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エスパーでも無ぇくせに、全員から100点取ろうなんざ思うな

タイトルを見て、なんでべらんめぇ口調…?と思われた方がいるかもしれません。
特に深い意図はなく、いま読んでいる浅田次郎さんの本の影響です。好きなんです、浅田次郎さんの本。


さておき、今日はとある本を読んだ感想を綴ろうと思います。


書籍情報:書く習慣(いしかわゆき著)

この本を読んで私の中に浮かんだ言葉が、タイトルのそれでした。
私は本を読むのも、文章を考えるのも好きです。オフラインではどちらかと聞き役で、口達者な方ではないのですが頭の中ではいつも話したいことを文章にして唱えています。

そんな私ですが、noteを書く事に対してはずっと及び腰でした。アカウントを作ってから初投稿するまで悠に3ヶ月かかったし、初投稿を終えた後も
次の記事を投稿するのに散々時間がかかりました。

書きたくなかったんじゃない、書けなかったんです。読者の目線ばかりが気になって。

でもこの本を読んで、読者の目線なんて気にしていても仕方がないんだなと腑に落ちました。

だって同じ文章を読んでも受け取り方は人それぞれに異なるし、全ての受け取り手に気に入ってもらえる文章が何かってぐるぐる考えていても、絶対答えは分からないから。
そして誰からも嫌われない当たり障りのない文章は、裏を返せば誰の心にも刺さらないものだと教えられました。

私は普段から周りの反応ばかりを気にするところがあって、夫からも「誰からも100点をもらおうと思わない方がいいよ。」と諭されています。

そうは言っても自動思考的に周りの反応を予想してしまうんだもの…と内心呟いていたのですが、そんなことしてても時間だけが無駄に過ぎていくだけだよな、と納得しました。

私は自分の思いや考えを誰かと共有したくてnoteを書いています。
それなのに着飾った本音とは違う投稿をして、たとえそれに共感を貰えても心から嬉しいとは思えないだろうな、とも感じました。

むしろ自分が素直に心の内を晒して書いた文章に「めっちゃわかる!」って言ってもらえたらこの上なく嬉しい。

もう一つこの本から得た教訓があります。
それは、未来の自分に差し出せる手紙を今書いているんだという考え方。
人の評価に重きを置く私は、いいねしてくれる人が居なかったら投稿内容を消そうと考えていました。誰からも評価してもらえてないアウトプットなんて、載せてるだけ無駄だし恥ずかしいと思っていたからです。

でも、過去の手帳を読み返した時に、当時の気持ちが思い返されたり、当時は思いもよらなかった解釈が出来るようになっていたり、そんな経験が既にあったので、未来の自分への手紙という言葉はすっと受け入れられました。

これからは、noteを書くことへのハードルがぐんと下がりそうです。
未来の自分に宛てて書く手紙なら、あれこれ考えず素直な気持ちを綴れる予感もしています。

やっぱりわたしは、本を読むことも文章を書くことも好きです!






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