亡くなってから注ぐ愛情なんて


イベントは予期せぬ痛み
今回はひなまつり

私達、姉妹にはひな祭りはなかった
雛人形を見たことがない
勿論、家になかった
そしてお祝いなどしなかった

今は仏壇に華やかな祝い
ケーキ、お菓子、マスコット

戸惑いに両親に返信出来なかった

亡くなってから注がれる愛情など
残酷
亡くなってから大切にされる
今更…なんだろう

両親がしたいことは
出来るだけ良いと言ってきた

とにかくなんでも妹に費やしてる
生きてないのに
償いなのか、供養なのか

妹と比べられてきた
妹が羨ましかった
ただただ複雑な思いと怒りだけ


両親の愛情が欲しいと言っていた
通院でも妹は両親にこだわっていた
もう貰えない愛情
だから自分の人生を
医師と私の意見は一致したけど
妹の顔は暗いまま
きっと去年の通院で付き添った時だ

幼少期に貰えなかった愛情は
今、貰っても
人格を作りあげていく基盤に必要で
まして亡くなってからなら
親が平常心を保ちたくてやってる事だ

妹がいない
もう、私には妹がいない
それはわかってきた
その事で2月はとにかく寝込んだ

今は妹がいないことより
妹がいなくなり
変わっていく両親との関係に
虚しさ、悲しみ、ストレス

ストレートに伝えたいけれど
あまりにも酷く罵倒しそうで
それこそ私の鋭利な言葉で
彼等の命を左右しそうだ

そんな体力も使いたくない
夢の中で両親を殺して鬱憤を晴らしてる

愉快な両親で気も合う時もある
生活苦なので食料を届けて貰ったり
そうしないと現状の生活が辛いから
何一つ、両親に言えない

手を取り合って
痛みを分かち合っていくなんて
同じ家族でも難しい
これは我が家だけではない
自死遺族の一つの問題なのでは?

#自死遺族 #サバイバー #自殺 #自死 #グリーフケア



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