見出し画像

目標達成ということを今一度考えてみた

1/17に富山市で開催された目標達成プログラム講座を受講してきました。
アチーブメント株式会社という人材育成コンサルティング会社が長年研究してきた「目標達成のための思考方法と技術」を入門レベルで勉強してきました。
自己啓発の一環としてたまにはこういう講座を聞くのもありかなと。

アチーブメント社について詳しく知りたい方はこちらを見てみてください。

様々な実績がありますが、大谷選手が在学していた花巻東高校で授業の一環として目標達成プログラムが組み込まれ、当時高校2年生だった大谷選手にも指導していたみたいです。実際彼は「世界一の野球選手になる」と当時から公言し、有言実行を果たしています。
現在もその授業は続いているとのことです(*_*)

今回の講座は目標達成するためのプロセスという内容ですが、
要約すると
「願望×行動=目標達成」
となります。
目標を考えるとき、まず先に願望を明確にすること。
その次に行動(時間とお金の使い方)をコントロールすること。
この順番が何よりも大事です。
この二つが合致して嚙み合ったときに目標達成という良い結果がついてきます。

では具体的にどのような目標達成プロセスを経るのかを共有します。


1.人生の目的を明確にする

「あなたの人生における願望は何ですか?」
そう問われたとき、自分含めて大半の人が即答できないのではないでしょうか。何となく頭に浮かぶけど、ふわっとしたことしかイメージできないと思います。
あるいは仕事のことしか考えられなくなり、仕事=人生となっていないでしょうか。
例としては
・充実感のある日々を送る
・世界一の〇〇になる
などがあるのだと思います。

いろいろ考えてみた結果、自分の目的をあえて言うなら
「自分と周りの人が喜ぶ・幸せになる何かを成し遂げる」
がひとつ浮かびました。
この何かには、食・農業を通した健康や癒し、環境を考えることが主になっています。人間の体は自分が食べたもので作られていくので、食べ物にこだわりたい気持ちが強いです。
そんな食べ物にこだわりを持つ人にこだわりの食を届け、皆が心身ともに健康に過ごせたらいいなと思い、農業に光を見出しています。

ただ、この願望というものも今のところ曖昧なため、さらに深堀りして明確にする必要があります。
「なぜ農業をしているのか」
「なぜ食にこだわりを持っているのか」
「なぜ人の健康が大事と思うようになったのか」
なぜを繰り返すと人生の願望となる核が明確に見えてくるのだと考えます。
これからの農業人生はこの核を自問自答し、探す旅になるのでしょう。そのうち途中経過でもいいからまとめてみたいと思います。

2.目標達成ピラミッドを立て

目標達成に向けて、目的・理念から考え、目標・計画・実践という順番に考えることが鉄則となります。
1.人生理念を立てる
 価値観、哲学、信条、理念を固める
2.人生ビジョン、将来像を明確にする
 →1と2が人生の目的の土台となる部分です。
3.目的を達成するための目標を立てる
4.目標を達成するための計画を立てる
5.最終的に日々の実践に落とし込み行動する

1.2の願望・目的を忘れて3の目標から考えてしまう人が大半だと思います。曖昧な願望の元に行動するため、曖昧な結果しか生まれず、目標達成に至らないというパターンが非常に多いと思います。私ももれなくそうです。
仮に願望がなく成功した場合、それは何かを犠牲にした成功となってしまっているとのことです。

1.2の願望・目的が明確であると、3.4.5の行動軸が固まるのです。

3.考え方をコントロールする

事実は一つ、解釈は無数

アチーブメント(株)社長 青木仁志

願望を強くするにおいて、解釈を肯定的にすることを意識すると、未来のなりたい自分近づくという話でした。
興味のある量子力学のひとつで引き寄せの法則というものがありますが、自分の想像したことが明確であれば、それに向かって行動するイメージが強まるという話に似ているなと考えてたりしました。

4.よりよい人間関係を構築する

今回はあまり触れられませんでしたが、コミュニケーション技術の一つに、選択理論心理学というものがあります。
人は内側の願望に従って自ら行動を選択する、という考えです。
決して相手をコントロールしようと圧をかけるのではなく、
相手を尊敬、信頼、傾聴、受け入れる、交渉するなどして相手の願望に沿った行動や寄り添い方をすることで、よりよい人間関係を築けます。

5.タイムマネジメントを意識する

タイムマネジメントとは、時間の管理ではなく「未来の出来事」の管理である。
時間は1日24時間と不変であるためコントロールすることはできないが、その代わり1日の限られた時間の中で何をするかはコントロールできる。
そのため、これまで書いてきた願望と目的を明確に持っていたら、それに伴った思考や行動をコントロールできるようになる。

この話を聞いて確かにそうだよなと思いました。
タイムマネジメントではなく、イベントマネジメントと捉えていた方がいいなと思ったくらいでした。
目標、計画、実践という過程の中で未来の出来事を固めてしまうことで、意志がブレずに迷いなく進めることができます。

そこで、タイムマネジメントをするにあたり予定を組むということをよくしますが、予定の組み方には大きく2つ存在します。
a.スケジューリング:予定を忘れないように記録しておくこと
b.プランニング:目標のゴールから逆算して第二領域の予定を確保しておくこと

普段何気なくしているのがaのスケジューリングですが、目標達成のためにはbのプランニングが重要です。

このプランニングをするためには以下のプライオリティマネジメントが必要となります。
行動を重要度と緊急度の軸で行為を分類したとき、
第一領域:すぐに対応しないといけない行為
第二領域:将来への備えとなる行為
第三領域:見せかけの充実感を得る行為
第四領域:無駄な行為
と大きく分かれます。

プライオリティマネジメント

先ほどのプランニングには第二領域を優先的に考えることが重要となります。
将来の目的を持つ人は1→2→3→4の順に思考、行動し、結果を出すことができます。
・資格試験が4/20なので、3月末までに参考書を2周読み終え、4月前半までに問題集を解き終える
・歯医者の予約を1年分先取りして予約しておく
・家族旅行の日を先に決め、有休をとる日を確定させる

逆に、将来の目的が曖昧な人は1→3→4と2を飛ばして行動するので、毎日の仕事に追われ、3,4のようなしなくてもいいことに時間とお金を浪費してしまい結果が出ないのです。
・仕事終わりに急遽飲み会に誘われ、愚痴をこぼし合う
・無駄な電話対応、ダラダラ会議、ネットサーフィン
気休め程度でしたらリフレッシュになりますが、2の時間がほとんどないのでは目標達成には一向に近づかないです。

私も読書やnoteを書くなどの時間を作ってはいますが、明確に毎週何日の何時にするといった決まったルーティンにはなっていないです。がちがちに決めて何かをすることが元々好きではなかったのですが、この講座を聞いてできるところから時間を決めて実行することも大事だなと少し反省しました。
noteは少なくとも毎週土曜日の夜に更新するということを頑張ってみます。

終わりに

以上の講座内容を聞いて、改めて自分がなぜ今富山で農業をしているかを問い直すいいきっかけをもらえたなと感じました。
東京から離れて農業がしたい、食のまだ見ぬ可能性を見たいという気持ちがあって移住したのは確かです。ただ、今後、農業、農的暮らしをしていくにあたり、人生の願望・目的の核となる部分を明確に言語化できると、繋がっていく人たちとの間に納得と信頼が生まれ、応援してくれる人も増えるのではないか考えています。加えて、自分の行動に一貫性を持たせることもできると思っています。

農業を始めて1年半以上経ちますが、これからはそんなことも意識しながら農業と向き合っていくことがテーマとなりそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?