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採用する側は何を考えている?

約一年前に転職を経験した。転職後、今度は自分が面接を受けるのとは逆で、採用する側に携わってみて、両方を経験した立場から、今回は採用する方の視点で書いてみる。

まず前提として、自分は人事部に所属しているわけではなく、事業部門の中で中途採用に携わった形だ。
よって、全社的な観点でこんな人材を求めているとか、将来の会社の成長に向けた人材計画など高尚なことはかけないので、前置きしておく。

事業部門の中途採用としては、当たり前だか、即戦力に近い人材を期待している。
ただし、即戦力だけに固執すると、良い人材を巡り会えないこともある。
あくまで採用は一期一会であり、お互いの縁やタイミングに左右されることも多い。

では、どのような観点で採用に望んでいるのか?
一つは、自部門に足りないものを補ってくれそうか?
スキルであったり、人材タイプであったり、中途採用なので、最低限のスキル適正は必要だが、今の組織の足りないところを伸ばしてくれる人材であれば、検討してみたくなる。

また、即戦力といいつつも、ポテンシャルにも魅力は感じる。すぐに、期待しているアウトプットは難しくても、後に、期待以上のアウトプットがだせそうな人材であれば、いっしょに働いてみたい。

では、どのようなところで、上記のような人材かどうか判断するのか?
面談の中で、今までの業務経験を説明してくれたり、更問いに答えてもらう際に、その経験した内容が具体的で、何を重視して仕事をしていたのかが分かる場面がある。
「このような仕事はしたことがありますか?」と質問した際に、
「はい、あります。これこれができます。」
とだけ言われても、こちらからは本当にどこまで出来るのかは正直分からない。
「どんなことに気をつけて業務を進めてますか?」とか、「どこが、難しかったですか?」などの追加質問をして、質問の答えに、具体性があり、苦労している姿や工夫しているところが感じられると、その人のポテンシャルが垣間見える。

何も背伸びをしろと言っている訳ではなく、苦労、工夫している点、自分の強みだと思っている点を、具体的に説明してもらえれば良い。

また、自社のどこに興味を持っているのかは聞いてみたいことの一つだ。
まだ入社してないのに分かるわけないだろ?
と言いたくなる気持ちもよく分かるが、別に正解を聞きたい訳ではなく、どこまで興味を持ってくれているのか?どんな仕事がしてみたいのか?などが分かると、第一志望なのか?自部門の仕事の内容と合うのか?の判断ができる。
入社後、思っていたのと違う。ということになると、お互いに不幸なので、自組織に合いそうか?カルチャーは合うか?という視点からも、質問をしている。

あくまで人事のプロではないので、採用側の一意見として、参考にしてもらえればありがたい。


個人として価値を認めてもらえるデジタルマーケターを目指してます。 プライベートでは、将来の田舎暮らしに向けて準備中。まずは雑木林を開拓しようと悪戦苦闘してます。 万が一サポートしてもらえたら、草刈りや木の伐採などの開拓ツールの購入に使わせて頂きます!