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【TCP公式ライター就任のご挨拶】芦田央(DJ GANDHI)

『学校の怪談』すら恐怖だったんですよ。だから『リング』なんてのは、もってのほか。なんで『アルマゲドン』じゃないんだ…貞子はイヤだ…ブルース・ウィリスが良い…とレンタルしてきた父を呪ったのが小学生の頃。

しかし、20年以上も時が経つと、不思議なもんで、暗い部屋で『死霊のはらわた』シリーズを観た後に、同じサム・ライミ監督の作品である『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を劇場でゲタゲタ笑って観られるような大人が出来上がるんです。

結論。「映画には人を変える力がある。」

そんな高尚な結論に、自身のしょうもないホラー映画体験談を引き合いに出した私は、DJ GANDHIという名前で、映画に関する記事をnoteにあげている平成の最初の年に生まれた広告代理店勤めのサラリーマン。『リング』だって『呪怨』だって1人で観られます。

生まれも育ちも北海道は札幌市。大学生活の4年間だけ愛媛県松山市。今は東京で、様々な企業のSNS運用支援の仕事をしています。縁あって、この度「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM 公式ライター」という大役を拝命しました。その初のお仕事が、この場をお借りして意気込みを語る、この記事となります。

SNSの仕事をしているからこそ、思う事があるんです。

SNSって便利なもんで、アルゴリズムによって自分の興味関心の高いものが優先的に表示されますよね。これって、自分の好きな分野を、より広く、より深く知るためにはとても良いシステムなんですが、SNS上を回遊しているだけでは、逆に自分の「興味のないコンテンツ」には出会えないんです。偶然の出会いがないんです。

Amazon PrimeやNetflix、U-NEXTなどのサブスクサービスにも「あなたへのおすすめ」があると思います。これは大変便利です。しかし、TSUTAYAで何分も悩んだあげくジャケットの雰囲気でレンタルしてみて、アタリもハズレもあるけれど…悩んで悔いなし!みたいな、そういうのがないんです。オフラインな時代にもこうした良さがあったんです。

そこへいくと、このTSUTAYA CREATORS‘ PROGRAMは「本当に観たい映画企画」を映画化するというもの。"観たい映画が観られる"というのは凄くアルゴリズム的だし、でも自身の行動実績データに基づいて機械的に推奨されるものではなく、どれが映画化されるのかは分からない”偶然”の要素もある。今と昔の良いトコどりをした、素晴らしいプログラムだと思います。

そして私は、多くの方と同じく「観客」なんです。

なので、映画製作に携わる方々の声を聞くというのは、今までパンフレットやメイキング映像などでしか触れたことがありません。そんな中、このTSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM公式ライターのお仕事では、今年の審査過程や、関係者様へのインタビューなどを担当する予定です。

映画を創る人たちの”熱”に初めて直接触れられる、これが今回とても楽しみにしていることですし、その"熱"を、可能な限り余すことなく皆さんにお届けするのが、自分に課されたミッションだと思っています。

本格的なライターとしての活動は初めてですが、TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAMの発展はもちろん、みなさんと映画の偶然の出会いのきっかけになれば嬉しいです。これからどうぞよろしくお願いします!

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芦田央(DJ GANDHI)


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