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「チーズはどこへ消えた?」を読んで

先日小説を買おうとブックオフに立ち寄ると、1番目立つところにこの本が。
「電車の広告で見たことがある。有名な本じゃん。」と思い、裏を見るとなんと!
220円!
普段自己啓発本を読まない私ですが、表紙も可愛いし有名だし、、そんな単純な理由で購入しました📖

あらすじ

登場人物は2匹のネズミと2人の小人。
彼らは迷路をさまよい、チーズのある場所を探します。彼らは全員、大量のチーズがある場所を見つけますが、ある日突然その場所が空っぽに。ネズミたちはすぐさま次のチーズを求め、元々そうしていたように迷路に飛び出します。しかし小人2人はチーズがなくなったことを認められず、外に出ることも怖くてその場に何日も居続けます。ネズミが次のチーズを見つけた時には、小人たちはまだ空腹で苦しんでいました。
変化を楽しむこと、変化をシンプルに考えること、何かが急激に変化する前から細やかな変化に気づけるようアンテナを張ること、、、
などの大切さを教えてくれる一冊です。

感想

私は4人の中の誰に当てはまるだろう?と考えながら読み進めました。答えは、「ヘム寄りのホー」。
つまり、「現状を変えなきゃいけないと分かってはいるけど、後々のリスクを考えて怖くなり、一歩踏み出すのに時間がかかる人」ですね。
私は深く考えすぎたり、後々のことを計算しすぎて「やっぱやめておこう」となりがちな性格です。
なので、即決して動く人のことを「何も考えてない行き当たりばったりな人だ」と思ってしまうくらい。
しかし社会人になると、この生活は自分で動かない限り変わらないと実感しました。学校のように何かイベントが定期的に開催されたり、在学期間が決められたりしていないから。つまり、社会人こそ「自分次第」なわけです。
そんな中で臆病になり、現状に満足している私はきっと、
古くなっているチーズの味に気がつかない!(笑)
どんどん頑固な大人になっていくのだろうな、、と思うと怖くてたまりません。
この本で出てくる「チーズ」を、人生の色々なものに置き換えてみようと思います。例えば「今の仕事」「今の人間関係」「今の趣味」など。
少しでいいから、「今のチーズ」を目の前にしているときも、「次のチーズ」を探す準備をする。「今目の前にあるチーズが人生の幸せ」と思ったら、突然ある変化に対応できず、大ダメージを食らって苦しむことになりますからね。
そして、何か変化が起きたときは「了解。じゃあ次に向かおう」とサクッと動ける人になりたいなあ、と思いました。今後、複雑に考えそうになったらこの物語を思い出して「じゃあ新しいチーズを探そう」と自分に言い聞かせたいです。

読んで欲しい人

・何かに行き詰まっている人
・臆病になりがちな人
・変化を好まない人

すごくシンプルなチーズをめぐる話から、自分の人生に役立てるヒントを得ることができます。
ぜひ一度読んでみてはいかがでしょう☺️

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