見出し画像

紅茶梅酒にチャイ梅酒?! 季節を楽しむ梅酒アレンジ

今年は梅雨の訪れが早いですね。梅雨といえば文字通り、梅干し作りや梅酒作りといった「梅しごと」のシーズンでもあります。

画像8

手作りするとすぐには飲めないものの、仕込む作業そのものや、数ヶ月待っている間も楽しいですよね。特に梅酒は初心者でも作りやすいのが特徴です。

その梅酒に、ティーバッグとスパイスを加えて漬け込むと、より美味しくなるのをご存知でしょうか?
紅茶で割った「紅茶梅酒」や、香辛料と一緒に漬けた「スパイス梅酒」はそれぞれ人気のアレンジですが、茶葉とスパイスを両方入れたら、名実ともに「チャイ梅酒」になります!

画像12

完成した梅酒に茶葉などを加えるだけなので、過去に作った梅酒市販の梅酒をお持ちの方は今すぐお試しいただけます!

基本の作り方から、チャイ梅酒だからこそ美味しい飲み方まで、順にご紹介しています。下の目次の中から、当てはまる項目をご覧ください!

✋これから梅酒を作る方(基本の作り方)

🍃材料(小瓶1つ分)
 ・青梅または完熟梅:250g
 ・氷砂糖などお好みの砂糖:100g~250g
 ・ホワイトリカー、焼酎、ブランデーなど好みのお酒:500mlほど

梅と同量の砂糖を加えるとしっかり甘い梅酒になります。甘さ控えめの梅酒を作りたい場合は、上の数値を目安にして減らしてくださいね。

画像2

青梅は1〜2時間ほど水に浸けてアクを抜きます。(6月頃に店頭に並ぶ完熟梅の場合はアク抜きが必要ありません。)

画像3

梅のヘタは竹串で簡単に取れるので、なるべく取り除いておきましょう。
洗った梅は清潔なふきんやタオルで水分を拭き取ります。下の写真のように、タオルで梅を挟んで転がすと一気に拭き取ることができます。

画像8

煮沸消毒した後しっかり乾かした瓶に梅と砂糖を交互に入れ、ホワイトリカーを注げば完成です。梅が全てお酒や砂糖に浸るようにしてください。

生の梅は毒性があるため、砂糖が溶けて梅の色が変わるまで待ち、3ヶ月経てば飲めるようになります。
梅酒が完成、もしくは市販の梅酒を用意したら、下の項目に進んでチャイ梅酒を作っていきましょう!


✋お手製または市販の梅酒をお持ちの方

梅酒は熟成させた方が味の変化が楽しめるので、数年単位で保管している方もいらっしゃるかもしれません。お持ちの梅酒を小さい瓶に分けて、少量からチャイ梅酒をお試しいただけるレシピをご紹介します。

画像5

茶葉だけ、またはスパイスだけを漬けると、それぞれ紅茶梅酒やスパイス梅酒も作れます。梅酒を小瓶に分けて数種類の梅酒を作るのもオススメです!

 🍃チャイ梅酒の材料(梅酒400mlに対して)
 ・和紅茶:ティーバッグ1個(茶葉3g)
 ・シナモンスティック:1本
 ・クローブ:3粒〜
 ・カルダモン:5粒〜

↑最低限の量だと、スパイスはほんのり香る程度です。スパイシーな味がお好きな方は多めに入れてくださいね。

画像8

その他、和紅茶以外にも三熟番茶など他の茶葉でもお試しいただけます。
特にヌクモリ茶の場合、三熟番茶をベースにシナモンやジンジャーなどのスパイスがブレンドされており、ティーバッグを入れるだけでチャイ梅酒になります!

茶葉とスパイスを加えた後、冷暗所で2〜3日漬け込めば完成です。もうお茶の味が充分出たなと感じたら、瓶から茶葉を取り除いて保管してくださいね。


✋チャイ梅酒の味が気になる方

左が和紅茶を加える前の梅酒、右が加えたものです。かなり色が濃くなっていますね!

画像1

飲んでみると、後味に和紅茶のフルーティーさと甘味が強く感じられます。TSUNAGUTOの和紅茶は「みなみさやか」という品種で、その特徴であるフルーティーな花香が梅酒とよく合っています。他の果実酒にも合いそうですね。

一般的に、茶葉に熱湯を加えると渋みや苦味成分が濃く抽出され、0度に近い水で抽出すると甘味が出ます。今回は常温のお酒で茶葉を抽出したため、苦味ではなくお茶の甘味や旨味成分が抽出されていました。

茶葉を加えた後に梅酒の瓶を冷蔵庫で保管すると、より低温で茶葉を抽出できそうですね。


どうやって飲むのがオススメ?🤔

チャイ梅酒はお茶の風味がついた梅酒なので、もちろんお茶割りにもぴったりです。氷を入れて飲んでもよいですが、温かいお茶で割って飲めばホット梅酒になり、身体も暖まります。

画像9

甘いお酒がお好きであれば、ミルク割りにすると、さらにチャイらしくなりオススメです。粉末のシナモンを振りかけると、見た目も味もよりデザート感が増しました!

画像10

梅酒に牛乳を加えると、お酢と牛乳を混ぜた時のようにフルフルした食感になります。これは、酢や梅に含まれる酸によって牛乳のタンパク質が凝固するため。
梅酒と牛乳の割合にもよりますが、飲むヨーグルトやラッシーほどのとろみがつきます。

画像11

牛乳を多めにすると酸っぱさが和らぎ、味も飲み口もまろやかになります。
とろっとした食感が薄まってしまうため、ミルク割りは氷抜きで作るのがオススメです。(梅の実は入れても入れなくてもOK)


今年はお茶を使った「梅しごと」を!

3ヶ月以上待って完成させた梅酒、せっかくならもう2〜3日茶葉を漬け込んで、さらに美味しくいただきたいですよね。

画像12

↑アルコールが苦手な方は、梅と砂糖だけを漬け込んで梅シロップを作り、お茶で割って飲むのがオススメです。梅シロップは冷たいお茶にも混ざりやすいので、アイスでもホットでもお飲みいただけます。
他にも、青梅は砂糖漬けや醤油漬け、甘酢漬けなど、調味料に漬け込んでも楽しめます。お茶請けやお茶漬けにぴったりですね。

また、上でご紹介したTSUNAGUTOの和紅茶やヌクモリ茶は、定期便だけでなく単品購入もできます。特にこの2種類はチャイ梅酒にぴったりなのでチェックしてみてください!

これから作る方や今年の梅酒はもう漬け終わったという方は、数ヶ月後に思い出せるようにこのnoteのブックマークをオススメします。
他の「梅しごと」をしている方々にも、ぜひシェアしてくださると嬉しいです!

W:矢島愛子

この記事が参加している募集

休日のすごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?