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Nihon Ookami Kamui
2021年5月14日 07:39
真っ赤な髪の女の子
石澤健(Ken Ishizawa)
真っ赤な 髪の女の子 小田急線のってやってきた僕らの住みなれた柿生駅 太平屋のいなりをほおばってギターケースひとつの荷物 東京に金持ちになりにきた ポッケのピックで「こがねむし」エーマイナーひとつの「こがねむし」真っ赤な髪の女の子 真っ赤な 髪の女の子 ひとり住まいのマンションで込み上げる寂しさ紛らわす 黒い子猫に惹かれたよわたしはねぇちゃん君は弟 名前を「
2021年5月13日 08:37
アイスミルク 2021 Birthday Song from Ken to Maki
昨日までの憂鬱すぎるほどの激しさを解きほぐしてくれる妻がそばにいる他愛なく口元を滑らせるアイスミルク君はありふれた言葉も溶かしている見せかけの素直さはいつだって隠せないさ暗黙の約束に不自由はなくて氣難しくあつらえ届けるラブソング声遣い(こわづかい)が容易い贈り物だろうキャンドルライトは胸の中だけのForty-eighth happy birthday to maki飾
2021年5月9日 17:35
胸中
僕の行く先は、あてがわれてしまった古い言葉の向こう 誰しも知る由もない標(しるべ)なきところです名のある時間の果てで 漂ってだけはいるまい新たに振り向く世界に 確かめる誰かがいるだろう今はもう 閉じ去った旅を 懐かしむよりもまだ気づけないなにかを 探して生きたいのさ僕が見たいのは 神様さえ創れない天地さえ察せない 幸せ超えた幸せな素敵な感情のところです遥かな時間の先で
2021年3月24日 04:50
不整脈の白日
死んでしまいたかった 何もかもを置き去りにして無責任にも程がある そんなこともお構いなしにね哀しみのさえずりを 忘れた野の鳥のようにただ黙って暮れる夕陽を 無意識の身体で幾度も数えてどうして人間なんだろう 旅の途中だと知っていながら標(しるべ)なき答えに 噛む砂の味気無さの毎日さあゝ 世界は不整脈のリズム感で 満たされること無く踊り続けるたった一人だけでいいから 眞實(