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ふるさと納税の返礼品で作る!胃に優しい茶粥とお茶漬け

あっという間に年末年始。忘年会や新年会など外食の予定が増える一方、お歳暮やふるさと納税の返礼品が色々届いて、家の中は食べないといけない物だらけ。でも胃は連日の飲み会で疲れている…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、胃に優しいお茶漬けと茶粥をアレンジしてご紹介します。具にするのはなんと、中の人が実際にふるさと納税をしてもらった返礼品!いつものお茶漬けより豪華です!笑

「お茶に合うかどうか」という視点だけで返礼品を選びました!

この連載史上最も食材にお金がかかっているnoteになりましたが笑、食材自体はスーパーでも購入できるものばかりです。
お茶で胃を労わりながら、せっかくのお歳暮や返礼品を美味しく食べましょう!

🐖生ハムと和紅茶のお茶漬け

お歳暮の定番でもあるハム。今回はその中でも、塩分と油分のバランスがお茶に最適な「生ハム」をお茶漬けにしていきます。

今回使ったのは、長野県飯山市の返礼品の「ハモンスノー」。「酒に合う、和食に合う、生ハム」と書いてあり、お茶漬けに向いている生ハムと言えるのではないでしょうか?!

ハモンスノーは一口大にカットされており、お箸では切りにくい生ハムも食べやすいためお茶漬けに最適。燻されているかのような深い旨味があり、追加の味付けは不要でした!薄味の生ハムを使う場合は、塩をちょっとだけ足してみましょう。

使ったお茶

生ハムに圧倒的に合うのは和紅茶。特にTSUNAGUTOの和紅茶の華やかな花香は生ハムとよく合います!お茶を生ハムにかけるようにして注ぐと、油分と塩分がほどよく溶け出しますよ。

お茶漬けに使うご飯をお茶で炊くのもおすすめです。

お米一合に対しティーバッグ1個が目安です

お茶ご飯に向いているのは特選釜炒り煎茶三熟番茶リセット茶などですが、和食に合うお茶であれば基本なんでもOK。詳しくは下記のnoteをご覧ください!

🐃和牛と和烏龍茶のしゃぶしゃぶ茶漬け

お歳暮やふるさと納税の返礼品で圧倒的人気を誇るのは、やはりブランドの和牛。産地の差はあれ、年末年始は和牛を召し上がっている方が多いのではないでしょうか?

今回は宮崎県川南町の牛肉を使……うはずが、人気すぎて発送が遅れたのか、このnoteの締切までに届きませんでした…!

しょうがないのでどこかしらの県の和牛を買ってきました

スーパーで購入した和牛で、文字通りお茶を濁します。いきなりnoteの趣旨が崩壊してすみません…

生の牛肉をご飯に載せる機会なんて普段無いので興奮します

しゃぶしゃぶ茶漬けという名の通り、生の牛肉の上に温かいお茶をかけていただきます。

お肉がほんのりしたピンク色に変わりますが、柔らかさはそのまま。トッピングとしてワサビは欠かせません!きざみ海苔やネギもあるといいですね。

牛肉のような何も味付けされていない食材でお茶漬けを作る際は、お茶に塩を小さじ1(2g程度)入れて出汁のようにしましょう。希釈タイプの白だしや醤油を混ぜても構いませんが、塩とお茶と薬味だけで食べた時が最も食材の味が活かせます。

少し手間をかけて、水出し茶に塩を少々加えて温めると美味しい出汁が作れますよ。下記のnoteもご参照ください!

使ったお茶

しゃぶしゃぶの適温は70~80℃以上と言われます。お茶を抽出している間に少し温度が下がることを考えると、80℃以上の熱湯に近いお湯でお茶を淹れる必要があります。そのため、高温で淹れると苦味が出やすい煎茶よりは、番茶や紅茶のような茶色いお茶や、中国茶を使うのがおすすめです。

今回使ったのはTSUNAGUTOの和烏龍茶。ジャスミン茶のような綺麗な黄色のお茶で、霜降り肉の油もほどよく落としてくれます。

🐟鮎の甘露煮の茶粥

お歳暮やふるさと納税といえば、粕漬けなどの味付けされたお魚も定番ですね。今回はその中でも、醤油や砂糖で味付けされておりお茶に合わせやすい「甘露煮」を使っていきます。鮎以外の魚の甘露煮でももちろんOKです。

こちらは三重県松坂市の返礼品で、「うおすけ」さんの甘露煮3種です。こちらの「元祖 鮎の甘露煮」は鮎を伊勢茶で炊いているそう。お茶漬けや茶粥との相性も期待できます!

左下にあるのは鮎の箸置き

醤油で真っ黒な甘露煮とは違い、塩気よりも甘さを感じる優しい甘露煮でした。身もほろほろして柔らかく、茶粥と一緒にサラッと食べるのに向いています。生姜と一緒に炊き込んだ茶粥に載せていただくのがおすすめです。

甘露煮はお茶漬けにしても美味しいです!

🍚基本の茶粥の作り方(和歌山・奈良風)

普段食べているお粥の上に載せても美味しい甘露煮。ですがせっかくのふるさと納税特集なので、和歌山や奈良で食べられている茶粥を作りましょう!

和歌山や奈良の茶粥は、水分が多めでサラサラです!

材料(2人分)
・生米:1/2合
・お湯:1000ml(700mlにすると水分少なめのおかゆになります)
・茶葉:ティーバッグ2個分(4~5g程度)
・塩:小さじ1/2〜(2g程度〜)
・生姜、ネギ、青じそ、胡麻などの薬味:お好みで

水分多めでサラサラとしているのが和歌山風の特徴です。これなら胃が疲れている時でも食べられそうですね。生米ではなく炊いたお米を使う場合は、煮詰める時間を短くします。

水700mlで作るとこのくらいの水分量になります!

作り方
1:生米とお湯、ティーバッグを鍋に入れ、強火で15分程度煮詰めます。生姜を入れる場合は千切りにしてこの時に追加します。アクは取り除いてください。
2:お米が柔らかくなったらお好みで薬味を載せて完成です。

このくらい勢いよく強火で煮詰めることでお米がかき混ざり、
粘りのないサラサラのお粥になります

使ったお茶

和歌山県や奈良県で食べられる茶粥は、ほうじ茶や番茶を使用します。三熟番茶で作った茶粥は間違いなく美味しいので、今回はあえてリセット茶を使いました!百姓番茶をベースに、黒豆やよもぎがブレンドされた和食に合うお茶です。胃も身体も疲れている年末にぴったりですよ。

👺明太子のお茶漬けと茶粥

ふるさと納税といえば、生の魚介類も大人気ですよね。イクラやホタテなど色々ある中で、今回は明太子にしました。(セットで付いてくるイチゴが欲しかったので…)

こちらは福岡県筑紫野市の返礼品です。明太子で有名な「ふくや」さんのレギュラー明太子は、そのままで食べると辛味は強め。お茶を注いだだけで味付けが決まるので、何も作りたくないような飲み会後や翌日にもぴったり。

お茶漬けには炙った明太子を。塩を足さなくても充分な辛味と塩気が味わえます。生の魚介類にはぜひゆず皮をトッピングしてみてください。このときかけた特選釜炒り煎茶との相性も抜群でした。

茶粥の場合は、明太子を加えながら煮てもOK。水分が多いので辛味が和らぎ、優しい味のお粥になります。

ゆずの代わりにバターを足したら、
元気な時にも食べたい贅沢な味になりますよ!

お茶で身体を休めていい年末年始を!

ふるさと納税で頼んだものがこのnoteの中になかった!という方は、過去記事のお茶漬けnoteもぜひご覧くださいね。

実は、牛肉以外にもまだ届いていない返礼品がいくつかあります…!それもまた来年のお楽しみですね。
「ふるさと納税の返礼品は来年届きます!」という皆様にも、ぜひ来年こちらのnoteを思い起こしていただきたいです。スーパーで買える食材も多いですので、お正月明けの日常でもきっと役に立つはず!

ほとんどの具材はお茶漬けでも茶粥でも美味しいです!

何はともあれ、今年も一年お疲れ様でした。お茶で胃と心身を休めて、皆さま良いお年をお迎えください。

12/28追記:A5ランクの和牛が届きました🥩

宮崎県川南町の返礼品の、ミヤチクさんの宮崎牛が届きました!こちらもしゃぶしゃぶ茶漬けにしていきます。

カタロースとウデスライスの2種類です!
お肉を二等分してもこのボリューム感。
お肉一枚で2人前作れました!

筋のない柔らかな肉質にプルプルの食感。脂で風味が増し、和烏龍茶をかけたことで、火が通り過ぎず柔らかさを保ったまま、適度に脂が落ちています。脂のコクと甘みで、和烏龍茶と少量の塩だけで大満足の一品に。

いいお肉をいつもと違う食べ方で食べたくなった時など、ぜひお試しくださいね!

2023年はどのお茶を飲む?占い気分で診断できます

W:矢島愛子

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