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検索エンジン、実は忖度しているのではないか説

こんにちは、行政書士の阪本です。
私事ながら先日誕生日を迎え、見事アラフィフの仲間入りを果たしました。毎年迎える誕生日に特にありがたみを感じたことはありませんが、今年は44歳で亡くなった父の年齢を超えたこともあって、少しだけセンチな気分になりました。

ところで記念日に贈り物をするという文化は、個人的には20歳までの年齢制にしても良いのではないかと思っています。かつて職場内で「くれるくれない」「返す返さない」の「バレンタインチョコ事変」が勃発した際も、翌年から「バレンタイン&ホワイトデー不拡散条約」を結んで切り抜けたことがあります。本来は「義理」や「御礼」であるはずのギフトが制度化してしまうと案外紛糾してしまうものです。お年玉問題しかり。

つまりはノーギフトノーリターン。誰も傷つけることのない優しい世界。そんな啓蒙家の私が本年度唯一望んだのがこちらです。

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多くの方からありがたく「いいね」を頂戴しました。SNS上でお祝いの言葉をいただいた方には、改めて御礼申し上げます。「いいね」は地球を救う。

いいねのサイン

さて、つかみのご挨拶はこれくらいにして今回はインターネット営業に関する投稿の番外編です。

弊所はインターネットを軸に営業活動を展開しています。すでに数回にわたり寄稿していますが、それなりの実績とノウハウは獲得しているものと自負しておりますので、「インターネット営業をわざわざ電話で勧誘してくる事業者」の皆さまにおかれましては、特にしっかりとご確認いただいて参考にしていただければ幸いです。(煽りと牽制)

試行錯誤のインターネット営業

思えばインターネット営業を本格化してから1年半、星明かりを頼りに手探りで暗闇を進むような道のりでした。(詩人)

なにせ真偽が定かではない情報が溢れ返るインターネット上で、情報ソース自体が又聞きだったり単なる持論だったりする中、何を道標にしていいか分からない迷い人状態です。先程「星明かりが〜」と表現しましたが、より正確には「大都会のネオン街で今宵胃に納める最高の一品を探す」感覚に近いものがあります。
まぁ私の場合は大体は「二郎系」に落ち着くわけですが。

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そうは言いつつも、結局はこれらの情報を自分自身がググって検索しているわけですから、この手法をみすみす見逃して営業に採り入れない策はありません。

「諦めたらそこで試合終了ですよ。」

心の中の安西先生がそうつぶやきました。そして同時に心の中の彼も動き始めました。

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出典元:荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」

そう、「考えるのをやめた」でおなじみの我らが究極生物カーズ氏です。

この思考は結構重要視していて、私がSNSから距離を置き始めたひとつの大きな理由ともなっています。SNSの情報の速さと拡散力には目をみはるものがあるのは確かですが、その分事実の正確性についてはどうにも不信感を払拭することができません。交流を図るという点においても絶大な効果を発揮するツールではありますが、ハマればハマるほど知らないうちに傾倒し、かえって視野を狭めてしまうことがあるという点はリスクヘッジとして押さえるべきポイントだと思っています。

考えるな。感じろ。

ちゃんぽんサイトと専門サイト

現在弊所ではメインのちゃんぽんサイトと2つの専門サイトを運用して営業を行っています。

ちゃんぽんサイトとか言ってしまえば聞こえは良くないのですが、要するに行政書士がメイン業務として手掛けることが多く世の中に1万種以上あるとされている許認可事業を特に絞ることなくメインサイトで紹介しているというお話しです。

他方、2つの専門サイトでは、許認可事業のうち、運輸系事業と海事代理士業に特化した情報発信を行っています。ちなみに現時点における各サイトの公開記事数の内訳は以下のとおりです。

①本サイト260記事
②運輸系サイト40記事
③海事代理士サイト48記事

本サイトが他の2つを記事数で圧倒しているのはカバーする範囲が多いことから当然といえば当然のの結果です。それでは検索順位や実務上のお問い合わせ数はどうかと言えば、ここでもメインサイトが他の2つを圧倒しています。

ここで私はある疑問にたどり着きました。「問い合わせが多いのはともかくとして、より専門性が高いはずの専門サイトの検索順位が伸び悩むのは一体何でやろ?」

そこで、ようやくインターネット営業も板に付き、少々の冒険をしてみても良いかなという思いから、少しリスキーな実験をしてみることにしました。

同じ記事を本サイトに投稿してみた

私が試してみたのは、専門サイトで公開していた記事を同じ内容のまま、削除せず移管の手続きも取ることなくメインサイトにも投稿してみるという方法です。

さすがにGoogle様から自らの記事を「パクリ認定」されるのは避けたかったので、緩やかにはリライトさせていただきましたが、投稿者は同一なので内容についてクオリティの差は生じていません。

で、これがどうなったかと言えば、、、

後発の記事であるにもかかわらず、同一の検索ワードで検索圏外から見事1ページ目に表示されるようになりました。いや、何でやねん!!!

このことが本稿のタイトルにもなっている「検索エンジン、実は忖度しているのではないか説」につながっている訳です。

SEOとは検索エンジンに対する影響力をつけること

このような実験を経て私がたどり着いた結論がこちらです。残念ながらインターネット上も実社会と同様に、「内容」よりも「誰の発信であるか」が優勢となる現実が存在しているようです。

考えてみればこれも当然のお話しです。毎秒毎分毎時似たような内容の記事が投稿される中で、検索エンジンはつど評価を下して検索順位を上下させているわけですから、いくら優秀なAIといえどその内容を完璧に精査しているとは思えません。「同じような内容であればそれなりに実績を有する方を優先させちゃうよね」という人間ぽいAIの本音が聴こえてくるような気がします。

たとえばWikipediaなんかが好例です。検索する際にはどのワードでも上位を占めるコンテンツの代表格ですが、その内容については結構眉唾物も多いのが実際のところでしょう。

昔整骨院を運営していた頃、「前日に見たテレビ番組」という同業他社よりも手強いライバルが存在していたことを思い出します。テレビ番組で「腰痛特集」が組まれた次の日には「腰痛博士」が院に頻出するというのが定番の流れでした。

いや、それ違うんやけど。。。

心中ではこうつぶやいていましたが、「何とか大辞典」やら「試してどうたら」には、影響力という点において随分と煮え湯を飲まされました。笑

逆にいえば、これがSEO対策の大きな攻略法ではないかと思います。時折インターネット営業についてコツを尋ねられることがありますが、「とにかく続けて周囲にもアピールして目に触れさせること」という体育会系丸出しのアドバイスをさせていただいています。

まとめ

検索エンジンは、どうやら「少年サンデー」方式を採用しているのではないかと思います。「少年ジャンプ」が厳しいアンケート制を採用し、かつて実績のあった大御所にすら安泰の地を与えないというのは有名な話しですが、サンデーは私の幼少期から変わらないメンツが今も変わらず連載を続けているという事実があります。

キン肉マン北斗の拳もジャンプで読むことはできませんが、タッチうる星やつらはサンデーで今も現役です。(作者が)

どちらが良い悪いかではなく、まずはある程度のラインに乗らなければ話しにならないのはどこの世界でも同じです。移り気の多いGoogle様のご機嫌にはいまだ右往左往させられますが、これからもできる限り良好な関係性を築いていきたいと思います。(忖度)

最後になりますが、Google様におかれましては、本稿の釣りタイトルを見てご機嫌を損なうことがないよう宜しくお願い申し上げます。

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