愛と金とプライド、そして生き様が詰まった作品(106/112)
『飛ばねぇ豚はただの豚だ。』
くぅ~ぅ。シブい!
ポルコ・ロッソって知ってる?通称「豚」
ちょっと小太りなおっさんで、仕事が出来て、負けず嫌い。クールぶってるカッコつけで照れ屋。ユーモアもあり、そしてイイ奴。ってもしかしたら、もうおいらより若いかも。。。っで今回はね。ちと紹介したい。ポルコの話を。
赤い飛行機で、空賊を狩る賞金稼ぎの豚の話。主人公は、シブかっこいい豚です。中年の豚です。イタリアのアドレア海が舞台でね。作中では、青い空と蒼い海が広がってるのよ。まぁ日本で言うと瀬戸内海みたいなもんです。
ジブリ作品の中では、あんまり人気が無いっぽい。子供向けというよりは、大人の男性向けと言うコアな作品じゃないかな。それに子供には、ちょっと話が難しいかもね。
あらすじはね、第一次世界大戦でイタリア軍のパイロットだった男は、豚人間となり、賞金稼ぎで生計を立てている。なんにも縛られることなく自由に。ただ一つを除いて。そしてある夏に起きたこと
って、感じかな。この話はね。愛と金とプライド、そして生き様が詰まっていて一番好きな作品。
空賊とか出てくるけど、作品の世界観はとっても優しいんだよ。
まず敵役である空賊。貧乏でケチな「マンマユート団(ママ助けて団)」序盤に船を襲い、お宝と幼い女の子達を誘拐するのだが「仲間はずれにしたらかわいそう」という理由で15人全人質に連れて行ったりする。
それが仇となり、豚に撃墜されるのだが、豚も飛空艇が沈まない最小限のダメージで再起出来るように手加減して、さらに金貨を半分あげている。その際は、マンマも「修理代でも残って良かったですね。」と言ってたり。
マンマユート団以外にも、空賊団はけっこうあって。みんな、ホテル・アドリアーノに通ってるの。ホテル・アドリアーノには、ホテルの経営者で歌手のジーナがいてさ。ジーナは、「飛行機乗りはみんなジーナに恋をする」と言われるマドンナなのよ。そして、ポルコの幼馴染。
彼女はポルコを待ってたりもする。とある賭けをして。
そして、ジーナは魔女で彼女の前では、悪だくみをする空賊も「店の50Km以内では、仕事はしないぜ!」っと大人をデレデレさせてしまう。空賊も賞金稼ぎもいい子にさせちゃうのよ。っで、ジーナは、エンディングを歌ってる加藤登紀子さんが声を入れてます。
このね。エンディングの「時には昔の話を」って歌がいい。切ないメロディーと歌詞が昔。学生時代、あーファミレスで時間潰してたなぁー。6畳のアパートで朝まで酒飲んだなー。失恋してたなぁー。あんま金無かったなぁー。などなど思い出すんですよ。
そして、疎遠になってしまった友達たちは、今どうしているんだろうなー?と青春を思い出させてくれる曲です。
最後の、
なんか、ちょっと潤ってきちゃう。みんな夢を持ってたし叶えたりしてるのかなぁ~なんてさ。
あー、でなんだっけ、そうだ、優しい話なんだけどね。ちょっと長くなりそうだから、また今度にしよう。
っで、この作品は、女性がすごく活躍する話でもあるんだよ。
書きたいことが、散らかって来たので、見どころサクッと書いて終わり。
『紅の豚』のみどころはね。
ライバルのアメリカ野郎とのどっちが最強の飛行艇乗りか対決、そして、若い設計師のフィオに焦がれられる恋、そして、ジーナとの愛、なぜポルコは豚になったのか?そして、ジーナとポルコの賭けの結末。
などなど、盛り込まれててるわけです。
あ~もぅ、色々と素敵!!特にポルコ!
そうだ、豚みたいな男を目指そうじゃないか!
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