見出し画像

つるうち家の温泉日記 その1「伊豆熱川」

突然ですが温泉についての日記を始めます!

きっかけはシンプル、両親に「熱川と伊東のおすすめの場所教えて」と言われたから。ひなびた温泉街が大好きな私たち夫婦は関東圏内の温泉にはかなり詳しくなってきていて、この町に行くならこの店とこの場所は絶対ハズせないっていう場所を網羅してきており、観光客におすすめ!みたいな記事にはまず載ってない超絶おすすめ店とかも知識にストックされてきています。

コロナ渦で今後当分大変な思いをするであろう大好きなあちこちの温泉地。何度でも行きたいあの町この町の経済が止まることなく回ってほしいので、この記事を読んだ人が思わず「次の休みにふらっと行ってみようかな・・」となったら嬉しい限りです。

画像1

では早速、今回はだいだい大好きな伊豆熱川の素晴らしさ、美味しいお店などを紹介します。

まず、伊豆熱川駅ってどのへん?という方。ざっくり言うと、東京から踊り子号に乗って熱海から更に30分くらい先、トータル2時間ちょっとくらいで着きます。NAVITIMEなどで見ればいろんな行き方がありますが、私たちは踊り子号が大好きでなるべく長く乗りたいのと、駅弁を食べるのが大好きなので、わざわざ東京に出てから一本でびゅーんと伊豆熱川を目指します。

画像11

↑この懐かしいシンプルなサンドイッチが大好き!

ちなみに踊り子号は時間帯によってはめちゃくちゃ高い踊り子号に当たることがあります。2020年に誕生した「サフィール踊り子号」という鉄オタが大好きな超豪華列車があるんですけど、普通の踊り子号の倍ぐらいで一人8千円とかします。ワクワクして張り切りすぎていつもより1時間早い踊り子号に乗ろうとしたら値段聞いて目ん玉飛び出したんですが、夫のお誕生日だし・・ということで思い切って乗りました。結論、最高でした。なんと席が横並びで3席(2席+1席)しかないんですよ。で、めっちゃ足元が広い。リクライニングには上下に動かせる枕までついてて、4号室の眺めの良いカフェでビール飲んだりできます。特に鈍行列車とすれ違うときに子供達がキラキラした目で手を振ってるのに上品に手を振り返したときなんか完全に貴族の気持ちになります。

画像2

とはいえ、昔ながらの窓を手動で開けられるような踊り子号もやっぱり大好きだし圧倒的に安いので、次回からは高くない踊り子号で行くと思います。検索の際「サフィール踊り子」と出たら強制的に高級グリーン車になるので気をつけておいてください。

で、踊り子号に揺られ、左手に開ける海の圧倒的な開放感に癒されながら駅弁食ったりウトウトしてたらあっという間に伊豆熱川。降りたときはその「何もなさそう感」にビビるかもしれませんが、大丈夫です。平日のガラガラの時に行っても、熱川は十分に楽しめます。ここからは一気におすすめの場所、お店を紹介していきます。

画像3

まずは伊豆熱川のほぼ唯一の観光名所、バナナワニ園。これはマストです。行けばわかります。すっげー素朴で奥深くて見たこともない植物、大量のワニ、大量のレッサーパンダ、孤独な可愛いマナティ、フラミンゴ・・園が三つのエリアに分かれていて、すごいボリューム。なんだかんだ3時間は余裕で楽しめます。グッズもいちいちかわいい。バナナソフトクリームはすごく美味しいけどめっちゃボリュームあるから要注意。とにかく私たちはもうバナワニの虜です。絶対に再訪します。なのでみんなバナワニにお金落としてください。

画像4

<熱川バナナワニ園>

営業時間 9:00~17:00 最終入園 16:30
定休日 年中無休
駐車場 無料(大型バス 10 台 / 乗用車 150 台)
おとな  1,800円/こども 900円 (4歳〜小学生)/ 4歳未満無料

あとは私が必ず立ち寄るのは銭洗弁財天さんです。全国各地にいろんな弁財天さんがいますが、私はここの弁天様のお顔が大好きです。とっても可愛いの。弁天様にお湯かけすると「あ〜きもちいい〜」って言ってる気がする。お金も忘れず洗うよ。

画像5

ホテルは特にこだわりはないけど、とにかく海が好きなので、駅から急な坂道を下っていくとすぐに見えてくる海沿いで、オーシャンフロント&掛け流し温泉ありのとこを選びます。晴れてる日は伊豆大島を一望できて、月のきれいな夜にはムーンロードも見れたりする。それはそれは綺麗なんです。防波堤から海見ながらビール飲んだらもう最高。

画像6

あ、ちなみに海沿いにはコンビニ?が一件だけあります。コンビニと言ってもコンビニという名前がついてるただの商店です。18時半には閉まります。グーグルマップで唯一表示される熱川駅近くのファミマは実はめっちゃ坂の上で歩きだと到底たどり着けないようなとこにあります。なので電車で来る人は駅の売店か川口を頼るしかないです。この不便さがまた楽しいのよ。

その川口のすぐ隣に、地元民に愛されまくってる中華屋さん「餃子軒」があります。昔ながらの中華屋さんですが、餃子の美味しさは特筆。おっきい立派な餃子なんだけど、皮が本当に美味しい。とにかく餃子頼んでおけば間違いないと思います。エビチリもとても美味しかった。うめー!と二人で叫んでたらお母さんがニコニコと話しかけてくれました。

画像7

更に片瀬白田寄りのほうに歩いていき、大きな橋を渡ったすぐ左手に見えるエメラルドグリーンのお店「美ずき」。ここ、大本命です。この店がある限り熱川では美味しいものが確実に食べられます。店構えやメニューを見ると「?」となるところもあるんですよ、内装は洋風だし、刺身やフライの中に突然ベトナム風春巻きあるし。でもね、これがマジで、何食べてもぶっ飛ぶくらい美味しいんです。

画像8

平日の早い時間にも関わらず、地元の人がひっきりなしに訪れていました。刺身の盛り合わせはとっても新鮮、名物のエビフライはでっっかくでぶりっぶりで最高しかない、ベトナム風春巻きも超絶品、とろサバの一夜干しはありえない大きさと脂のノリ、もう昼も夜もここでいいか?となるくらい美味しいです。お願いだから行ってみて!と言いたくなるお店です。食べログだけ見てたら出会えないよ。本当に出会えてよかった。

あともう一軒。これはバナナワニ園のすぐ近く。古い古い、とっても素敵な食堂「うめや食堂」です。店入った瞬間気持ちの良い空気が流れています。お刺身類もボリュームたっぷりで美味しいんですが、何に感動したかって、お漬物や惣菜が美味しい。ぬか漬けもらっきょう漬けもマグロの角煮も最高に美味しい。と思ったら、向かいの「うめや売店」で売ってました。うめやのおばあちゃんが毎日漬けて販売してるそうです。らっきょうを買って帰りましたが、らっきょうってこんなに美味しかったんだ!と目から鱗でした。

画像9

ふう、すごい勢いで書いてしまいました。本当はまだまだ書けるけど、読む方も疲れちゃいそうだから今回はここまでにします。

熱川って決して派手な観光地ではないんですが、上記のお店や観光地、豊かな温泉、そして眼前に広がる海、背中には大きな山、その辺を流れる川から湯気が立っているまさに「熱川」な風景、なんかねえ、なんとも言えず大好きなんですよ。ゆっくりとした時間を楽しみたいとき、ぜひ行ってみてほしいです。

画像10










この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?