子どもに生理の話をする、タイミングと伝え方

子どもに生理の話をする。どう話していいか、迷った時の参考になれば幸いです☺️

はじめに大事なポイントは

・大人側が話しづらい気配を出さない
・変に濁したりせずちゃんと話す
・子どもが聞いてきた時（関心を持った時）にちゃんと話す
・静かな環境で、時間の制約がない時に話す
（次の予定がない時や、寝る前などリラックスできる時）

我が家のケースをお話しします
（我が家は5歳ですが、6歳でも4歳でも3歳でも、タイミングはそれぞれと思っていただけたら☺️）

お風呂での出来事

昨日の出来事。忘れないうちにシェアしますね。

我が家は娘が5歳、いつも私と一緒にお風呂に入る習慣は赤ちゃんの頃から続いている

いつか一人で入るようになるのよね、と思いながら、まだその気配は見えませぬ（きっと突然その時が来る予感がしている）

生理の日、私は布ナプキンユーザーなので、つけ置きバケツをお風呂場に置きます

当然一緒にお風呂に入る時も、湯船につからずシャワーで済ますので

娘：「一緒にお風呂入ろう（浸かろう）よ」

私：「今日は入らないんだ。シャワーの日なんだよ」

娘：「えー！やだ！一緒に入りたい！！」

と渋る。

しかしその日はたまたまお湯を入れすぎてギリギリで止めたので贅沢お風呂。たっぷりお湯が入ってあふれそう

私：「お風呂入ったらザバー！！ってなるかもだよ」

娘、ちょっとそそられる
そして入った。笑
しかしギリギリでお湯はあふれない

私：「あ、あふれなかったね」

娘：「カカ入ったらあふれるかもだよ。カカも入って」

私：「いや、今日は入らないんだよ」

つけ置きバケツの水を変える

娘：「カカ！血。血のおしっこ出たの？」

私：「おしっこ... ではないけれど、血が出るよ」

そうだな、これを機会に話そうと思い立つ

私：「うーちゃん、今日はカカ血が出る日だから、お風呂に浸ると血が入っちゃうからシャワーで済ますね。後でちょっとお話ししょう」

娘、やっぱり渋るもなんとなく察したのか後で話すことに満足したのか、その場は治る。そうそう、こうも言っておいた

私：「うーちゃん、お友達や先生に血のことはお話しないでいていてくれる？「血」って聞いたら怪我したのかと思ってみんなびっくりするかもしれないから、心配させちゃうといけないからさ。」

子どもに生理のしくみを話す

夜、寝る前の時間に話すことにした

私：「うーちゃん、前に赤ちゃんはお母さんから産まれてくるってお話ししたよね」

ー

以前、赤ちゃんのことを聞かれたことがあった
娘がまだお腹の中にいた時の映像をスマホのアルバムから見ていたので、多分その影響。（お腹の中からバシバシ蹴ってお腹がボコっとなっている映像w）

娘：「赤ちゃんはお母さんのお尻から出てくるの？」

私：「お尻...うーん、そうとも言えるかな。お尻とはちょっと違うけど、まぁ、そう見えるかもしれないね。お母さんのお腹から、産まれてくるよ」

娘：「男の子も？」

私：「そうだよ。男の子も女の子も、お母さんから産まれてくるよ」

娘：「！！そーなんだ！」

（男の子は男性から、女の子は女性から産まれてくると思っていたのかもねw）

私：「お父さんからは産まれないよ。赤ちゃんは男の子も女の子も、みんなお母さんから産まれてくるんだよ。お父さんの体は赤ちゃんを産むようにできていないから、お腹も大きくならないんだよ」

そんな話をしたことがあった

ー

私：「お母さんには体の中に赤ちゃんのお部屋があって、いつでも赤ちゃんを迎えられるように、月に一度お掃除してきれいにするの。その時、いらなくなったものを血と一緒に外に出すんだよ」

娘：「女の子は血が出るの？」

私：「そうそう、男の子は血が出ないんだ」

娘：「そうなんだ！うーちゃんも血が出るの？」

私：「うーちゃんは、まだ出ないけど、大きくなったら出るようになるよ」

娘：「出ないの？うーちゃん大きくなったよ」

私：「あぁ そうか、えぇっとね、大きくなーれの話、あったじゃない」

バビブべボディという体の臓器についての番組でちょうど「下垂体」の回があって、脳下垂体は寝ている時に鍵（成長ホルモン）を出して大きくなる（背が伸びたり体が大きく成長する）それが「大きくなーれ」の鍵。
次に「大人になーれ」の鍵を出すと、女性の場合は胸が膨らみ腰回りがふっくらしてくる。と同時に「大きくなーれ」の鍵がもっと出て、もっと大きく成長する、という話。バビブべボディはわかりやすいので子どもも大人も楽しめておすすめ

バビブベボディ

私：「うーちゃんは今『大きくなーれ』の時だから、『大人になーれ』の時になったら血も出るようになるよ。今はまだ『大きくなーれ』の途中だから、大きくなることの方が大事な時なんだ」

娘：「そっか」

生理について、話した出来事でした。
話にくいことをどうやって話そうかと思った時に参考になれば幸いです☺️

もしスーパーやトイレで困った時の小技

ナプキン買う時「なにこれー！」と大声で言われてきまずいとか、トイレの時「血！！」と大声で騒がれて戸惑うとかw　そんな時（子どもが関心を持った時）に、ちっちゃな声で、さも大きな秘密のように「これは大事なことだから、後でお家に帰ってからお話ししたいんだ。いいかな？」と言うと、案外あっさりその場は静かに納得されるケースが多いそうです

困ったらお試しください♡

そしてお家に帰ったら、静かな時に（テレビは消して）他の家族がいない時に、たっぷり時間をとってちゃんと話してあげる。これも大事

話す時のポイント

ポイントは、大人側が話しづらい気配を出さない
変に濁したりせずちゃんと話す

子どもは純粋になぜ？どうして？と気になっているだけなので、如何わしいとか変な気を回さずに、 体の仕組みを教えてあげると良いです

性はジェンダーとかまた別の話になるので、「性」と「生理」は私の中で分けて説明することにしています。「性」についてもまた別の機会にちゃんと話したいと思っています。その時は、また娘が関心を持った時かな。「子どもが興味・関心を持った時」それが一番のタイミングなので、それがいつ来るかはわかりませんが、来たらまたシェアしますねー

幼児期の性教育

以前、幼児期の性教育についてのお話を聞きに行ったことがあって、それがすごく私の中で役に立っている

私が行ったのは山本絹枝さんのお話しでした

「幼児期の性教育」と聞くと、そのタイトルの響きの威力が凄くて「だ、大丈夫なのかな...?」とたじろぐのですが、これ、聞いた方がいい

私は娘が3歳の時に聞いて、本当に行っておいてよかったと心底思いました

特に男の子の親御さんは、すすめます。
なぜかは聞いたら納得してもらえると思う。
ここで書けないことが多すぎて詳しいことは言えませんが、もし男の子でも女の子でも、幼児でなくても、保育者さんやお子さんがいる方がもしそんな話がある機会があって、迷ったらとしたら、行っていいよ！行った方がいいよ！早めに！と「行く」一択でOKと言っておきます

モヤモヤが晴れると楽に、楽しみになります👍

もし先送りしていたら

「子どもが関心を持った時がタイミング」と書きましたが、もし自分の中でどう話したらいいか分からなくて「大人になったらね」とか「もう少し大きくなったらね」と先送りしていた方がもし読んでくれたとして、「あちゃー」「やっちゃたよー」と思った方がいたら、それでも大丈夫ですよと補足しておきますね。

「あの時『もっと大きくなったらね』って言ってたことなんだけどね...」と話してあげればいいじゃないですか☺️向き合ったらOKだと思うのです

今の時代、ネットで多くの情報に簡単にアクセスできる。話さないことで、先にネットの断片的な情報に触れると偏った理解が起こりかねない。そっちの方が、実は危うかったりもします。話さないことで「そのことは聞かない方がいいのかな？」と思われてしまうと、余計に話す機会がなくなってしまう。偏った情報に触れる前に、お家でしっかり話すことをおすすめします。トラブルを防いで子どもを守ることにもなるから

※

もちろん話し方は家庭でも人によっても違うし、それが正解でそれが不正解とかはないと思っているので、迷った時の参考程度の話と思ってもらえたらOKです。もしお役に立てたら嬉しいです☺️