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祖国 2024年6月25日(火) 西永福JAM 「建国記念日vol.1〜祖国(1)はJAM (6)の中に〜」W)猫田ねたこ/チーナ/sijima

先月初めて祖国を見た日の感想はコチラ⬇

祖国初の主催ライブに来ることが出来ました。
いいライブでした。

一般のお客さんも勿論いましたけど、ほとんどが関係者でしたね。
でも変な身内ノリもないし、私に気づいたバンド関係者の人達も気さくに話しかけてくれました。
なのでアウェイにならず、全然嫌な空間じゃなかった。
優しい皆さんに感謝です。

これだけ色んなライブハウスに通っているとお客さん側としても自分に合う箱、合わない箱が出てくるんですけど、西永福JAMは合う箱。
過ごしやすい造りに、スタッフさん達が演者さんやお客さんを大切にしてる所はものすごく雰囲気がいいです。

ただフロアがなんとなく汗臭いんですよね…。
それだけが残念。

anisoninちゃんはバレエやってたんですかね?聞きそびれてしまったけども、そんな動きでした。
しなやかに歌って踊るanisoninちゃんは異世界ファンタジーの住人かと思う程、現実と切り離したステージパフォーマンスをしてくれます。
そんな事ができる人って他にいるのかな?
曲もジャンルとか聞かれても、「え、祖国は祖国じゃん?」って答えるしかない感じです。
世界観が作り込まれてる。

顔も可愛いし、歌声も素敵だしホントに完璧。
anisoninちゃんを最初歌手と知らず「可愛い~友達になりたい」とナンパした私、さすがだわ。
見る目ある。

そしてこの日はベースサポートのナオトが高熱の中出演していました。
このナオトはSEQUOiAのナオトです。
自分でも連日のハードスケジュールに不安を抱えるストーリーズあげてた通りに、シズゴのサポートを終えたツアーファイナル翌日に高熱出したみたいです。

転換中のナオトに声をかける。

「ナオトー」

「おぉ!来てくれた」

「骨は拾ってあげるから全力でやりな、死ぬつもりで」

「Thank you」

軽いセンキューだった。
過去に大病したとかいう話を本人から聞いてたけど、詳しくは忘れた。「今は大丈夫」しか覚えてない。

SEQUOiAのライブでも体調悪い時あったのにタバコは吸いまくるしお酒もめっちゃ飲んでた。
心配なんてこの人には無用なものだとこの時悟った。
「大丈夫?」とか「無理しないでね」とかより「無理はしろ」がこの人には正解だろう。

終演後anisoninちゃんから、
「さっきのアレ、分かってるなー流石だなーって思いました」と笑われた。

「ゴメンなさい、知らない所で死なれるよりステージの上で死んでくれた方がいいなって思っちゃって」

「確かにその方が伝説ですよね」

「松田ナオトは伝説になって死んで欲しいですね」

字面にするとめちゃくちゃ酷い事を言ってた。
メンバーさんからしたら早々に死なれたら困るよね。
SEQUOiAファンの私からしてもそれはそうなんだけど。
松田ナオトがいないと困りはしないけどつまらない人生ではある。
だから死ぬな。

他のメンバーさんと話してる時も結果いいライブになって良かったと安堵の声。

「そういえば本人はもう帰りました?」と聞くと、
「いや、多分外でタバコ吸ってます」とメンバーさん苦笑い。

「さすがですね」

「ほんとに、さすがです」

帰りはどうしても喫煙所の前を通るのでナオトに帰る挨拶をする。

「ナオト大丈夫なん?」

「もー全然平気」

「死ぬ時は知らんとこで野垂れ死ぬよりステージの上で死んで」

「うん、任せとけ」

「任せたわ」

以前何の話の流れでそうなったのか覚えてないけど、
「俺もいずれ結婚する」みたいなことを言ってた。

「ナオト結婚に向いてんのかなー??」

「タカシ(SEQUOiAのメンバー)よりは向いてる」

「あー、確かに。ナオトの方が奥さんの事大切にしそう」

そこだけ覚えてる。
幸せにしたい人がいるなら、タバコを控えるなりお酒を控える、もしくは明け方まで打ち上げとかすんなよとは思うけど、もしその人がステージの上で死んで来いって言うタイプの人なら他人がとやかく言うことでもないか。

SNSは書くだけ書いてイイネくれた人の事はいっさい見ないんだけど、ナオト関連のポストに連続でイイネをくれた人がいたので気になってその人のポストを見てみた。
どうやらシズゴでナオトを見て一目惚れに近い感覚で大好きになったそう。
ナオトの事で毎日頭がいっぱいなんだそうだ。

ナオト、新しくファンになってくれたこの人のためにもまだ死ぬな。

生きろ。





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