夫と二人、冬京都。世界で一番大好きな粟餅を食べに行きましょう
北野天満宮まわりのあんこ推し。
⚫︎澤屋の粟餅
「北野天満宮」に来たならば、「澤屋」の「粟餅」食べなくちゃ。
というか(これはナイショだけど)わたしは粟餅食べたさに、天満宮まで来てるでチュー。
むしろお参りはしなくてもいいカモ~。
「何を言ってるんだ。まずお参りするのが筋だろう」と夫に叱られ首根っこ掴まれ連れて行かれるヨ。素直にお参りいたしましょう。
⚫︎北野天満宮 伴氏社 ともうじしゃ
わたしが信じて参るのは、天満宮へ向かう参道の左手にある「伴氏社」。道真公の母君が祀られている神社でね、子どもの成長と学業成就の守護の神。ここに来ると心が落ち着き、荒ぶる気持ちも鎮まるヨ。わたくしが頼りなき受験生の母だった頃、母の心の拠り処として大いに頼った聖地でチュー。
2月の「北野天満宮」は梅が見頃で美しい。園内は様々な種類の梅が咲き乱れてとてもきれい。
同じ梅でも白かったり、なんだか黄色っぽかったり、ほんのりピンクから濃い紅色までいろんな梅があるニョだね。
とても華やかな花の宴に乙女は心踊らせる。
⚫︎北野天満宮 梅花祭 ばいかさい
天満宮は大賑わいで、お参りするにも大行列。明日は2月25日で「梅花祭」が行われる。
明日は絶対大混雑だから今日行こうと決めてくれた夫に感謝。「梅花祭野点大茶湯」は憧れだけど拝服券の頒布は終わってるし、明日だったらぜったいに粟餅食べ損なってたワ。
そしてこちらのお餅にも吸い寄せられて行くのでチュー。
⚫︎長五郎餅
天正15(1587)年、太閤秀吉が開いた北野大茶会で振舞われたというお餅。天正年間から400年!以上も続く名品で、毎月25日に限り境内に茶店が出店しいただくことができるニョだ。駅やデパートでも実は買えるし近くには本店もあるけれど、天満宮の境内でいただく喜びは譲れない。
「抹茶セット700円」「煎茶セット500円」。
まん丸なお餅がコロンと二つ。ちょいと小ぶりでお上品。薄くて柔らか滑らかな餅に、こし餡がくるりと包まれて、これはまさしく正統派「正しいお餅」という感じ。これは煎茶よりお抹茶のほうがピッタリ合いそうだ。200円をケチったわたしのばかばかばか。
⚫︎梅苑公開限定の御朱印
残念ながら直書きはしていただけなくて書き置き配布のみだけど、華やかなピンクの色紙には梅の花があしらわれ、これはこれで素敵でチュー。
2017年にここでいただいた「御朱印帳」が本日ちょうど最終頁。北野天満宮に始まり、北野天満宮に終わった華やかピンクの御朱印帳がわたしは大好きだったのよ。
でも御朱印帳ってすごく重いの嵩張るの。最低でも神社用と寺院用2冊は持ち歩かなきゃだし。最近どんどん加齢が加速、重たい荷物は持て余すわたくし足腰弱ってて、旅の荷物を減らすことが今の重要課題でチュー。ここらで終わりにしとくかな?うーぬ、決められないけれど、とりあえず今回の旅では新しい御朱印帳は買わなかった。
⚫︎名物たわらやうどん 「たわらや」一本うどん
あっという間にお昼時、夫に連れられ「たわらや」へ。北野天満宮前の通りを渡った路地の先にあるお店。戦後に休業されていたけど、もともと創業は江戸時代(享保年間1716〜1735)。古い町屋が風情ある建物で、レジの横に古井戸があってびびる(使われてはいないけど。蓋がしてあって閉じている)。
「名物うどん」は極太が一本どかんととぐろ巻き、お出汁の中に浸かってる。ほかに具などは入っていないこの潔癖な潔さ。添えてある摺りおろし生姜を投入するとなんともおいちくあったまる。ちょいと辛くて香りが強く、いいアクセントになる生姜ブラボー!
わたしは、梅の香うどんをば。
さっきからの粟餅→長太郎餅で腹いっぱいなところへ、さらに炭水化物追加ドドン。
我が家の京都は、いつだって炭水化物祭りでチュー。
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