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前受け払い勘定は時間差トリック

まず問題から

CPA会計学院  『いちばんわかる日商簿記3級の教科書』 より


要約すると

2月1日
土地を6ヵ月貸すという契約で前払いで9,000円受け取った。

3月31日決算日。
当期の収益として2ヵ月分計上しないといけない。

仕訳はどうなるか?
という問題。


ここで頭に浮かんだ勘定は
受取地代前受地代


そして半年分の9,000円を6で割って1ヵ月単位の金額を出す。
1,500円。


すでにもらっている6ヵ月分から4ヵ月を引けば残るのは2ヵ月分
としたいので
仕訳の金額は4ヵ月分の6,000円があてはまる。

あとは勘定科目を当てはめれば…

受取地代 = 収益勘定
前受地代 = 負債勘定


あれ…
どっちも貸方じゃん!

どうやっても理屈が合わない
答えもみても俺が求めている説明が見あたらない。

理解不能消化不良のまま昨日は終わった。




そして今日。

なにかヒントでも掴みたいとじっくりと問題文を読んだ
そして答えは拍子抜けするほどあっさりとわかった


勘定を処理するのに時間差があるということ。

6ヵ月契約の受取地代は受け取った時点で勘定する、

前払地代は期末の決算整理時に勘定する、

つまり
受取地代(収益)を減らした時点で前受地代が出現するというわけ。


決算整理時にしか
また翌期の再振替仕訳の処理しか出現しない勘定。

決算勘定とでもいうか。



答えはこちら

受取地代移動後に前受地代が出現。
試算表も同じ残高じゃなかったりするからやっかい


今日解けなかった問題は明日解けるかもしれない。
だから今日のことは忘れて
しっかり寝ろ。

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