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図書館とつながった、世界が広がったー障害者サービスー

私は病気のため、障害者手帳を持っている。外出はままならず、1時間も出かけるとぐったりしてしまう。本は読めるので。読みたい本はたくさんあるが、高くて買えない。図書館は片道30分以上、遠くてたどり着けない。
ずっと本をたくさん読みたいと思っていた。

ふとしたきっかけで、図書館には障害者サービスがあることを知った。早速電話で問い合わせ、その電話で利用者登録と障害者サービスに登録した。
障害者サービスには私のように外出が困難な障害者向けに、自宅配本サービスがある。自宅配本サービスとは、借りたい本を図書館から自宅に届けてもらい、返却の際も自宅に本を取りに来てもらえるサービスのこと。読みたい本はホームページから予約ができる。

今まで図書館に行きたいと思いつつ、ずっと行けないでいた。病状が一向に回復しないからだ。図書館通いなど健常者にとっては何でもないことかもしれない。でも、外に出られない私には、公共交通機関も自転車も乗れない私には、限りなく遠い道だった。
こんな私にも図書館の門は開かれていた。図書館に行けなくても、図書館が来てくれるのだ。なんてすばらしい、素敵なサービスだろう。私も図書館の本が読める! たくさん本が読める! 図書館を利用できるのが、こんなに嬉しいなんて思わなかった。

これで図書館が利用できる! 何万冊という図書館の蔵書にアクセスできる。世界がひろがった。


お読みくださりありがとうございます。これからも私独自の言葉を紡いでいきますので、見守ってくださると嬉しいです。 サポートでいただいたお金で花を買って、心の栄養補給をします。