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夫婦の釣り弁<シュウマイ弁当>

久しぶりに朝4時起きして弁当作りから始まった1日。

本日は、ピクニックが楽しめる釣り場 -国営の貯水湖- に行きました。
ここは街の中心部から程近く、湖のほとりに浮かぶバンガローレストランで食事を楽しむ人、ピクニックをする人、釣りをする人など多くの観光客でいつも溢れています。

釣りができるエリア

前回私がここを訪れたのは、確か5年以上前のこと。
久しぶりに訪れてみて、だいぶ様子が変わってしまっていました。

ここ数年で釣り人達が自分達が持ち込んだモノのゴミを地面にそのまま捨てていくことがかなりの問題になり、釣りができるエリアが定められ、そしてそのエリアがとても限られてしまっていたのです。本当であれば広々とした絶景の湖ですが、現在はその湖の10%ほどのほとりでしか釣りができなくなっていました。多くの釣り人がゴミを持ち帰らないのは何もここだけの話ではなく、タイの釣り習慣のちょっと悲しい一面です。

そしてその限られたエリア内で程よい木が生い茂り、木陰もあり、魚を釣りやすい場所には”釣りギャング”達が常に家族や友達、親戚を代わるがわる使い、毎日朝一番で場所取りをして所有化しているので、他のタイ人釣り人達は全く使えない場所となっていました。最近、SNSに上げるこの釣りギャング達のここでの釣り活動の投稿内容がひどくて炎上し、実際にこの場所に訪れるタイ人釣り人たちとバチバチ。これもまた残念です。

ただ、私達は今回この場所の様子を見るのを兼ね、ピクニックを兼ね、ついでに魚釣りも兼よう!という日だったので、そうなると楽しいものです。

釣りとは準備にお金も時間も結構かかるものですし、本当にいろいろなスタイルの釣りや楽しみ方があります。そして一度釣りに出かけると、数時間はそこで時間を過ごすことになることがほぼ。そうなると、その人の性格、人間性のようなものが出やすいものだなと釣りを知れば知るほど思うようになりました。

好きで結婚した夫ですが、付き合っていた頃より、結婚当初より、釣りを通して夫の考えを知るようになった頃から「あぁ、この人でよかったな」と思うことが多くなりました。


暑さをかまわないのなら、ピクニックには最適!


夕方に売り出されるシュウマイ

私と夫がピクニックに行く際に作るお弁当でお気に入りなのは

シュウマイ弁当。

しかもお弁当作りが簡単になるのも嬉しいことの一つ。
チェンマイでシュウマイは、昔から中華系移民の方達が作って街のあちこちで販売しています。そのほとんどが夕方になると蒸し器付きの屋台が出て、シュウマイと肉まんあんまんを販売。面白いのが、シュウマイは甘酸っぱい醤油タレと揚げニンニクをかけて食べます。
この”甘酸っぱい醤油タレと揚げニンニク”とシュウマイ、一度食べるとその美味しさにハマってしまいます。
もちろん醤油と和辛子も美味しいのだけれど、こちらもかなり美味しい!
あまりにもタレが美味しいのでシュウマイにたっぷりとつけたくなり、付いてきたタレが足りないことが多々あります。そんな時は自分で甘酢醤油を作って足してしまいます。
こうなると2種類のタレで食べるシュウマイが本当に本当に楽しいものです。

このシュウマイをピクニックの前日の夕方に購入し、冷蔵庫で保存して、翌朝の弁当に入れます。購入する際には「〇〇バーツ分ください。」と値段で伝えます。屋台の人に言えばタレと揚げニンニクを別にパッキングしてくれます。

シュウマイとタレと揚げニンニク、そして付け合わせの生キャベツも袋に入れてくれ、なぜに生キャベツ?と最初は思ったのですが、これがいい”箸休め”になるのです。シュウマイと生キャベツって、、、合う!そして、崎陽軒のシウマイではありませんが、こちらのシュウマイも冷めても美味しいのです。

シュウマイ(甘酢醤油)→ご飯→シュウマイ(カラシ醤油)→キャベツ→ご飯→シュウマイ(甘酢醤油)→ご飯→シュウマイ(カラシ醤油)→キャベツ→ご飯..見事なループです。

シュウマイ…エンドレス!

当日の朝は卵焼きを作ったり、野菜を切ったり、タレを詰めたり、そして朝の屋台で買うことができるものがあります。
今回は蒸した餅米とハーブ入りミニソーセージを買ってきてお弁当箱に詰めました。

卵焼きは多めの卵液で銅製の卵焼き器を使用して作ります。
銅製を使うと本当にフワッフワで、層が綺麗に焼き上がります。
二人だけのお弁当でも、多めに作ると形が綺麗にできるので、
お弁当に入らない分は味見用と夕食用にします。


今回のお弁当は釣り弁

  •  まずは漆塗りの曲げわっぱ弁当箱の底にキャベツを敷き詰める。

  •  昨晩購入したシュウマイを入れ、卵焼きを入れるが、冷たいシュウマイと朝作った卵焼きの間にきゅうりのスライスを入れて温度差があるものをなるべく密着させないようにする。

  • 朝買ったハーブ入りソーセージは卵焼きの上にちょこんと乗せる。

  • 蒸した餅米は、1人分づつ袋に入れ、手が汚れないように袋を直接持ちながら食べられるようにし、潰れないように竹弁当箱に入れる。

基本的に釣り人用のお弁当は、手を汚さず、一口大のおかずで簡単に食べられるものの集合体です。今回はお箸を使いましたが、どれもプスッと刺して一口で食べられます。前日に買って、翌朝には簡単にお弁当に詰められるシュウマイは釣り人妻の味方です。
おかずの彩は二の次。
ほぼ茶色弁当ですが、お弁当箱自体の組み合わせとひょうちゃんが目で楽しませてくれます。

シュウマイとひょうちゃん


シュウマイ弁当といえば崎陽軒のシウマイ!…の醤油差し「ひょうちゃん」。実家から送ってもらった(シウマイを買って食べてもらった笑)ひょうちゃんは、我が家のお弁当でタレ瓶醤油瓶で大活躍。

楽しみにしていたお弁当の時間。お弁当の蓋を開けると、そこには毎回キャラクターの違うひょうちゃんがいます。それがまたお弁当の時間をほっこりしてくれるのです。特にお弁当にシュウマイを入れる際には、ひょうちゃんを入れないわけにはいきません。

今回もシュウマイについてきた甘酢醤油と醤油を入れてお弁当に参加。
しっかりと魚釣りバージョンと魚を持っているひょうちゃんです。

関東圏にお住まいの方であれば、”集める”と意識しなくても自然と集まってくるひょうちゃん。
気がつくと私は70個のひょうちゃんを所有。年内には更に11個日本の家族から送られてきます。
赤い調味料入れには、餅米用の胡麻塩とシュウマイのタレ用の揚げニンニクを入れました。
ひょうちゃんに入れてきた甘酢醤油を揚げニンニクの器に投入。
そこにシュウマイをトプンとつけます。シュウマイを丁度1つ入れられるサイズ。

釣り結果と掃除

さて、本日の釣りでの収穫ですが、

午前中10時ごろに釣れた1匹

こちらの25cmのお魚”タピアン”1匹でした。
骨が多い魚ではありますが、タイ人に大人気のお魚。
骨ごと油で揚げるのが一番美味しいようです。
この日は風のない、物凄い猛暑で人間も魚も日陰に退避です。結局この釣りエリアで釣りギャング以外では私たちがこの1匹を釣り、他は皆ボウズ。私たちは午後5時半には退散。トロピカルな環境であるタイでは、自然環境での釣りでは、涼しい時間の午前中そして夕方から主に釣れます。この国営貯水湖は朝8時〜夕方6時までなので、特にここまで場所も限れてしまい、そして猛暑日には釣りは難しいかもしれません。

私たちといえば、ピクニックも兼ねていたのでいつものコーヒーセットにおやつ、久しぶりに作った自分弁当、しっかりと氷もパラソルも持ち込んでいたので、なかなか快適に過ごせました。

この日に限ったことではないのですが、私たちは釣り場やキャンプ地で他の人たちが残していたったゴミ(触っても大丈夫なもの)や捨てられた釣り糸の回収をして所定の場所に捨てて帰ります。所定の場所がない時は持ち帰ります。
その場所全体をやるわけではないし、”清掃運動”のようなことは決してしませんが、せめてその日自分達がお世話になった場所は綺麗にして帰りたいといつも思っています。
自分達のできることをできる範囲でやるのみです。

いろんな意味でやっぱりお弁当って、好きだな。



自分で作る場合の甘酢醤油だれと揚げニンニク

<材料>
・醤油
・酢
・砂糖
・ニンニクみじん切り

<作り方>
タレは、全て1:1:1の分量で合わせて混ぜるだけ。
揚げニンニクは、ニンニクをみじん切りにしたものをフライパンで良いので普通よりも少々多めの油でカリカリになるまであげる。
ちゃんと茶色くこんがりと色がつき、しっかりと”カリカリ”になったら、アクスクイでニンニクを取り出す。油を切る。

小皿に甘酢醤油を入れ、そこに揚げニンニクを入れて、
シュウマイをつけて食べる。

よかったらお試しください。

使ってみて初めて違いがわかった卵焼きフライパン。
銅製の威力を思い知りました。
ただの卵焼きが立派な1品になります。
本当におすすめ!


<Amazonのアソシエイトとして、[釣妻食堂]は適格販売により収入を得ています。>

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