自作ラノベを書く時に著作権や肖像権に注意が必要な単語(ナーフ(Nerf)、デスルーラ、マンデラエフェクト)語源を知らないで使うと危険な単語を辞典学者が解説
自作ラノベを書く時に著作権や肖像権に注意が必要な単語というものが、いくつかあるので、説明していきます。
<自作ラノベを書く時に著作権や肖像権に注意が必要な単語>
・ナーフ(Nerf)(主に、FPSのオンラインゲーム用語)
・デスルーラ
・マンデラエフェクト(都市伝説、サブカルチャー、パラレルワールド陰謀論など)(「マンデラ」が実在の人物名なので、肖像権などの関連でアウトの可能性があるので、自作ラノベを書く場合には、他の言い方を考えないといけない)
(1) ナーフ(Nerf)(主に、FPSのオンラインゲーム用語)
自作ラノベを書く時に著作権に気を付けないといけない単語で、語源を知らないとアウトの単語です。
「ナーフ(Nerf)」というのは、主に、FPSのオンラインゲーム用語で、ゲーマーの間で使われている意味合いは、
・「ナーフ(Nerf)」=「主に、課金ゲームの強すぎる壊れ装備が、運営がゲームバランス調整のために、弱体化してしまった」という感じの意味合いで使われます。
・「壊れ装備」の意味は、「ゲームバランスを壊す装備」の意味で、桁違いに強い装備の事です。
問題な事は、日本人ゲーマーだと、FPSのオンラインゲームなんかで外人が、「俺の装備が、Nerfされてしまった」とか言っているチャットの発言を、そのまま「ナーフ」=「弱体化」で記憶しているだけで、語源を知っていない事が多い事なのですが、これが、
・自作ラノベを書く時に著作権に気を付けないと危ない単語
というわけです。
語源は次の「ナーフ(Nerf)(HASBRO社の作っているスポンジの弾を撃ち出す玩具の銃)」の海外の玩具メ-カーのホームページを見るとわかりやすいです。
(ナーフ(Nerf)(HASBRO社の作っているスポンジの弾を撃ち出す玩具の銃))
https://shop.hasbro.com/en-us/nerf
「ナーフ(Nerf)」は商標のある商品名というわけなので、ゲーマーを題材にした自作ラノベを書く時に、ゲーマーの会話っぽく「ナーフされた」とかの言い回しを書いてしまうと、結構、著作権的に危なくなってくるという単語なわけです。
(2) デスルーラ
「デスルーラ」というゲーマー用語も、
・自作ラノベを書く時に著作権に気を付けないと危ない単語
で、
・「デスルーラ」の意味は、「ゲームで、わざと死亡して、「リスポーン(復活地点)」ポイントに戻る事で、タイムアタックを大幅にショートカットする手法」の事です。
著作権で気を付けないといけない箇所は、
・「ルーラ」という単語の箇所が、ドラゴンクエストのワープ魔法の名前なので、著作権がある。
という箇所で、これも、ゲーマーを題材にした自作ラノベを書く時に、ゲーマーの会話っぽく「奴は、デスルーラを使ったのか!」とか書いてしまうと著作権的にアウトになりやすいので、何か別の言い方を考えなければいけない。
(3) マンデラエフェクト
「マンデラエフェクト」は、主に、都市伝説、サブカルチャー、パラレルワールド陰謀論なんかで言われる概念なのですが、「マンデラ」が実在の人物名なので、肖像権などの関連でアウトの可能性があるので、自作ラノベを書く場合には、他の言い方を考えないといけない。
まずは、「wikipedia」の説明文を読んだ方が、どのような経緯で、これが言われるようになったのか?がわかりやすい。
((wikipedia)マンデラ効果、マンデラエフェクト)
https://ja.wikipedia.org/wiki/マンデラ効果
「マンデラエフェクト」というやつ自体の意味は、
・まったく現実でも、SNSなどでも接点の無い他人同士が、共通の、しかも「間違った同じ記憶を持っている」現象
の事です。
(「マンデラエフェクト」の例)
(1) ディズニーのアニメ映画『白雪姫』の中に、「鏡よ、鏡、鏡さん」というセリフがあったのを覚えている人達が、たくさんいるのだが、実際には、そのようなシーンが存在していない。
これは、自分の記憶でも、「鏡よ、鏡、鏡さん」というセリフがあったのを覚えているのですが、それは存在していないようです。
(2) 『天空の城ラピュタ』のエンディング(スタッフロール)の後に、短い後日譚が描かれているバージョンがあるという記憶を持つ人達がいる。
これは、自分の記憶でも、そういうシーンがエンディングの後にあった記憶があるが、スタジオジブリ自体が公式に、「そのようなシーンは作っていない」と見解を発表しているので、存在していない。
『天空の城ラピュタ』は、途中のシーンで、「主人公達が町の人々に再会して喜ばれる」シーンがあるので、どうも、その記憶と混ざって、記憶の混同が起きているようです。
他にも、ネット検索するとたくさんの例が出てくるものの、自分自身の記憶で該当するのは、上のシーンだけだった。
(「マンデラエフェクト」の概念が、都市伝説、サブカルチャー、パラレルワールド陰謀論へと派生した)
次の段階で、
・「マンデラエフェクト」の概念が、都市伝説、サブカルチャー、パラレルワールド陰謀論へと派生した
のですが、その意味は、
・「マンデラエフェクト」を体験した、「共通の似た間違った記憶を持った人達」は、パラレルワールドで世界線を移動してきたグループだ。
という都市伝説風の解釈がされるようになった。
これは、ゲームの『STEINS;GATE』シリーズなんかにそういうシーンも出てくる。
「世界線」というのは、パラレルワールドSFの考え方で、別の未来の可能性の線の方に、自分自身の選択が違っていたら進んでいるわけですが、「他人の選択」の結果、自分自身の昨日まで居た世界の風景、情景とはガラッと変わってしまっていた。みたいな状態を、「世界線を移動した」とSFでは言う。
現実に、そういう事が起きたと体感する可能性のある科学的な可能性としては、
・多重人格
・解離性障害(自分が自分であるという体感が希薄になる精神疾患)
・認知症
・何らかの投薬の影響で記憶が一部飛んでしまっている場合や、投薬が原因の幻覚を見ている場合
・ストレス過剰や、お酒の飲み過ぎで記憶が一部飛んでしまっている。
の状態だと、そのように感じる事は実際に起こりえる。
一方で、「自分では無く、それまで存在していた他人が、その存在ごと、次の日には社会から完全に消えてしまった」という経験をした人の例が、たまに、ミステリー番組で紹介されるが、それは、次のような状態のようです。
(解離性障害の症状の1つ。イマジナリーフレンド)
https://sanyokai-clinic.com/kokoro/5468/
この都市伝説の不思議体験の話は、前に、何かのテレビのミステリー番組で紹介されて、うろ覚えだが、大体次のような都市伝説だった。
という感じのミステリー番組だった気がするが、だいぶうろ覚えです。
この状態に体感がなる科学的な説明が、上に書いた、
・「イマジナリーフレンド」というやつで、「そもそも、その足りない友人1人自体が、イマジナリーフレンドと言って、この世に存在していない、その人の心の中にだけいる友人の幻覚」だというのが医者の解釈のようです。
場合によっては、「学校へ戻ってきてから後にいると感じている、友人達一行も、その全員が、イマジナリーフレンドの可能性もある」ようです。そうすると、「森へ探検に行った友人達一行の証言」と、「現実社会の学校の先生などの証言」とのちぐはぐな辻褄が合わない箇所は、全部、辻褄が合うようです。
「世界線移動」型の都市伝説は、ちょっと寒気を感じるホラーな話なので、雰囲気はいいのですが、先に書いたように、「マンデラエフェクト」という単語を使うと危ないようです。
このような感じで、
<自作ラノベを書く時に著作権や肖像権に注意が必要な単語>
・ナーフ(Nerf)(主に、FPSのオンラインゲーム用語)
・デスルーラ
・マンデラエフェクト(都市伝説、サブカルチャー、パラレルワールド陰謀論など)
という、いくつかの単語があって、自作ラノベを書く時に注意しておかないと、著作権や肖像権などでアウトになりやすい、いくつかの単語があるので、この概念を使って、自作ラノベを書きたい人は、何らかの別の単語や言い回しを考える必要があります。