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ふと思い立ったので、バスケの審判とコーチのライセンスをとってみた

草バスケではメチャクチャ笛を吹いているんですけれど、よく考えたら今何もライセンスを持っていないことに気づきました。北海道にいた頃は道A級というちょっと良い目のもの持ってたんですけれど、バタバタしてる間に失効してしまいました。

草バスケといえど、誰かがちゃんと笛を吹くってことはすごく大事だと思うんです。もちろん喧嘩防止の意味合いもあるんですが、歳をとってからはより「怪我をしないさせない」ためのジャッジが多いような気がしてます。危ないプレイの線引きになりますからね。

そこで、改めてなんですけれどバスケの審判のライセンスを取ろうと思いました。あんまりとる人はいないと思うんですけれど、もしそれを志す方がいらっしゃったら参考にしていただければ幸いです。

はじめに

バスケの審判の資格を取りたいと思ったらどうすれば良いのでしょうか?
色々調べていくと、今一番下の資格はE級というもので、こちらについてはオンラインで取得できることが分かりました。

公益財団法人日本バスケットボール協会「審判ライセンスの取得について」より

ほう、昔よりもハードルが低くなってる。何せ以前とったときは、オフラインで講習会があって、そのあとに実技試験までありましたからね(たしか女子高生の試合を吹かされた気がする)。
ちなみに費用感は以下の通り。

公益財団法人日本バスケットボール協会「審判ライセンスの取得について」より

全然D級とかとれる気はするんですけれど、まずは資格とることを目指したいのでサクッとE級を目指すことにしました。
大まかな流れをまとめると以下の通り。

  1. 審判員として活動する「都道府県」を決める

  2. TeamJBA(JBA会員登録管理システム)でメンバー登録をする

  3. E級ライセンス新規取得eラーニングに申し込む

詳しくはこちらを参照。
では実際にやってみていきたいと思います。

審判員として活動する「都道府県」を決める

これはきっと決めの問題なんですよね。
とりあえず東京都にしておきます。

Team JBAに登録する

いきなりすごいUXなんですけれど、新規登録するには

TeamJBAのトップページにある「会員登録画面からご自身のアカウントを探す」ボタンを押します

https://team-jba.nf-support.jp/member/manual/manual-1829/

そうで…
そもそも審判ライセンスの取得についてページの「TeamJBAメンバーIDの新規登録(はじめての登録)」ボタンを押してもTeamJBAの新規登録画面に飛ぶわけではなく、「メンバーIDを発行したことがない場合の初回ログイン」画面に飛ばされるというトリッキーぶり。この時点で先行きが不安です。
ちなみにTeamJBAトップページはこちら。ここまでいってしまえば、あとはこの画面の通りに入力していくだけではありました。
一点メチャクチャハードルが高い部分があって、顔写真が必要です。これもあらかじめ用意するモノとして書いといてくれば良かったですよね。
幸いにもマイナンバーカードを作ったときに使った証明写真があったので事なきを得ました。

eラーニングを受講する

TeamJBAに登録したら、早速eラーニングを受けてみましょう。
基本はこのページの通りでした。ただ、肝心な支払いに関してが書かれていなかった…
受講申し込みをすると「請求書を発行する」みたいなメニューが出てくるはずなので、それを押すとこの手順で支払いが出来るようになります。
クレカが使えてよかった。

そんなわけで、支払いが終わったらeラーニングが受講できるようになります。
内容は、もしかしたら一回も審判をしたことない人にとってはちょっと難しめかも。僕はさすがにこのあたりは一度やっているので問題ありませんでしたが、確かにハンドサインなんかはちょっとうろ覚えのモノもあったのでよい勉強になりました。
ちなみに全く話が逸れるのですが、好み=よく吹くバイオレーションはドライブ時の突き出し足に関するトラベリングです。また、自分がプレイで多用する関係上、ゼロステップに関するトラベリングはかなりしっかり見るようにしてます。僕に笛を吹かれる場合は気にするようにしてください。

バイオレーション集。24秒バイオレーションだけはとっさに出来る気がしない
ファール集。TFとTOをよく間違うのと、アンスポはとっさに出来るか不安

ちなみに講習のeラーニングですが、これもまたUXが非常に微妙で、次の講義に進むボタンを押したあとに毎回アラートウインドウが開くなど爽快感がない。これは是非ともカイゼンして欲しいと思いました(最後のアンケートにもバッチリ書いておいた)。
ともあれ、eラーニングを受けきって理解度テストが完了すれば、晴れてE級審判員の第一歩を踏み出せるわけです。イージーですね!

登録料を支払う

ただし、正式に審判員として認められるには登録料を払う必要があります。ここが非常に迷うポイントなんですけれど、前述した理解度テストが完了してeラーニングの進捗が100%になっても、申請可能になるまで30分程度のタイムラグがありました。具体的には、以下のメールが送られてきて初めて請求書の発行が出来るようです。

受講結果通知

あとはeラーニング受講の時と同じようにお金を払うだけ。総額3,000円弱かな。

ストラップなんかが届く(はず)

これは2022/06/18現在まだ届いてないです。先週お金払ったので、まあどこかで届くんでしょう。
…と思って改めてちゃんと見てみたら、衝撃の事実が判明しました。

Amazonの偉大さがよく分かる

そうか…8月末まで来ないのか…
首を長くして待つことにします。はやくワッペンが欲しい!

おわりに

そんな感じで、ざっくりとeラーニングでとるE級審判員資格を振り返ってみました。

コーチの資格も取ったんですけれど、基本的な取り方は同じ。もし審判の資格と一緒にとるなら、請求はまとめた方が楽なのでいっぺんにやった方が良いと思います。
内容も入門編なので、コーチ経験なくても全然とれる感じでした。実はコーチ経験もあるのですが、こちらは改めて参考になることがかなり多かったです。ここだけの話ですが、PMと似通った部分が多すぎてこれは別途記事を書かねばと思いました。
ちなみにコーチの教材はエモかったです。新任教師のアキコさんがバスケ経験0なのに顧問に指名されて奮闘する、というストーリーで、山あり谷あり選手との絆ありで、最後の方はちょっと感動してしまった。3年生に胴上げされるアキコさんの姿が容易に思い浮かぶ、いい教材でした。

いずれにせよ、これで晴れて資格を持っている審判員でありコーチになったのですが、結局この資格は書類でしかなくて、知識や経験を実戦で生かせなければ何も意味がないと思ってます。
僕もすでに良い年なので、いつ選手生命が終わってもおかしくありません。バスケのセカンドキャリアとして何を選ぶかはまだ分かりませんが(50になってもしぶとく現役だったりしてね)、この資格取得をファーストステップとして今後とも多くの経験を得ていきたいと思いました!!

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