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私たちはどうイキるか

文学フリマ広島まで、残り約一週間。
本日2月17日、土曜日。
あと8日後の2月25日(日)には、我々は広島にいる。
嘘でしょう?
ついこないだまで「あけおめ、ことよろ」とか言ってたくせに。
光陰矢の如しとは言うけれど、せめて矢じゃなくて紙飛行機くらいに速度を落としてくれないものだろうか。

文学フリマ広島は、規模としてはこれまで私たちの出たことのある東京や大阪ほど大きくはない。それに加え駅から会場まで少し距離があるため、おそらく会場の近隣の人と出店している人たちが主なお客さんになるのではないかと思っている。
X等でのSNSの盛り上がりも、大都市に比べればややこぢんまりした雰囲気。

だからどのくらい宣伝を頑張ろうか、本は何部持っていこうか、その目安を決めかねていた。
仲のいいnoterさんたちも出店しているから「みんなで盛り上がっていこうぜイエーイ」がメインでもいいんだけどさ。
でもせっかく出るのだ、なるべく多くの人に自分の作品を手渡したい。

しかも今回、私たち「つるるとき子書店」はブース運が冴え渡っている。
ブース番号はB-07。
ゴロ合わせ職人のKaoRuさんが瞬く間に「秒な!(BょO-7)」と覚え方を考えてくれた。
「秒な!」の名に恥じない、なんと入口から秒の距離に我らのブースがある。

文学フリマ広島配置図

こんなラッキー、そうそうない。
このチャンスを最大限に活かすべくとき子さんとそんな作戦会議を兼ねて通話していた折、はたと思いついた。

WEBカタログで、イキろう。

WEBカタログは各地の文学フリマごとに出店者情報がまとめられたもので、150字の出店者紹介のほか、アイテム情報の登録などができる。
いつもは出店者紹介の一文目に「note友だちのつる・るるるととき子がエッセイ集を販売」と書いていたけれど、今回はもう一歩イキってみよう。
うひうひと相談し合って、できた紹介文がこちら。

noteの公式・非公式コンテストで数々の賞を受賞しているつる・るるるととき子が、エッセイ集を販売します。つる・るるるは『春夏秋冬、ビール日和』『「お邪魔します」が「ただいま」になった日』、新刊『羽ばたく本棚』を、とき子はめでたく重版した『なけなしのたね』と、新刊『にじいろの「はなじ」』を販売します。

WEBカタログより
イキったWEBカタログ

初っ端から受賞アピール!
どう考えてもイキりすぎである。
だが大半の人が私たちのことを知らない状態なのだ、このくらいはお許しいただきたい。
絵やゲームのような好みがパッと見で判断できる場合と異なり、文章は好悪を即時に判断するのが難しい。
こちらの熱い宣伝に根負けして作品を買ってくれる稀有な人もいるにはいるけれど、できれば少しでも安心して買ってほしくって。
賞という客観的な評価を用いて「作者はたま~に力量を認められてる人ですよ」とアピールすることで、どのくらいお財布の紐をゆるめてもらえるのかはわからないけれど。

そんな思いで、イキってみたのだ。
これが吉と出るか凶と出るかは当日を終えるまでわからない。

ついでに、もう一点イキらせてほしい。
私は文学フリマ広島の前日、とき子さんとき子さんの娘さんとともにとき子さんのお友だちの家に泊めてもらう。
一文のなかで「とき子さん」と3回書いてしまい、もはやとき子祭りといっても過言ではない様相を呈している。
文学フリマ東京のときには、とき子さんとワイワイ販売できて楽しかったことを「とき子さんの友だちという特権」と書いたけれど。今回私はこの友だち特権を乱用して、とき子さんのリアルなお友だちのおうちに泊めていただくこととなった。

私ととき子さんのお友だちを繋いでいるのは、「とき子さんの友だちならきっといい人」という思いのみ。それでも「泊まっていいよ!」と言ってくれるとき子さんのお友だちの心の広さが尋常ではない。お友だちに「友だちの友だち」、すなわち彼女にとってはまったくの赤の他人を泊めてもいいと思わせるとき子さんの人徳も尋常ではない。
なんだろうこの、たとえ私が人間に化けた鳥類であることがバレても「あ、人じゃなかったんだ~。でもとき子さんの友だちならOKよ」って言ってもらえそうな安心感。

話を文学フリマ広島に戻すと、お客さんとして来てくれる人はほぼ100%不明であるものの、交流のあるnoterさんは東京、大阪に負けず劣らず出店する予定なのだそう。
以下、ブース順にご紹介。

「にじいろライブラリ」のジェーンさん、穂音さん(B-30)

「もも商店」のうめおかかさん(E-30)

「溺れる猫と針の生えた鼠」のカナヅチ猫さん、皐月まうさん(E-33〜34)

「守屋SHIGE美」SHIGE姐さん(G-06)

もちろんこのほかにも気になっているブースはたくさんある。
東京や大阪のときは人が多すぎて結局事前予習した目当ての本だけをわーっと買い集めてすぐさま自分のブースに帰還、みたいな買い物になってしまうけれど、広島ではおそらくゆっくり各ブースを見て回れるはず。
これまでの文フリでは出店者として一日中わさわさしていたけれど、今回は読者としてものびのび楽しめそうだなぁとひそかに心躍らせている。

それでは来週お会いできるみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!

文学フリマ広島6
開催日:2024年2月25日(日)11:00~16:00
開催場所:広島県立広島産業会館 東展示館 第2・第3展示場
ブース名:つるるとき子書店(B-07)
入場料:無料

なんと、とき子さんが動画も作ってくれました!


このポスターが目印

お品書きはこちら!

とき子さんの意気込みはこちら!

※見出し画像は『羽ばたく本棚』の裏表紙、編屋さつきさんのイラストです。

追記!
とき子さんの最新記事もアップされました!
楽しくユニバ行ってらっしゃい!!


お読みいただきありがとうございました😆