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社会の一員になれるように頑張ってます

私は一級建築士ではあるのですが、建築オタクの方と話せるほど建築に詳しくありません。好きな作品などはもちろんあるし、試験前に必死に覚えたから多少は頭にあるけれども、この建物は「誰が作ったか」とか「〇〇風である」とか正直そんなに頭に入っている訳ではありません。

それよりも、私の建築の経験やその時その時真剣に考えた結果が、例えば階段の上り下りができなくなったお母さんを1階だけで暮らせるように作ったけど、出来上がったその新しい家がうれしくて毎日階段を上り下りするようになったというような出来事に立ち会えた時に、建築というものに関わってきて良かったなと思います。

それからあるとき私が栄養士であることを知った飲食関係の仕事をしている人が「このソーセージのたんぱく質含有量は?」などと急に質問をしてきました。「それはわかんないですね」と答えたら周りにいる人に「栄養士と言っているけれどもこんなことも答えられないんだよ」と言っていました。

基本的な含有量は日本食品標準成分表に載っています。ただしそれは100グラム当たりの量です。ただそれだって絶対ではなくて商品によって違います。その人が指さしたその商品のその量のたんぱく質の含有量なんてすぐにはわかりません。

それよりも「誰かに楽しく安全に食事ができる時間を提供できた」時や「子供たちに食について楽しく学べる機会を作るお手伝いができた」と感じた時に人生の中で栄養学というものを学べる機会に触れた時間を持てたことに良かったなと思います。

そうそう栄養学を学んでいたときのことですが、頭部周辺の色々な所の寸法を測り、そこから自分の脳みその大きさを想定するというようなことを授業の中でやったことがありました。
その結果私の脳みそって小さいらしいってこともわかりました(笑)

そんな私の小さな脳みそに全部納めるなんて無理なので、調べればわかることは外付けのハードディスクのごとく、アクセスして確認できるようにしておけば良いと割り切ることにしています。
頭の良さと脳みその大きさは関係ないので単なる言い訳なんですけどね。

なんだかもう「一級建築士」だとか「栄養士」だとか、そんな試験に受かればもらえる肩書なんてどうでもよくて、私が学んだことや考えたことが、社会の一員として少しでも誰かのくらしやまちを変え、明るい未来を創造できる人になりるために、日々精進できたらなと思う今日この頃です。

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