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まだ誰も知らない、茶葉とマスカルポーネのマリアージュ

突然ですが、3月13日は1が3に挟まれているサンドイッチデーと呼ばれているのをご存知でしょうか?(正式なサンドイッチの日は11月3日で、ややこしいですが...)

生クリームと果物を挟んだフルーツサンドは定番になりつつありますよね。この生クリームにクリームチーズやマスカルポーネを混ぜると、より濃厚な味になるそうです。

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↑たとえばこちらの写真は生クリームに抹茶を混ぜていますが、クリームを何かしらのお茶味にできないか苦闘していたところ、遂に見つけました!
マスカルポーネチーズに茶葉を混ぜると、一瞬でお茶味のクリームができます!!

市販のチーズに混ぜるだけなので、生クリームのような面倒な泡立ても必要ありません。なぜ茶葉マスカルポーネが今まで流行っていなかったのか不思議なほど、簡単に作れます

そこで今回は、お茶味のチーズクリームにオススメの茶葉ごとに、サンドイッチの具をご紹介していきます。より手に入りやすいクリームチーズでも作れますよ!

茶葉のチーズクリームの作り方

🍃材料(作りやすい量)
 ・マスカルポーネチーズ(またはクリームチーズ):30g~
 ・茶葉:1g~(最大ティーバッグ1個分)
 ・はちみつ:小さじ1/2~
 ・塩:少々(お好みで)

茶葉はティーバッグの上から揉んだり、包丁やすり鉢で細かくしたりしてから混ぜてください!
硬い茎などは予め取り除いておくようにしましょう。

茶葉の量はお茶の種類にもよるため、少しずつ足していってください。1g以上入れるとお茶の味を感じやすくなりますが、茶葉の食感も強まります。気になる場合はマスカルポーネを足すなどして調節してください。

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左がクリームチーズ、右がマスカルポーネに混ぜたものです。クリームのなめらかさが違いますね。

クリームチーズの場合、水分が少ないため茶葉が開かず、お茶の味がしづらくなります。クリームチーズを使う時はより茶葉を細かく砕いたり、もともと茶葉が細かいティーバッグのお茶をお使いください!

マスカルポーネは水分を含むため、茶葉を混ぜてから時間が経つほど茶葉が開き、お茶の苦味も出てきます。すぐに食べ切れない場合は、多めにはちみつを入れるなどして事前に甘味を加えておくのもオススメです。
逆にクリームチーズは苦味が出づらいとも言えるので、お弁当などすぐに食べない場合はクリームチーズのほうがいいかもしれません。

以下では茶葉ごとに具体的なアレンジをご紹介します。茶葉による味の違いも面白いですよ!

【オススメ】三熟番茶マスカルポーネ

混ぜた瞬間にほうじ茶ラテのような味がしたのはこの組み合わせです。

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三年熟成した番茶を手炒りした三熟番茶は、ほうじ茶よりもコクがあり、多層的でありながらまろやかな味が特徴です。茎が少なく茶葉が細かいため、マスカルポーネに味が溶け出しやすいのも成功した理由だと考えられます。

ほうじ茶を使う場合は、包丁などでより細かく砕くか、太い茎などを取り除いてから混ぜてくださいね。

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はちみつや塩を加えて甘味を強めた三熟番茶マスカルポーネは、定番のフルーツサンド風アレンジがオススメです!
ただ甘いだけではなく、コクとお茶の爽やかさがあり飽きずに食べきれます。

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三熟番茶ならではのアレンジとしては、あんことの組み合わせがオススメです!
マスカルポーネやクリームチーズとあんこを組み合わせた和菓子も最近見かけますが、サンドイッチでも美味しさを再現できますね。

和紅茶マスカルポーネ

次は和紅茶でクリームを作ります。紅茶味のクリームを使った洋菓子などもあるので、味をイメージしやすいかもしれませんね。

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先ほどの三熟番茶と比べるとTSUNAGUTOの和紅茶は茶葉が大きいので、手や包丁でよく砕いでくださいね。茶葉自体はパリパリなのですぐに細かくできると思います!

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フルーツサンドはもちろん、紅茶とジャムを組み合わせたロシアンティー風もオススメです。市販のジャムや、果物を砂糖で軽く煮て和紅茶マスカルポーネの上に載せるだけ!

和烏龍茶マスカルポーネ

たかちほという品種のTSUNAGUTOの和烏龍茶は、よくある真っ黒な烏龍茶ではなく、黄色に近い透き通った色をしています。マスカルポーネの水分を吸うと多少茶葉の苦味も出てきますが、同時に茶葉が柔らかくなって食べやすくなるとも言えます。

この和烏龍茶マスカルポーネはかなりサッパリしていて、クリーム単体で食べるとちょっと物足りないため、はちみつを多めに入れてみてください。

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上の写真のように、パンに塗った後にはちみつを後がけするのもオススメです。ジャムもつけてみたりもしたのですが、ジャスミンティーのような華やかな風味と混ざって、なんだか新たなスイーツが生まれそうです...!笑

釜炒り煎茶マスカルポーネ

緑茶(特選釜炒り煎茶)とマスカルポーネも混ぜてみました。マスカルポーネの水分で茶葉が開き、苦味が出るスピードも早かったです。

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苦味以外の緑茶の風味が弱まっているので、味の濃いものと一緒に食べると負けてしまうかもしれません。ただし、サバのような臭みが気になる具材と食べるとちょうどよかったです。匂いが強い食材などを使わずに、自然に臭みを消せるのは嬉しいですね。

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クリームチーズと混ぜると水分が少ないぶん苦味も出づらかったのですが、お茶の味も弱いという結果に...。ただし、マスカルポーネとクリームチーズの両方とも、デザートよりはお食事系のサンドイッチに使えそうな後味です。

スイーツにも食事系にも使えるクリーム

これまでお茶味のクリームといえば、生クリームに抹茶を混ぜたものがメジャーでした。しかしほうじ茶や番茶味のチーズクリームがあると、スイーツの幅も広がります。和紅茶はもちろん、和烏龍茶味のさっぱり系クリームも新感覚でした!

茶葉を混ぜたクリームチーズはお食事系のアレンジに向いていそうですが、これはまだまだ研究の甲斐がありそうなジャンルです。

お湯をかけるだけではない茶葉の味わい方を見つけると、もっとお茶の楽しみ方が増えます。ぜひお好みのトッピングと茶葉クリームで、新たな組み合わせを見つけてみてくださいね!

W:矢島愛子

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