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乳酸菌飲料ミキ-レシピつき-

重ね煮薬膳×発酵でお料理を作らせていただいています。今は発酵食品はいろいろ作っていますが、中でも乳酸菌飲料ミキがお気に入り。

・お米とさつまいも…材料がシンプル
・発酵は常温、温度管理が不要
わたしは初めて作った発酵食品がミキでした。

ミキってなに?

奄美・沖縄の伝統発酵飲料です。奄美では米粉を使用したり沖縄ではさつまいもが使用されていなかったり、市販されているものは砂糖や黒糖が入ってとっても甘かったりしています。

ミキにには1ccあたり約1億個の乳酸菌が含まれています。(辨野義己先生)
乳酸菌・酵母数が1mlあたり1000万個あることも発酵乳の規格となるので、ミキは乳酸菌量が豊富と言えると思います。

元々は女性の神職が神事や催事に作っていました。それ以外にも各家庭で作られそれぞれの家庭の味があり、ずっと口承伝承してきたからこそ「こんな時に飲もう」という滋養食としても飲み継がれてきました。
先人の知恵がこもった飲み物です。
・お粥を発酵させるので消化が良い
・夏バテや回復食にピッタリ
・授乳中のお母さんの栄養補給に
・植物性で大豆や牛乳が体の負担になってしまう人も飲める
・胃腸の働きを助ける
・蠕動運動が活発になる、便秘解消
・腸内環境を良くする
・免疫バランスを整える
・ダイエットに成功
・腸内細菌バランスよく存在し、ビタミンの合成や吸収を行う
・そのまま飲んでも、料理やスイーツ作りにも使えます

カタカムナ(同じ音の言葉は同じ意味)において
ミ:実、見える(わかる)もの
キ:気、見えない(わからない)もの
ミキは見えないもの(菌)が見えるものとして現れたもの、その間
陰陽の融合
ともいうことができます。
まだまだカタカムナや古事記に通じる話もあります。

またミキには
プロバイオティクス:乳酸菌
プレバイオティクス(乳酸菌のエサ):食物繊維
両方含まれていることも魅力と言えます。

どんな風に飲んだり食べたりするの?

乳酸菌はピッタリくるものだと蠕動運動が活発になります。
オススメの飲み方は最初スプーン1・2杯を飲んでみてください。
・朝100mlくらいを朝食後や朝食代わりに飲む
・スムージーレシピにに加える
・プロテインを溶かす「牛乳・豆乳・水など」をミキに代える
・ヨーグルトの様に蜂蜜をかけて食べる
…がシンプルな食べ方
きなこと黒蜜をかけて葛餅の様にいただくのも美味しいです。
料理では砂糖やみりんの代わりに使ったりします。

ミキの作り方

材料

お米 500g
お水 2L
さつまいも 100g

作り方

①お米を洗って分量のお水と鍋に入れお粥を炊きます。
②お粥が炊けたら人肌まで冷まします。
 さつまいもの皮をむき、30分以上水にさらします。
 ※さつまいもの痛んでいるところはしっかり取り除いてください
③お粥が覚めたら、さつまいもを擦って②に加えよく混ぜます。
 さつまいもはお粥に加える直前に擦ってください。
④リビングなど常温におき、1日1回混ぜながら発酵します。
 夏:1〜2日
 冬:3〜4日
⑤発酵したら、冷蔵庫に入れ2週間を目安にお召し上がりください。

発酵の目安

ヨーグルトのような酸味、ヨーグルトのような香りがします。
プクプクと発泡することがあります。

ポイント

・冷蔵庫でも緩やかに発酵しています。
注ぎ口の小さい容器は内圧が高まって、口を開けた時に容器から噴き出ることもあるので、保存には広口の容器を使用してください。入れる量は満タンではなく7分目くらいまでです。
・出来上がったミキは米のつぶつぶが残っています。気になる場合はミキサーにかけると滑らかに飲みやすくなります。
・③のタイミングで「前に作ったミキ(種ミキ)」を大さじ3くらい入れると発酵が早く、また他の一般生菌より乳酸菌の発酵が多く起こるので、乳酸菌数が多く風味の良いミキに仕上がります。

ミキについてはこれからも書いていきます☺︎

ぜひ作ってみてください☺︎

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