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【写真展】30歳女性リワーク通いの日常 ~メンタルファイター養成所での奮闘記録~


こんばんは、多動と申します。
発達障害やうつ病で精神科通院をしている三十路女性でございます。

今日はリワーク通いの日常を計24枚の写真で紹介します。

今後リワークに行かれる方の参考になれば嬉しいです🥰



※目次①②は過去投稿の内容と重複しているので、「読んだことあるわ」って人は読み飛ばしてくださいね😌




①リワークとは



そもそもリワークって何?

そもそもリワークって何?という人も多いのではないでしょうか。

リワークとは「リターン to ワーク」の略称で、精神疾患を原因として休職している労働者に対して、社会復帰に向けた訓練を提供するプログラムのことを指します。
精神病院やメンタルクリニック、障害者職業センターなどで実施されています。

プログラムに応じて決まった時間に実施機関に通うことが、会社に通勤することを想定したトレーニングになります。
プログラムでは、軽作業を行ったり、再発予防のための指導を受けたりします。



リワークの利点

リワークの最大の利点は、再発リスクを下げられることです。
精神疾患、特にうつ病は再発しやすく、せっかく復職してもまた調子を崩してしまい再休職、というケースが後を絶ちません。
しかし、リワークに通うことで生活リズムを整えたり、セルフケアの力をつけたり、軽作業で仕事のウォーミングアップを図ったりすることで、再発リスクを下げることができます。




②リワークに通うようになった経緯



人間の形が崩壊、休職へ 

私は発達障害を持って生まれ、障害特性や生きづらさから、精神的に危うい日常を生きてきました。
長年の生きづらさの蓄積のせいか、20代後半の頃から心身のバランスが徐々に崩れていきました。
抗鬱剤、睡眠薬、鎮痛剤、漢方薬といくつもの薬を飲むことで職場で辛うじて人間の形を保ち、家に帰れば廃人になる生活を送るようになりました。

30代に突入したころ、薬を飲んでも、必死で大丈夫なフリをしようとしても、身体が言うことを聞いてくれず、職場でも人間の形を保てなくなりました。
まるで高熱があるような著しい倦怠感、呼吸や心臓や精神が圧迫されている感覚、そして身体の異様な重さには、どれだけ気力を振り絞っても抗えず、休職する運びとなりました。



リワーク通いを決める

休職してしばらくは、ひたすら家で横になって過ごしていました。
24時間のうち21~22時間は寝ていたように思います。
身体を縦にするのは、トイレとシャワーと最低限の家事をするときのみ。
何をしていても苦しさは消えなくて、楽になりたいあまり「誰か殺してくれ」と念じていました。

たくさん休んでうつ病の急性期が過ぎたころ、私は
「こんな地獄のような経験はもう二度としたくない!」という思いから
鬱病の再発防止に効果のあることを調べました。

「再発防止にはリワークが効果的」というのを知り、私はリワーク通いを開始。

リワークに通い始めたころは、実施機関に1時間いるだけでも、辛くて辛くて仕方ありませんでした。
精神的な不安定さが顕著で、リワーク実施機関から脱走して非常階段に避難し、座り込んで泣いていたこともありました(笑)

しかし少しずつ段階を踏んで作業負荷を上げていき、通い始めて数か月経った現在は、1日2~3時間程度の軽作業をこなせるようになりました。




③そこは「メンタルファイター養成所」だった


「鬱の再発は嫌だから」という理由で足を踏み入れたリワーク機関。

リワークは私の想像を超えた場所でした。
ひとことで言うとそこは「メンタルファイター養成所」だったのです。

ファイター=闘士。

精神疾患を持って生きる、というのは非常に難儀なことです。

ましてや今は健康な人でも生きるのが大変な時代です。
生産性や効率性が問われ、スピード感が求められる競争社会。
非正規雇用の増加。常態化する長時間労働。拡大していく格差。
税金も社会保険料も上がっているのに賃金は上がらない。

生き馬の目を抜くようなしょっぱいこの現代社会を、私達は精神疾患という荷物を背負ってサバイブしていかねばなりません。

リワークは、ハードモード社会で精神疾患を持つ人が死なずにやっていくためのサバイブ技術を叩き込んでくれる場所でした。



リワークでは

・自己理解すること
・障害受容すること
・援助要請能力を持つこと
・認知行動療法で思考回路を工事すること

を課せられました。

精神疾患に関する座学もありました。講義の内容はかなり本格的で、他の通所者さんが「ここは医大か…?」と呟いていました(笑)

精神疾患の人が使える制度や、関連する法律についても知恵を教授していただきました。 


また、何かあればすぐに死にたいという考えに逃げる私の甘ったれた根性も、リワーク看護師に叩き直していただきました。




④写真展 リワーク奮闘記録


前置きがすごく長くなったけど、やっと写真展です!!



リワーク手帳 こころの病気のリハビリテーション

リワーク手帳。看護師さんからもらいました。



精神医療の受給者証。ミャクミャクさんで可愛くしました。




かわいいミャクミャクのキーホルダー リュック 大阪関西万博2025公式マスコットキャラクター ゆるキャラ

毎日使っているリュックもミャクミャクさんで可愛くしました。



ルーズリーフがいつの間にかぎっしり。
わたしが通っているリワークは病院に併設されており、軽作業として病院の雑用をしています。
消毒や清掃の手順、ごみ捨てのルールなど教わったことを書き留めています。
また座学の内容や、看護師さんと面談で話したこともまとめてます。




座学のメモ①




座学のメモ②




座学のメモ③





座学のメモ④





リワークのスタッフが持っていた本。
過敏系ASDにとって有益な情報が書かれているらしく、興味を持ったので備忘として写真を撮らせていただきました。
一度書店で立ち読みしましたが、わたしには難解すぎる内容で買うのを諦めました…(笑)
いつか読解力がついたら読んでみたいです。




年明けにリワークで書初め。
今年の抱負を書くよう指示されました。
わたしは税金を滞納していた過去があり、もう二度と滞納しないように気をつけようという決意から、「納税」と書きました。

書初 納税

スタッフが書初めを掲示してくれたのですが、他の通所者の皆さんは「社会復帰」「有言実行」「前向き」「健康」「精進」など書かれていて、「納税」はかなり浮いていました(笑)




認知行動療法の記録。










「地球が爆発したらいいのに」と書いたら、なぜかウケました。
自分では日常的に考えていることなのですが、他の通所者さんからは「多動さんは発想が独特ですね!いいと思いますよ」とお褒めいただきました。

認知行動療法では、自分を生きづらくさせている思考ととことん向き合いました。
苦しい作業だったけど頑張りました!



家では認知行動療法で教わったことをWordにまとめました。

ミャクミャク おうち時間

まとめ作業を応援してくれるミャクミャクさん。




リワークへは電車で通っていたので、移動中は女性アイドルグループ「櫻坂46」の歌を聴いて士気を上げていました。

特によく聴いたのは、推しの井上梨名さんのユニット曲。

「on my way」
「ずっと春だったらなあ」







推しの井上梨名さん。スッキリした顔立ちをしていますが、複雑な内面を持っていて惹きつけられます。場を盛り上げるためなら汚れ役を買って出るようなところもあり、愛嬌いっぱいで周囲を笑顔をしてくれる素敵な女性です。




⑤写真展 プライベート編


せっかくなのでリワーク通いの日々の余暇時間の写真も載せます🥰




天王寺 イルミネーション クリスマス

自宅とリワーク機関の往復するだけの日々、友人が散歩に連れ出してくれました。イルミネーションの綺麗な公園を歩いて気分転換になりました。




リワークで体力を使い果たして片づけをする余裕がなく、部屋が荒れがちです。



医療費控除用の領収書がドッサリ。誰かが作ったExcel集計フォームをネットで拾って医療費を計算しました。



551の豚まんが食べたくなったので人に買ってきてもらいました。



海上保安庁とのコラボがかっこいい。




ミャクミャク 和諺愛護 笑顔 癒し おうち時間 ぬい活

私の癒し。和顔愛語、いつもにこにこ優しい笑顔のミャクミャクさん🥰



写真展おしまい。

お読みいただきありがとうございました❣️




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