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PDCAサイクルで目標達成

こんにちは!つつです!
会社からPDCAサイクルについてまとめてきてくださいと、課題が出たので
まとめた内容をここにも書きたいと思います。


PDCAサイクルとは

PDCAサイクルは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の4つのステップを繰り返すことで、業務を継続的に改善していくためのフレームワークです。

PDCAサイクルの4つのステップ

  • Plan(計画):
    達成すべき目標を設定し、その目標を達成するための具体的な行動計画を立てます。 この時、目標を数値で明確化することが重要です。

  • Do(実行):
    Planで立てた計画に基づき、具体的な行動を起こします。
    実行する際には、計画で設定した行動計画に沿って進めることが大切です。

  • Check(評価):
    Doで実行した結果が、Planで設定した目標に対してどの程度達成できたかを評価します。
    単に達成できたか、できなかったかだけでなく、結果とその要因を分析することが重要です。

  • Action(改善):
    Checkで明らかになった問題点や改善点に基づき、次のPlanに活かすための改善策を検討します。
    改善策は、次の計画に具体的な形で落とし込む必要があります。 

PDCAサイクルの具体例:成績向上

Plan(計画)

まず、成績向上の計画を立てます。
この計画を立てる段階が、PDCAサイクルにおいて最も重要です。 なぜなら、しっかりとした計画があれば、後の実行、評価、改善は自然と回っていくからです。

漠然とした計画ではなく、具体的な行動計画に落とし込むことが重要です。例えば、次のような計画を立てます。

  • 目標:

    • 1年後にある試験を含めて5回のテストで上位5%に入る

    • 各回のテストで以下のような成績向上を目指す

      1. 上位30%

      2. 上位20%

      3. 上位10%

      4. 上位8%

      5. 上位5%

  • 具体的な行動計画:

    • 授業: 一つの授業ごとに不明点を1つ質問する

    • 自学自習:

      • 予習:前日に教科書を一読する(1時間)

      • 復習:授業範囲の問題を解く(2時間)

Do(実行)

計画を立てたら、次は実行です。 上記の計画を元に、日々努力を重ねます。

Check(評価)

計画を実行した後は、結果を評価します。 評価を行うには、基準が必要です。 この場合、評価基準は 目標成績との比較 となります。 例えば、科目ごとに目標と実績を比較し、基準を満たしている場合は現状維持、満たしていない場合は改善策を検討します。

Action(改善)

評価に基づき、改善策を検討します。 重要なのは、次の計画に活かせる具体的な改善策を立てることです。 例えば、「数学の点数が目標と乖離している。要因は前学年時の数学知識が抜けているため、前年度の数学を復習する」といった具体的な改善策を立てます。

このように、PDCAサイクルを回すことで、継続的に成績を向上させていくことができます。


メリット

PDCAサイクルには、以下のようなメリットがあります。

1.目標やタスクが明確になる:

PDCAサイクルを回すためには、まず始めに目標を明確にする必要があり、目標達成のために具体的な行動計画を立てることで、タスクも明確になります。
例えば、新人の田中さんが新しい営業プロジェクトを担当することになりました。PDCAサイクルを使ってプロジェクトを進めるとします。

  1. Plan(計画):

    • 目標: 3か月で新規顧客を10件獲得する。

    • タスク: 週に2回、新規顧客訪問。毎日2件の電話営業。月末に進捗報告書を提出。

これにより、田中さんは具体的な目標と行動計画を持ち、どのタスクに注力すべきかが明確になります。

2.業務に集中できる:

明確な目標とタスクが設定されているため、目的意識を持って業務に取り組むことができ、集中力や生産性の向上が期待できます。
例えば、田中さんは明確な目標とタスクを設定したことで、日々の業務に集中することができるようになりました。

  1. Do(実行):

    • 計画通りに新規顧客訪問と電話営業を行います。

    • 毎日、訪問や電話の記録をつけます。

明確な計画に沿って行動することで、田中さんは目的意識を持って業務に取り組むことができ、集中力が高まりました。

3.課題や問題点が把握しやすい:

PDCAサイクルを繰り返すことで、業務の進捗状況や結果を定期的に評価するため、問題点や課題を早期に発見することができます。
例えば、1か月が経過し、田中さんはPDCAサイクルのCheck(評価)段階に進みます。

  1. Check(評価):

    • 訪問や電話営業の成果を確認。

    • 3か月の目標に対して、1か月目の成果を評価します。

評価の結果、田中さんは以下の問題点に気付きました。

  • 訪問先の選定が不十分で、効果的な新規顧客にアプローチできていない。

  • 電話営業の時間がバラバラで効率が悪い。

これらの問題点を早期に発見した田中さんは、次のAction(改善)段階に進みます。

  1. Action(改善):

    • 訪問先のリストを見直し、ターゲットを絞り込みます。

    • 電話営業の時間を毎日同じ時間に設定し、ルーチン化します。

このように、PDCAサイクルを繰り返すことで、田中さんは問題点を早期に発見し、改善を行いながら目標達成に向けて進んでいくことができます。

デメリット

PDCAサイクルには、以下のようなデメリットがあります。

1.形骸化するおそれ:

PDCAサイクルを形式的に繰り返すだけになってしまい、本来の目的である業務改善につながらない可能性があります。
例えば、ある会社では、PDCAサイクルを導入して業務改善を図っています。しかし、形式的にPDCAを回すだけで実質的な改善が見られないことがあります。

  1. Plan(計画):

    • 毎月、業務改善のための計画を立てる。

  2. Do(実行):

    • 計画通りに業務を実行する。

  3. Check(評価):

    • 毎月、評価ミーティングを行うが、表面的な評価にとどまり、本質的な問題点に触れない。

  4. Action(改善):

    • 改善策を立てるが、具体的な行動に結びつかない。

このように、形式的なPDCAサイクルを繰り返すだけでは、実質的な業務改善につながらず、形骸化してしまいます。

2.サイクル完了までに時間がかかる:

計画、実行、評価、改善という一連のプロセスを完了するまでに時間がかかる場合があり、迅速な対応が求められる状況には不向きです。
例えば、小売店の在庫管理にPDCAサイクルを導入している場合、迅速な対応が求められる状況で時間がかかることがあります。

  1. Plan(計画):

    • 季節ごとの在庫計画を立てる。

  2. Do(実行):

    • 計画通りに在庫を管理する。

  3. Check(評価):

    • 季節の終わりに在庫状況を評価する。

  4. Action(改善):

    • 次の季節に向けて改善策を講じる。

在庫が急激に増減するような突発的な事態に対しては、PDCAサイクルの一連のプロセスを完了するまでに時間がかかり、迅速な対応が難しくなります。

3.新しいアイデアが生まれにくい:

既存の計画に基づいて改善策を考えるため、斬新なアイデアが生まれにくいという側面があります。
例えば、製品開発部門でPDCAサイクルを使っている場合、新しいアイデアが生まれにくいことがあります。

  1. Plan(計画):

    • 既存の製品改善の計画を立てる。

  2. Do(実行):

    • 改善計画に基づいて製品を改良する。

  3. Check(評価):

    • 改良後の製品を評価する。

  4. Action(改善):

    • 評価結果に基づいてさらに改善策を講じる。

このプロセスを繰り返すことで、既存の製品を少しずつ改良することはできますが、新しい製品や斬新なアイデアが生まれにくくなります。

所感

PDCAサイクルは、既存の製品の品質管理や、生産効率を上げる事に適していると感じました。
(定期的な業務改善やプロジェクトの進捗管理など、計画を立てて実行し、その結果を評価して改善策を講じるといったプロセス)

逆に、状況が一刻と変わる場面、緊急対応が求められる場面では悪い意味で型にはまるというか、融通が利かなくて、向いていないかなと思いました。
(医療現場、災害対応、IT業界、ファッション業界等)


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