさん × 星野源さんのANNを聴きました。 「恋」の最後の歌詞《一人を超えてゆけ》について語り合う一幕、とても良かった。 結婚はゴールではなくて、《夫婦》を超えて、《二人》を超えて、そして最後には、《一人》を超えていく。それこそが、人生なのだと。


●aiko&井口理(King Gnu)

オールナイトニッポン55時間スペシャル、aiko × 井口理(King Gnu)の枠を聴きました。 お互いさぐりさぐりな感じで歌い始めた「エイリアンズ」(KIRINJI)を経て、あの伝説の「カブトムシ」デュエットが再び実現! 胸が高まりました。 いつか正式な形で音源化しますように。


●電気グルーヴ

電気グルーヴのANN、聴きました。 「メロン牧場」(「ROCKIN'ON JAPAN」の長寿連載)で2人のトークはよく読んでいるのですが、やはりラジオのバイブスは格別です。 マジでもう嘘か本当か分からないし、笑っていいのかも分からないけど、留置所の話が面白すぎる......。


●福山雅治「魂のラジオ」with 荘口彰久

福山雅治のANN「魂のラジオ」を聴きました。 新世代のリスナーと電話を繋ぎ、がっつりと人生相談にのり、そしてアコギで生歌を披露する。という、まさに深夜ラジオの醍醐味が凝縮された2時間だった。 めいっぱいのラジオ愛に満ちた、素晴らしい55時間SPのフィナーレ......!



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