マンション広告の美しい「路線図」デザインを鑑賞するnote 〜関東編3〜
鉄道会社の公式の路線図がある一方、新築分譲マンション広告として独自に作成されている、アクセス訴求を目的とした美しい「路線図」。そんな路線図のデザインに着目しただ鑑賞するnoteです。
このシリーズも関西編1つ、関東編2つと来て、4本目になります。今回はかなり独自性のある路線図2つと、お手本のようなシンプルな路線図1つを鑑賞していきます。
ちなみに前回はこちら
新たな路線図表現 アクセスマトリクス〜グランリビオ芝大門〜
日鉄興和不動産株式会社 が都営浅草線・大江戸線「大門」駅 徒歩3分の地で分譲する「グランリビオ芝大門」。3駅6路線による各方面へのダイレクトアクセスが訴求ポイントの物件ですが、路線図の表現も今までにないぐらい独自性のあるものになっています。
3駅6路線ということで、6路線であることを活用して六角形のアクセス時間の表現に落とし込んでいます。もはや路線ではなく、マトリクスで所要時間を表すという工夫されたデザインになっています。
(引用:グランリビオ芝大門 HP 「アクセス」よりhttps://nskre.jp/shibadaimon/access.html)
情報を絞ったお手本スタイル〜プラウドタワー武蔵小金井クロス〜
野村不動産株式会社が、JR中央線 「武蔵小金井」駅 徒歩3分の地で分譲する「プラウドタワー武蔵小金井クロス」。
始発列車が設定されている武蔵小金井駅からの新宿、東京へのアクセスを訴求すべく、表現はほぼ中央線に絞っています。他の乗り換え路線は細線でかなり控え目にしつつ、特に強調したい中央線の情報をしっかりと載せる、まさにお手本のようなデザインですね。
(引用:プラウドタワー武蔵小金井クロス HP 「アクセス」よりhttps://www.proud-web.jp/mansion/b114170/access/)
ストーリーに沿った路線図表現〜パークホームズ横濱星川〜
三井不動産レジデンシャル株式会社が、相模鉄道本線「星川」駅 徒歩5分の地で分譲する「パークホームズ横濱星川」。
星川駅は相鉄線快速利用で「横浜」駅へ1駅5分のダイレクトアクセス。となると物件としては、横浜駅を起点とした各方面へのアクセスを訴求すべく、この物件の路線図はかなり独自性のあるものになっています。ストーリーとしては、まず星川駅→横浜駅→そして、品川駅や東京駅、渋谷駅へのアクセスという感じで、多様な路線を色使いによって同列で表現することで手段の多さを訴求しています。
(引用:パークホームズ横濱星川 HP 「アクセス」より https://www.31sumai.com/mfr/F1602/access.html#)
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