#8　母親になっても、私は私の人生を歩く

当たり前のことを言っているようだが、子どもがいると、どうしても生活や思考が子ども中心になってしまう。

週末に遊びに行く場所も旅行先も、息子が喜びそうなスポットをピックアップ。

自分の服を買いに来たはずがいつの間にか息子の服を買っている。

スーパーで選ぶ食材は息子に食べさせたいもの。

そしてふと気が付く。なんでこんなに息子中心になっているんだ？と。息子といる時間は、息子に注がなければと思っている自分がいる。

息子のことは大好きで、愛しているけど、私は私の人生をしっかりと歩かなければいけないと、たまに立ち止まって思うようにしている。

私が好きなことってなんだっけ？

私が経験してきたことってなんだっけ？

私どんな風になりたいんだっけ？

自分の人生なんていつか息子が自立したときに考えればいいや、と思っていた時期もあった。

でも息子が隣にいる私のことも大事にしてあげなきゃいけない。

子どもがいるからと何かを我慢したり、自分のことを二の次にしたりするのは、一度きりの人生を考えたらめちゃめちゃもったいない。

息子が歩む道に伴走しながら、私は私の人生を歩くのだ。